知事からのメッセージ 平成25年3月
知事からのメッセージを紹介します。
平成25年3月のメッセージ
平成25年3月
27,000km
知事就任以来、県庁政策審議課の諸君が「県政の軌跡」ということで、一年間の活動記録をまとめてくれています。(もし興味のおありの方がいらっしゃったら県庁WEBサイトの「ようこそ知事室へ」をご覧ください。)それを見て、増えたなあと思いましたのが、仕事で車で走った距離が27,000kmだということです。このところ23,000km~25,000kmで毎年推移をしておりましたので、さらに多くあちこち行ったんだなあというわけです。27,000kmというと、ハワイを2往復という距離だそうです。東京や九州といった所は飛行機を使いますが、県内はもちろん、近場の他県での用事も主として車で行きます。個人的には鉄道が好きなのですが、現地での移動の便と深夜などあまりにも遅い時間に移動することが多いことなどで、どうしても車の機動性に頼るようになるのです。
私は、県庁にすっこんでいるよりも、できるだけ県内外に広く出かけ、多くの方々とお話をしたり、実状をつぶさに見たりするのが好きです。そうして走っている最中に、このひどい道は早く直さないととか、ここに津波が来たらどう逃げてもらおうかとか、さまざまに思うことがあるのです。鳥獣害のひどさとか、シャッター通りの多さとか、車窓から見て胸を痛めることもあり、また、一面の桃の花とか斜面に実るみかんの美しさとかを見てうれしくなることもあります。また、「一度うちの地域を見に来てよ」とか、「お話をしに来てよ」とかのお願いをされ、そのお約束を果たすのも楽しいことです。
この道はあまり走っていないなという所や復旧の進捗が気になる箇所では、実状がよく分かるように随行秘書君と替わってもらって助手席に乗る事にしています。あまりにも移動が続くとさすがにくたびれますので、私になってから、運転手さんと随行秘書君は2人の交替制にしていますが、私自身は、交替ができませんのでがんばっています。ただ、各地で多くの人の笑顔にお会いできることが、疲れを吹っ飛ばしてくれるのです。でもそれも6年間無事故でがんばってくれている2人の運転手さんのおかげです。