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和歌山の人、もの、地域 和 nagomi 世界遺産登録10周年 熊野転生 2014 vol.24

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The piritual Road 世界遺産 熊野

.石畳の古道  .熊野本宮大社の旧社地、大斎原  .熊野川に広がる雲海  .小さなお地蔵さん  .熊野本宮大社参道  .楠の久保旅籠跡周辺  .段築と呼ばれる海沿いの古道  .梵字が刻まれた円座石  .那智の大滝  10.神倉神社のお燈祭り  11.古道沿いに咲くササユリ  12.野中の一方杉  13.発心門王子に続く古道

世界遺産 熊野

混沌に魅入られた領域。

 杉木立から眩しく差し込む陽。苔むした巨岩。森の懐に続くかのような石畳。時に葬られたかの錯覚を、可憐な路傍の花がみつめている。紀伊半島に抱かれた古道は、未だ亡者が歩く道があり、修験の道があり。
 どれほどに鬱蒼と険しいのかと構えていると、意外なほどおおらかで豪快で拍子抜けするほどに明るい表情をみせ、陰と陽がクロスオーバーする。
 隈の地・熊野は、神話の時代から神々が鎮まる特別な場所であり、神と仏がいまなお強く繋がる日本人の精神性が具現化されたテリトリー。太古の昔から人々の篤い信仰を集めてきた。そこでは、空間や時間、秩序を超えて混沌とモノが存在し、その大いなるモノとともにヒトは生きている。
 自然と人の営みが長い時間をかけて形成した奇跡ともいえる風景は、今も人々を魅了し続けている。

10th anniversary Interview/坂本  勲生/人類の宝を未来に語り継ぐ喜び

 世界遺産登録から10年、「熊野という宝をいつまでも残していかんとあかん。そういう意識が地元の人たちに浸透したことが、最大の変化ではないでしょうか」と語る坂本さんは、熊野の語り部の産みの親ともいえる存在。
 「熊野古道自体が歴史であり物語である。道端の一本の木、お地蔵様の一つに伝承がある。こういう話をすると、皆さんの目が輝きます」。坂本さん自身、そういう人たちと出会うことが一番の楽しみだといい、現在は語り部ジュニアなど後進の育成に力を注いでいる。「熊野に生まれ育った人間として、この素晴らしさを次代に語り伝える。それはごく当たり前のこと」だととつとつと語ってくれた。

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