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和歌山の人、もの、地域 和 nagomi 世界遺産登録10周年 熊野転生 2014 vol.24

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煌めき生れ変わる時間。

The piritual Road
3本の青い筋が印象的な三流線シリーズ
3本の青い筋が印象的な三流線シリーズは、八咫烏や熊野三山を表現し、ゆるやかにねじることで熊野川をイメージしている再生ガラス。
熊野本宮ガラス制作風景
熊野で生まれた熊野本宮ガラス
2009年、大斎原を望むカフェの隣に工房をオープン。2011年の紀伊半島大水害で釜が水没し全損、自らも自宅の2階から救出されたという。そして1年がかりで釜を修復し、現在は新しいシリーズの創作に意欲的に取り組んでいる。
ガラス屋・茶房 靖
住所/田辺市本宮町本宮294
電話/0735-42-0147

 黄泉還りの地。熊野の豊かな自然は、彼方より訪れた人々の心とからだを癒し、魂を再生する。色濃い風景、温泉、水。気負わず分け隔てのない人の心。祈りの空気。
 母性の象徴ともいわれる熊野川。翡翠色に輝く川面がゆらぎのリズムを奏で、舟下りする巡礼者にしばしの安らぎを与えた。かつては熊野本宮大社から熊野速玉大社へと詣でるための参詣道であり、それ故「川の参詣道」として世界遺産登録されている。気性が激しい一面をもち、太古より留まることのない流れは、時に歴史を洗い流した。
 世界遺産登録をきっかけに、復活させたり、誕生したものもある。旅人に人気の熊野川川船下りは、船頭さんと語り部の息のあった案内が今や名物となっている。美味なる海山の幸は古道歩きに重宝するお弁当に。自然や伝承のモチーフは工芸品のデザインに生かされ、熊野の宇宙を廻り廻る。
 タフに思える熊野の再生について、宿の女将さんが実にニュートラルに語ってくれた。「美しさも厳しさもみんな熊野。優しい時も機嫌が悪い時もあるけど、今までもしてきたように、時間がかかっても元の姿に戻るよ」。
 千年続く祈りの地は、こうして逞しさを増していくのだろう。

復活した熊野川川舟下り
復活した熊野川川舟下り
世界遺産登録を機に、2005年に復活した熊野川の川舟下り。紀伊半島大水害では、船着き場がえぐり取られる大きな被害を受けた。翌年4月には再復活し、最近は海外のお客さまにも大人気。
熊野川川舟センター
住所/新宮市熊野川町日足350 
電話/0735-44-0987
若女将の大村良子さん/熊野古道弁当
熊野古道弁当
世界遺産登録を機に、“何か名物を”と若女将の大村良子さんが知恵を絞った熊野古道弁当。川湯温泉一帯も先の水害で大きな被害を受けた。「観光客も戻り本当にうれしいですね。せっかく古道を歩くのですから、その風情を味わってもらいたくて古道弁当も復活しました。今も復興工事関連の方もたくさんいらっしゃいます」と笑顔で語った。
温泉民宿「大村屋」
住所/田辺市本宮町川湯温泉 
電話/0735-42-1066

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