知事からのメッセージ 令和6年1月1日
知事からのメッセージを紹介します。
令和6年1月1日のメッセージ 広報紙「県民の友1月号」掲載分
年頭のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
知事に就任してから、およそ一年が経ちました。この間、タウンミーティングを県内32か所で開き、草の根のご意見を聞くことからスタートしました。地域ごとに異なるさまざまな課題を拾い出し、県政の参考にさせていただいています。
昨年は、「障害者差別解消条例」の制定と「部落差別解消条例」の改正に取り組みました。同性パートナーによるパートナーシップ宣誓制度もスタートさせます。これらは、憲法13条に基づく幸福追求の権利がすべての個人に認められていることを実現するための施策の一環です。
多様性(D:ダイバーシティ)、公平(E:エクイティ)、包摂(I:インクルージョン)をモットーにいわゆる「DEI」を大切にしていきます。
昨年6月には台風第2号による災害により大きな被害が出ましたが、累次の補正予算で早期の災害復旧を行うとともに、国土強靱化や、防災・減災の事業を実施していきます。
県庁内に観光、地方創生、ワーケーション、子ども食堂、不登校などのワーキングチームをつくり、具体的な政策の提案と事業を行っています。
今年は引き続き、農業、林業、水産業など一次産業の活性化と観光産業の振興に加え、子育て世帯の経済的負担を軽くするための支援や創造的な人材の育成を図ります。さらに、脱炭素先進県を目指し、カーボンニュートラルに資する産業の振興や、循環型経済をつくるため、県民の皆さまや県内の企業との協働を進めてまいります。
新しい一年が、県民の皆さまにとって輝かしい年となりますことをお祈り申し上げます。