知事からのメッセージ 令和3年2月1日
知事からのメッセージを紹介します。
令和3年2月1日のメッセージ 広報紙「県民の友令和3年2月号」掲載分
いいことも
昨年は新型コロナウイルス感染症のため、不自由を余儀なくされた方がたくさんいらっしゃったと思います。つらいことがたくさん起きました。
しかし、その中でもよく見れば、いいこともたくさんありました。コロナの中だけど思い切って結婚したとか、コロナの中でヒヤヒヤだったけど無事出産できたとか、休校も強いたけど、何とか卒業できそうだとか、中には花田秀虎君のように、何十年ぶりに相撲の全日本選手権で、大学1年で優勝したとか。周りを見回すと、いいこともあった方がおられると思います。
和歌山県全体でも、中々いいこともありました。和歌山県には、自慢の南紀熊野ジオパークがありますが、その中心となるべく、串本に2019年7月にオープンした南紀熊野ジオパークセンターに、修学旅行の子供たちが約4,500人も見学に見えました。この子供たちは、一方では地震津波の原因となるこの地の地質が、一方ではこんなにも豊かな熊野の自然や文化をもたらしたということを学んでくれたでしょう。
和歌山県では、世界中への産品の売り込みにずっと努力してきましたが、それに呼応してくれる人がどんどん出てきてくれています。その一例として海南の平和酒造の「紀土 無量山 純米吟醸」が世界的なワイン品評会「IWC2020」のSAKE部門で、世界中で一点のみ選ばれる最優秀賞の「チャンピオン・サケ」に輝きました。
そして、白浜のアドベンチャーワールドでは、パンダの赤ちゃんがまた誕生です。
さらに、世界的旅行誌のロンリープラネットは、2020年世界の旅行先ベスト500を発表しましたが、そのうち日本の観光地について言えば、ベスト5中、熊野古道と高野山の2つも和歌山がランクインしました。
コロナもいつか終わるでしょう。その時、こういういい話をもとに、どっと人々が和歌山を訪れてくれ、和歌山の名産品がどっと世界に進出することが楽しみです。