ようこそ知事室へ 知事からのメッセージ 平成23年9月 台風12号

知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成23年9月のメッセージ

平成23年9月

台風12号

9月初旬和歌山県を台風12号とそれに伴う大雨が襲いました。特に、紀南地方に記録的な豪雨が何日も何日も降りやまず、とうとう大変な惨事が発生しました。
大河川もあちこちで水が溢れ、中小河川は至る所で氾らんを起こし、各地でがけくずれが発生し、家々は押し流され、多くの地域で大変な浸水が起こりました。道路は各地で寸断され、通信や電力インフラも次々と破壊され、そして大切な大切な多くの命が失われました。痛恨の極みです。雨の多い紀伊半島の県として、過去の悲惨な経験を生かして備えてきたはずでしたが、自然の力の前に完全に敗れました。残念無念です。亡くなられた方々のご冥福を深くお祈りするとともに、被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
あまりの悲しみと事態の深刻さに心が折れそうになります。しかし、我々は、折れてはなりません。被災された方々をお支えし、生活を再建し、インフラを復旧し、経済を復興していかなければなりません。被災前よりもずっと良い和歌山を作らなければなりません。和歌山には、お亡くなりになった方々の愛した家族や自然や町や村の生活があります。100万近くの県民の暮らしがあります。自然の猛威には叩きのめされましたが、次は、もっと災害に強い安全な和歌山を作り上げていくことが、犠牲になられた方々の魂に捧げうる唯一のすべであると思います。心の中で泣きながら折れないで頑張ります。県民の皆様もどうぞよろしくお願いします。

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