知事からのメッセージ 平成30年8月21日

知事からのメッセージを紹介します。

平成30年8月21日のメッセージ

アドベンチャーワールドがテーマパークランキングで日本で第4位、アジアで第8位

 世界最大の旅行サイト、トリップアドバイザーが発表した「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ世界の人気テーマパーク2018」において、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドが「日本のテーマパークランキング」で第4位、「アジアのテーマパークランキング」で第8位にランクインしました。いずれも初ランキングインだそうで、おめでたいことであります。

 日本のテーマパークランキング2018のトップ10は次の通りで、さすが大阪のユニバーサルスタジオジャパンがトップ、2位と3位が東京ディズニーシーと東京ディズニーランドですから、第4位というのがいかに素晴らしいかを物語っています。
 同社はアジアのランキングを発表していますが、そのベスト10は以下の通りで、世界の有名テーマパークに伍して、堂々の8位にランクインしています。

日本のテーマパークランキング ベスト10 
※()内は昨年順位。「初」は初登場
順位 テーマパーク名 所在地
1位(1) ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 大阪府大阪市
2位(3) 東京ディズニーシー 千葉県浦安市
3位(2) 東京ディズニーランド 千葉県浦安市
4位(初) アドベンチャーワールド 和歌山県白浜町
5位(4) ナガシマスパーランド 三重県桑名市
6位(5) 富士急ハイランド 山梨県富士吉田市
7位(7) 東京ワンピースタワー 東京都港区
8位(9) メガウェブ 東京都江東区
9位(初) 天橋立ビューランド 京都府宮津市
10位(8) 江戸ワンダーランド 日光江戸村 栃木県日光市
アジアのテーマパークランキング ベスト10
順位 テーマパーク名 所在地
1位 ユニバーサル・スタジオ・シンガポール シンガポール
2位 香港ディズニーランド 香港
3位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 日本
4位 東京ディズニーシー 日本
5位 東京ディズニーランド 日本
6位 ラモジ・フィルム・シティー インド
7位 ワンダーラ・アミューズメントパーク インド
8位 アドベンチャーワールド 日本
9位 ヴィンパール・アミューズメントパーク ベトナム
10位 エバーランド 韓国

 どういう風に選ばれたかというと、2017年1月~12月の1年間にトリップアドバイザー上のテーマパーク施設に投稿された世界中の旅行者の口コミ評価(5段階)の平均、投稿数などをもとに、同社が集計をして選ぶそうです。評価としては、ジャイアントパンダが近くで見られる点や子供から大人まで楽しめることが高評価に結びついたと思われるとのことです。

 アドベンチャーワールドはパンダもさることながら、他の動物に関しても、飼育のレベル、動物の見せ方ともに大変レベルの高いものがあり、見所はいっぱいです。
 まず動物に触れあうというところが、結構突出していて、ペンギンがいっぱい歩いてきたり、広場で草食動物に子供が触れるとか、中々心温まる工夫がなされています。また、日本の動物園にしてはうんと広い構内が巧みに仕切られていて、車やバスで動物が野生の様を見せているところを間近に見られるようになっているし、草食動物のエリアには人も歩いて入れて、キリンなどにエサをあげたりすることもできます。またイルカのショーも中々迫力があるし、ガラス越しですが白熊やペンギンの生態も中々よく見えるようになっています。

 最近はシンガポールのナイトサファリのように夜のイベントも始めたようです。私は十分大人ですが、家族ともども、ここへ来ると子供の時のようにワクワクしてしまうのであります。

 また、アドベンチャーワールドのある丘のふもとは白浜の美しい海だし、その周りはホテルの立ち並ぶ有名な温泉街、すぐ隣は、東京羽田へ1時間15分の南紀白浜空港。JRの特急くろしおに加えて、最近は高速道路も便利になって京阪神地方からのアクセスもうんとよくなりました。また、ここから少し東の山中に入ったあたりから世界遺産熊野古道のハイライトとなる中辺路が熊野三山につながっています。

 このあたりが最近段々と知られるようになって今回のランクインにつながったと思っています。

 実はこの地域は既に他の海外メディアでも評価は高く、高野山・熊野はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも最高位の3ツ星、これを含む紀伊半島は世界的旅行ガイドブック「ロンリープラネット」のベスト・オブ・ジャパンのランク第5位に大阪や北海道・富士山などを抑えて入っています。また、同じロンリープラネットの2018年世界の訪れるべき地域ベスト10に紀伊半島が日本でたった1つ(第5位に)選ばれています。

 このように「和歌山にはいい所がたくさんあるのに、あんまり知られていなくて」とよく言われた和歌山県の知名度が少しずつ向上しています。ただ、そうなったのは、座して待っていたらなってしまったというわけではなくて、和歌山県庁のみんなと心ある観光事業者の方々が営業努力をして、情報発信をやり続けて一生懸命努力した結果であります。しかし、これでまあいいかと止まってしまったら、次にはずるずると地盤沈下が進むばかりであります。
 皆で力を合わせて、この快挙を真の繁栄に結びつけていかなければなりません。

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