トップページ > 課・室一覧 > 広報課ホームページ > 和-nagomi- > vol.25 > [知事対談]健康に美味しく。故郷和歌山は食材の宝庫

和歌山の人、もの、地域 和 nagomi 和歌山テロワール 2014 vol.25

前のページへ  次のページへ

日本体育大学児童スポーツ教育学部助教 田中理恵/和歌山県知事 仁坂吉伸

健康に美味しく。故郷和歌山は食材の宝庫/「和歌山は、美味しい果物が沢山ある私の大好きな故郷」と語る田中理恵さん。オリンピック出場の話から紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会、そして美容や健康、スポーツに対する思いなどを聞いてみました。


  健康に美味しく。故郷和歌山は食材の宝庫

日本体育大学児童スポーツ教育学部助教 田中 理恵
田中 理恵(たなか りえ)
1987年岩出市生まれ。和歌山県立和歌山北高等学校から日本体育大学、日本体育大学大学院に進学。2012年ロンドンオリンピックに兄の和仁氏と弟の佑典氏と共に出場。現在日本体育大学児童スポーツ教育学部助教。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事。
「わかやまポンチ」づくりに励む和歌山大学教育学部附属小学校の児童たちと田中理恵さん
和歌山県産の梅と果物を使ったオリジナルデザート「わかやまポンチ」づくりに励む和歌山大学教育学部附属小学校の児童たちと田中理恵さん。

仁坂知事(以下仁坂)●田中理恵さんは生まれも育ちも和歌山で、2012年のロンドンオリンピックでは、日本体操史上初の3きょうだいで出場を果たしました。またお父さんもお母さんも体操経験者だという体操一家です。理恵さんが体操を始めるきっかけは何だったのでしょうか?

田中理恵(以下田中)●毎日、母と体操をしている兄を迎えに和歌山県立和歌山北高校の体育館に行くのですが、兄の練習している姿を見て、「カッコイイ!私もクルクル回りたい!」って思ったのが始まりです。

仁坂それから日本体育大学に進学するまで和歌山で過ごされましたが、その頃の思い出話しなどをお聞かせください。

田中●北高校の広い運動場で遊んだことでしょうか。小・中学生時代は、毎日学校へ行き、授業が終わると母の運転する車に乗り北高校の体育館へ直行。そこで高校生の選手たちと一緒に練習していました。だから基本的には、家と学校と北高校の道しか知らないのです(笑)。

仁坂小さい頃から高校生のお兄さんお姉さんたちと一緒になって練習漬けの毎日だったのですね。ところで本格的にオリンピックを目指すきっかけというのは?

田中●小学校5年生の時、2000年に開催されたシドニーオリンピックで活躍するロシアのホルキナ選手を見た時からです。彼女は体操選手としては大柄で、どんなポーズや技を決めても絵になる選手でした。すっと伸びる腕や脚、それを見た瞬間、「私もオリンピックという舞台に立ちたい」という衝動に駆られました。












↑ページの先頭に戻る

  オリンピックまでの紆余曲折とした道

仁坂それからオリンピック出場まで一直線だったのでしょうか?

田中●いいえ。10歳でオリンピックを目指し、日本代表に選ばれたのが23歳。すごく時間が掛かりました(笑)。中学3年生の時に足首と腰を怪我し、やむなく練習を休止。その間に身長が10センチ、体重が10キロ増え、今まで出来ていた技が全くできなくなりました。思い通りに演技できない私とは対照的に、兄と弟は日の丸を背負いジュニアナショナルで活躍。「私は何の為に体操を続けているのだろう」と悩み、“3きょうだい”でいることが辛い高校時代でした。卒業後大学に進学し競技人生をやり直すか、和歌山で働くか、すごく悩んでいる時に弟にボソっとひとこと「そろそろ真剣に体操やんなよ!」って言われたんです。凄く恥ずかしかったですね。「努力する事は格好悪い事」と思っていた自分が情けなくなり、もう一度本気を出してやり直そうと、日本体育大学に進学し、左足首の手術も受けました。そこで監督やコーチ、いい仲間と出会い、「もう一度オリンピックを目指していいんだよ」って声を掛けてもらったことが大きな心の支えになりました。

仁坂そして理恵さんが一躍脚光を浴びたのが23歳の時、2010年ロッテルダムにて行われた世界選手権でのロンジン・エレガンス賞の受賞です。

田中●突然の受賞に自分でも驚きました。後に憧れていたホルキナ選手も受賞していたのを知り、自分の目指していた「美しく綺麗な体操」が認められたようで、本当に嬉しく思いました。

仁坂●そうして2012年ロンドンオリンピックに3きょうだいで出場されました。またロンドンオリンピックには理恵さんたち田中3きょうだい以外にも、レスリングの双子のメダリスト湯元健一・進一選手をはじめとする和歌山県関係者が12人も出場しており、和歌山県人として本当に誇りに思いました。私もパブリックビューイングで大勢の方々と一緒になって応援しました。会場にいる全員と感動を共有できるスポーツって凄い力があるんだなって思いました。

和歌山県知事 向仁坂吉伸(にさかよしのぶ)
仁坂吉伸(にさかよしのぶ)
和歌山県知事
田中●競技者にとって応援の声というものは、本当に嬉しいもので力が漲ってきます。

仁坂●オリンピックといえば、2020年東京オリンピックの誘致活動の理恵さんのスピーチはすばらしかったですね。誘致成功は理恵さんのおかげです。

仁坂実は英語でスピーチなんてできないからと3回断ったんです。ところがいつの間にか決まってしまいまして(笑)。でも決まったからには頑張るしかないと腹をくくって猛練習しました。気付いたら壁に向かって1人で英語を話していることもありました(笑)。



↑ページの先頭に戻る

 

  迫る紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会

和歌山マリーナ(ディンギーマリーナ)
和歌山マリーナ(ディンギーマリーナ)
セーリング競技のナショナルトレーニングセンター(世界で活躍するトップレベルの競技者用のトレーニング施設)として日本で唯一指定されている。
仁坂●そしていよいよ、和歌山県では来年9月26日より“紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会”が開催されます。施設の準備はほぼ整い、運営についても沢山の人々がボランティアとして登録していただくなど盛り上がってきています。理恵さんには「チーム和歌山応援団」の応援団長として大会PRなどにご協力いただいています。

田中●国体は大きな“スポーツのお祭り”でもあります。選手のみなさんが、ボランティアで運営を手伝う方々や声援を送ってくださる方々に対する感謝の気持ちを忘れず、日頃の成果を精一杯発揮してもらえるように支えていきたいと思います。私も子どもたちに体操を教えていると、毎回逆にパワーをもらっています。和歌山県ではゴールデンキッズ発掘プロジェクトというプログラムがありますよね?

仁坂●県内の小学生を対象に体力や運動能力に優れた子ども達を発掘・認定し、育成するというプログラムです。将来オリンピックをはじめとする国際舞台で活躍出来る競技者を和歌山県から輩出することを目的としています。

田中●小さい子どもたちが、スポーツに関する様々な教育を受けられる環境が整備されている。それは和歌山の凄いところだと思います。

仁坂●ありがとうございます。そしてこの国体は、単なる“競技大会”ではなくて県民みんなが参加しながら盛り上げる大会にしたいと思っています。今、県民の皆さんに人気なのが、紀州犬をモチーフにした元気いっぱいの大会マスコット「きいちゃん」。そしてウインズと坂本冬美さんが歌う、紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会イメージソング「明日(あした)へと」も注目を集めています。しかしそういった“スポーツ熱”も一過性ではなく持続可能な活動にしなくてはなりません。そこで和歌山県では国体の2年後には全日本マスターズ陸上選手権、その後もねんりんピック、世界マスターズ大会と大規模のスポーツ大会を次々と誘致しています。また和歌山市のマリーナシティには、セーリング競技のためのナショナルトレーニングセンターがあります。そこでは多くのオリンピック選手が合宿や練習を行い、また国際大会も開催されています。高校生の大会も常時ここでやってもらったらという努力をしているんです。

田中●こういう一流の選手がその競技を目指す子どもたちの身近にいるという環境はすごくいいと思います。“スポーツといえば和歌山”って言ってもらえるように頑張りたいですね。

2015紀の国わかやま国体、紀の国わかやま大会マスコットきいちゃん
2015紀の国わかやま国体、紀の国わかやま大会マスコットきいちゃん



↑ページの先頭に戻る



  魅力たっぷりな和歌山の食材

仁坂アスリートにとって食事は大切だと思います。和歌山には海や山の食材が豊富にありますが、理恵さんは梅干しが大好きだとか。

田中●そうです。梅干しが大好きで、ロンドンオリンピックにも箱ごと持っていきました。オリンピックは夏ですので、夏バテしないようにとみんなで食べましたが、和歌山の南高梅は果肉が厚くて柔らかいって大好評でした。食べるってことはスポーツ選手にとって非常に大事ですが、その中でも梅干しは身体にいいですし、小さい頃から本当に助けられました。

仁坂梅干しは非常に優れた機能性食品です。クエン酸による食中毒予防や疲労回復効果はもちろん、見ているだけでも食欲が出てきますよね(笑)。そして理恵さんには“おいしい!健康わかやま産品応援隊”の美容キャプテンにもなっていただいています。和歌山は全国有数の果樹王国でみかんや柿、桃など様々な果物が年中食べられます。そうした果物を使った“わかやまポンチ”のメニュー開発などにもご協力いただきましたね。

田中●和歌山大学附属小学校で試作コンペがあったとき、特別審査員として参加させてもらいましたが、これが全部美味しくって。和歌山の果実の底力を再認識しました。

仁坂では最後に、ますます活躍の場を広げる理恵さんにとって、改めて感じる和歌山の魅力を教えてください。

田中●和歌山は海が綺麗で緑も多い。身近な所に畑や田もあり、穏やかで落ち着ける大切な故郷です。

仁坂これからも日本や世界でご活躍ください。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

南高梅の天日干し作業
田中理恵さんの大好きな梅干し。南高梅を一つ一つ天日干しして作られる

 


↑ページの先頭に戻る



前のページへ  次のページへ


トップページ > 課・室一覧 > 広報課ホームページ > 和-nagomi- > vol.25 > [知事対談] 健康に美味しく。故郷和歌山は食材の宝庫