知事からのメッセージ 平成24年1月

知事からのメッセージを紹介します。

平成24年1月のメッセージ

平成24年1月

年頭のごあいさつ

 2012年の新年を迎えるに際し、県民の皆様に御挨拶を申し上げます。
 日本にとりましても、和歌山県にとりましても、本年ほど新年あけましておめでとうございますという初春の御挨拶を申し上げるのが難しい年はないと思います。
 昨2011年の3月の東日本大震災の余燼(よじん)さめやらぬ9月初め、台風12号に伴う歴史始まって以来の豪雨による大水害によって、紀南を中心に多くの方々が大変な被害に遭われました。ただでさえ長年の県勢停滞の中で何とか浮上のきっかけをつかもうとしていた当県に対して、数年来の不況、東日本大震災による悪影響、円高の進展による景気の一層の低迷に加え、紀伊半島大水害の打撃が襲いかかってきています。まさに当県は危機のさ中にあると申し上げてもよいでしょう。
 しかし、県民の皆さん、我が和歌山県は、歴史上危機を迎えた時にこそ底力を発揮し、かかる危機を跳ね返してきました。紀州55万石が消滅した後、産業が澎湃(ほうはい)()として起こって力強く経済発展を遂げたのも当県なら、戦後の焼野原の中からいち早く復興を果たしたのも当県です。
 和歌山県民が今回の危機を跳ね返せないわけがありません。事実、大水害に際してその力は既に発揮されつつあります。あれほど広範な打撃を受けた我が県のインフラは、県民の団結と献身によって奇跡のスピード復旧を遂げました。
 生活再建も、経済復興もそのための枠組みが既に固まり、さあこれからです。
 皆で力を合わせてがんばりましょう。全国、全世界の方々も応援してくれるはずであります。「まけるな和歌山」と。

このページの先頭へ