知事からのメッセージ 令和6年4月1日

知事からのメッセージを紹介します。

令和6年4月1日のメッセージ 広報紙「県民の友4月号」掲載分

新しい予算ができました。 夢と希望を県民に

 新年度の予算の目的は、すべての県民が生き生きと暮らせる「ウェルビーイング」な和歌山県を目指すことです。公債費や人件費、社会保障費が増加し、厳しい財政状況ですが、政策経費を15パーセントカットして、重点配分するなど、かしこいやりくりをしてメリハリのきいた予算にしました。
 まずは、子育て家庭の経済的な支援として小中学校の給食費の無償化をスタートさせます。本来、国の政策であるべきですが、要請しても政府が重い腰を上げないので、県の単独事業で行います。
 「熊野白浜リゾート空港」の滑走路を2000メートルから2500メートルに伸ばします。500メートル伸ばすことで就航機の大型化が可能になり、観光はもちろん県内産業の活性化にもつながります。年内にいろんな調査をして具体的な計画を作りながら、地元の皆さんとも十分に相談しつつ進めていきます。
 農林水産業の振興では、補助率を上げるなど林道整備の推進に本気で取り組みます。和歌山の林業再生のためです。農業の後継者確保のために、国の手当てがない分野にも県単独で補助金を出すことにしました。
 能登半島地震は他人事ではありません。トイレトレーラーや防災コンテナなど災害対応力を強化。脱炭素先進県を目指し、GXを推進。外国人材の受け入れ促進。教育面では、e-スポーツ推進のため高校の部活動を応援、不登校対策としてフリースクールの調査、近代美術館、博物館への小学生招待など県独自の取組みを始めます。その他の施策は、今月号の特集ページをご覧ください。
 県民の皆さんに夢と希望を届ける予算になれば幸いです。

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