知事からのメッセージ 令和7年12月1日

知事からのメッセージを紹介します。

令和7年12月1日のメッセージ 広報紙「県民の友12月号」掲載分

万博の感動を未来へつなぐ

 4月13日に開幕した大阪・関西万博は半年の会期を経て、10月13日をもって大盛況のうちに閉幕しました。
 県では、関西9府県で出展した「関西パビリオン」の中に「和歌山ゾーン」を開設、「和歌山百景-霊性の大地-」をテーマに、古くから伝わる和歌山の精神文化や世界に誇る多様な魅力を国内外に発信してまいりました。オープニングウィークには、「和歌祭」のメンバーとお神輿(みこし)を担ぎ開幕を盛り上げ、期間中は目標としていた30万人を超える約47万人の皆さんにご来場いただきました。
 また、「ものづくり」と「食」をテーマに和歌山の地場産業を発信するイベントを実施、地域単位での物産観光PRイベントを開催するなど、岸本前知事が掲げられた“県民総参加”との想(おも)いを引き継ぎ、県民の皆さんとともに万博を創り上げることができました。和歌山ゾーンへ週替わりや日替わりで出展・出演した個人や団体は約50組にも上り、これほど多岐にわたる方々が参加した取組は、関西パビリオン内でも類を見ないものでした。これらの方々にとってはかけがえのない経験であり、貴重な財産となったことでしょう。さらには、海外各国との交流を深めたり、新たな交流のきっかけもあり、今後の展開が期待されます。
 これらの取組を通じて、市町村、企業、地域団体など、多様な主体が連携し、本県の魅力を余すことなく、国内外に発信することができたものと手応えを感じています。今後も観光誘客やビジネス機会の創出、国内外の企業・学校等との交流促進に発展させたりと、和歌山がさらに注目される仕掛けづくりにつなげてまいります。

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