知事からのメッセージ 令和2年5月1日
知事からのメッセージを紹介します。
令和2年5月1日のメッセージ (広報紙「県民の友5月号掲載」)
新型コロナウィルス感染症対策
日本でも世界でも新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、各国ともその防疫のため国民生活を制限し、経済にも大変な影響が出始めています。日本でも、全国的な流行を抑えようと2月末から安倍総理が矢継ぎ早に対策を発表し、大規模イベントがほとんど中止となり、大きな集客施設などもお休み、ほとんどの小、中、高校も春休みまでの期間お休みとなりました。
和歌山でも、さあこれから観光で発展しようと着々と布石を打ってきたところが、客足がぱったり止まり、需要の変調や原材料調達が出来なくて操業がスローダウンせざるを得なくなる企業も出てきて経営も大変です。
和歌山県も、いち早く緊急融資制度などを用意してきましたが、政府も手厚い救済策を次々と発表されて、このような制度なども利用しながら、何とかこのコロナの嵐が収まってくれないかと思いつつ耐える季節となっています。和歌山県では全力を挙げて支援に取り組みます。
しかし、それがいつまでかは、この感染症をいつ押さえ込めるかにかかっています。全国の健康保健当局や医療機関が力を合わせて一生懸命感染者の発見、隔離、お世話に努めていますが、3月中旬現在で言うと、他国の感染拡大状況に比べると拡大のスピードを抑えることには成功していると思います。
和歌山県では、全国的にも早い時期に病院の院内感染を起こしてしまいましたが、新規外来の停止、感染者の早期発見と隔離、そして残りの関係者全員の陰性確認で病院の正常化に成功しました。その後も単発的に感染者は発見されますが、いつも力を合わせて抑え込もうとしてきました。
この戦いがいつまで続くか、しかと断言できませんが、根気強く県民の安全を守り、いつかは経済も含め復活再生ののろしを上げられるように頑張ります。