知事からのメッセージ 令和5年2月1日

令和5年2月1日のメッセージ 広報紙「県民の友2月号」掲載分

県民の皆さんの笑顔のために

 県庁の仕事は「県民を幸せにすること」だと思います。幸せと言っても、ひとそれぞれに何が幸せかは違います。しかし、人は幸せな時には笑顔になるでしょうから、県民の笑顔をつくることが私たちの目的です。
 和歌山は課題先進県のトップランナーです。人口減少、高齢化、産業の空洞化、経済成長力の鈍化など日本全体が抱える課題の宝庫です。だからこそ、「実験の精神」で仕事をしていきます。教科書も参考書もありません。新しいやり方を試して、トライ&エラーで挑戦していくしかありません。
 私が以前、働いていたトヨタ自動車では、毎日、改善運動が行われ、車の作り方や販売方法を変えていきます。ただし、よく失敗します。改善はそんなに簡単なものでありませんから。それでも、失敗した時に、上司は部下をしかりません。「ナイストライ! また、やり直そう。」で済ませます。県庁の中では、「前例がありません。」という言葉は禁句にしました。私たちの仕事は前例を作ることです。
 私は、県庁では多様な人材、多様な働き方を求めて、年齢や性別にとらわれない自由な職場をつくっていきます。職員の皆さんには上司の顔色をうかがうのでなく、県民の皆さんの方に顔を向けてくれるようにお願いしました。意見が違えば、知事の私に「これは違うと思う!」と堂々と言ってもらい、笑顔で協議していきます。
 県民の皆さんの笑顔のために、これから県庁の職員と一緒に仲良く働いていきますので、どうかよろしくお願いします!

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