知事からのメッセージ 令和5年1月1日
令和5年1月1日のメッセージ
令和5年知事新春あいさつ
あけましておめでとうございます。
県民の皆さまには、気持ちも新たに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私も、知事就任後、初めての新年を迎え、改めて、これからの4年間、県政の舵取りを担うことの重責に身の引き締まる思いであり、県民の皆さまからの負託に全身全霊で応えていくことを強く誓ったところです。
昨年は、ロシアによるウクライナ侵攻や歴史的な円安の進行、急激な物価高騰など、私たちの日常生活を揺るがしかねない大きな出来事が相次ぎました。
一方、和歌山県におきましても決して楽観できる状況にはなく、止まらない人口減少や少子化への対応、南海トラフ地震など自然災害への備えなど大きな課題を抱えております。
そのために、農業、林業、水産業など一次産業の活性化と新しい観光産業の振興に加え、子育て世帯の経済的負担を軽くするための支援を充実させるとともに防災力を強化し、国土強靭化に取組むなどの施策を推進し、県民の皆さまの生活を守ってまいります。
今回の知事選では、「和歌山が最高!だと 子どもたちが思う未来を!」と訴えてきました。私が目指すこの未来は一朝一夕に実現するものではありませんが、その扉に向かって着実に歩みを進めていくため、これまでの草の根の活動で培った経験と人脈を生かしつつ、まずは県内各地の様々な現場に赴き、県民の皆さまのご意見やご要望を直接お聞きし、県庁をあげて一生懸命応援していくような、開かれた温かみのある県政を行ってまいります。
さらに、全国で活躍している幅広い分野の方々にアイデアを出してもらうプラットフォームを作り、県内で頑張っておられる方々の知恵と力を合わせて、ワクワク、ドキドキするような和歌山県活性化のプロジェクトを発信していきます。
今、目の前では、小型ロケット「カイロス」が、串本の地から宇宙に向けて打ち上げられようとしております。また、世界中に甚大な影響を及ぼしてきた新型コロナウイルス感染症も、依然として収束には至りませんが、通常の社会経済活動ができるような状況になりつつあり、今年は、インバウンド観光もコロナ禍前の水準に近づくことが予想されております。さらに、2023年の弘法大師ご生誕1250年、2024年の世界遺産登録20周年、そして2025年の大阪・関西万博と、今後3年にわたりビックイベントが続いていきます。このような状況の中、まさに今年はコロナ禍からの反転攻勢に大いに弾みがつく一年になると期待がふくらみます。
小型ロケット「カイロス」が勢いよく飛び立つように、新たな県政がロケットスタートを切れるよう、私も職員と一丸になって頑張ってまいりますので、県民の皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
最後に、新しい一年が、県民の皆さまにとって輝かしい年となりますことをお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。