知事からのメッセージ 令和3年4月1日
知事からのメッセージを紹介します。
令和3年4月1日のメッセージ (広報紙 県民の友4月号掲載分)
コロナ・ワクチンを打ちましょう
コロナとの闘いも少し明るさが見えてきています。それはワクチンの登場です。医療関係者への接種に続き、4月から65歳以上の高齢者への接種の開始が予定されています。その後その他の人へと続きます。
そのお世話役は医療関係者は県が、高齢者は市町村が務めますが、県は市町村当局が円滑に接種を行えるように、昨年末からずっと支援を進めてきました。
このワクチンは、コロナの発症をかなり抑えられるようですし、そうすると高齢者の方に心配された重症化リスクも全体として減らすことが出来ると思います。多くの人がワクチンを打ち終わる頃には、感染者も減って、一年以上もほとんど休日なしで、県民の命を守ってきた保健医療チームや医療関係者もひと息つけると思いますし、高齢者も含め、行動の制約がより不必要になって、健康で活動的で楽しみも多い生活が戻ってくることも予想されます。
しかし、こういうワクチンもなにぶん未経験のものだから、怖いし、痛いらしいし、副反応もあるかもしれないとテレビで報道されているから、受けたくないという人もいると思います。テレビなどのメディアは、当たり前の現象は報じないで、稀な例でも副反応が出たという不都合なことは報じるのが常です。打つ打たないは自由だから自分は絶対接種を受けないと言っている著名人が出てきたりして、そういうものに我々は影響を受けやすいものです。
でも、よく考えたら、ワクチンを打つことは個人のためにも社会のためにもプラスです。稀に起きる副反応などのリスクよりも、コロナにかかって苦しんだり、死ぬリスクの方がはるかに高いと思われます。ワクチンを打たずに感染する人が増えたら、感染が収まらず、生活や経済に打撃を与え続けることになります。県も市町村も全力で安全な接種に努めます。私も打ちます。皆さんもワクチンを打ちましょう。
最近、国によるワクチンの確保が大丈夫かという報道もありますが、全力で確保してもらいたいものです。