知事からのメッセージ 令和5年8月1日

令和5年8月1日のメッセージ 広報紙「県民の友8月号」掲載分

天災は忘れた頃にやってくる

 物理学者の寺田寅彦の言葉として、「天災は忘れた頃にやってくる。」と伝えられています。
 最近は、全国各地で地震が頻発し、気候変動のため大きな台風、大雨の被害も多く、忘れる暇もないほどです。
 6月の台風2号による大雨では、県内各地で被害が発生し、6月議会ではそのための補正予算を議決してもらいました。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。
 これから本格的な台風シーズンを迎えますので、県民の皆さまには災害への備えをお願いします。
 県では、「和歌山県防災ナビ」というアプリを提供しています。このアプリには、避難先の検索とルート表示、気象情報や避難情報等のプッシュ通知、河川水位情報・土砂災害危険度情報の表示などの機能があります。
 さらに「防災備蓄計算」機能を新たに追加しました。ご家族の人数と備蓄日数を入力すると災害時に必要な水、食品、衛生用品などの備蓄品のリストと数量がわかります。この機会に避難場所や備蓄品の確認を行うなど、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
 アプリの他に、「防災わかやま」というホームページでは避難情報や避難所の開設状況、気象情報や土砂災害警戒情報、通行規制、地震・津波の情報などをリアルタイムで確認できます。
 災害が発生した時には「和歌山県防災ナビ」や「防災わかやま」のほか、必要な様々な情報を入手し、早めの避難をお願いします。

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