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和歌山の人、もの、地域 和 nagomi 発祥の地、和歌山 2014 vol.23

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全国の鈴木さんのふるさと和歌山

藤白神社で販売されている鈴木家のお守り
藤白神社で販売されている鈴木家のお守り。全国から多くの鈴木さんが訪れる。
藤白神社
藤白神社
藤白は熊野の玄関口であり、熊野一之鳥居と呼ばれる巨大な鳥居があった。熊野まではあまりにも遠いので藤白神社にお参りし都に引き返した人々も少なくなかったという。
住所/海南市藤白466
電話/073-482-1123
木造熊野三所権現本地仏坐像
木造熊野三所権現本地仏坐像
境内にある藤白王子権現本堂に祀られている本地仏3体。手前から熊野那智大社の千手観音像、熊野本宮大社の阿弥陀如来像、熊野速玉大社の薬師如来像。いずれも平安末期の作。
阿字観
鈴木屋敷
藤白神社の境内にひっそりと佇む鈴木屋敷。上皇や法皇の熊野御幸の際には御宿泊所として供されたという。平安時代に移り住んだ鈴木氏が建てたもので、全国の鈴木さんの総本家である。
仏
全国鈴木サミット&鈴木フォーラム
平成25年5月に7年振りとなる全国鈴木サミット&フォーラム(藤白鈴木会主催)が海南市で開催された。四輪車・二輪車メーカーのスズキ株式会社会長鈴木修氏が基調講演を行った。

 日本に200万人を超すといわれる鈴木さん。そのルーツを遡ると世界遺産である熊野に繋がる。
 「鈴木」は熊野地方において神官を受け継ぐ家系であり、神武東征の折り天皇より賜った「穂積(ほずみ)」家の後裔だと伝わる。穂積とは稲の穂を積む「稲むら」のことを示し、その中心に立てる一本の棒を熊野では「聖木(すすき)」と呼び、転じて「鈴木」となったといわれている。
 熊野古道に点在する九十九王子の中でも格式高い五体王子のひとつ、海南市にある藤白神社。ここは法皇や上皇の熊野参詣の折、安全祈願などを行う重要な拠点であったため、熊野から鈴木氏が神官として遣わされていた。「境内に残されている“鈴木屋敷”は、鈴木家25代・重秀が住み始めた邸宅で、その後、122代昭和17年まで鈴木家が住んでいたといわれています」と藤白神社の吉田宮司は語る。
 また鈴木姓が全国に広まった理由も、熊野神社と深い関係がある。それを裏付けるように、「熊野神社」が多く勧進されている東日本に「鈴木」姓が多い。鈴木を名乗る神官たちは全国に渡り、熊野信仰とともに各地に根付いた。そして、信頼を集めた鈴木氏にあやかり、また熊野への憧れを込めて、多くの人々が鈴木姓を名乗るようになったといわれている。現在、鈴木姓ゆかりの人たちが藤白鈴木会を結成し、ルーツの研究を深めている。連綿と続く「鈴木姓」。そのふるさとが和歌山にある。

八咫烏
八咫烏(やたがらす)
神武東征の際に、熊野から大和への道案内をしたとされる3本足のカラス。雑賀孫一で有名な雑賀党鈴木氏の家紋であり、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている。
熊野三山
熊野三山
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称。日本全国に約3千社ある熊野神社の総本社である。修行でもある熊野古道を歩いた後にたどり着く、日本で最も神聖な場所のひとつ。後鳥羽上皇をはじめ多くの皇族や貴族も訪れた。
仏
まごりん/「戦国BASARA4」雑賀孫市/「戦国無双4」雑賀孫市

左/孫市の会の雑賀孫市ゆるきゃら「まごりん」

中/アクションゲーム「戦国BASARA4」雑賀孫市
(c)CAPCOM CO., LTD. 2014 ALL RIGHTS RESERVED.

右/「戦国無双4」雑賀孫市
(c)コーエーテクモゲームス All rights reserved.


戦国時代最強の鉄砲集団、雑賀衆。その頭領こそ、鈴木孫一重秀、通称「雑賀孫一」。戦略家で、かつミステリアスな生涯がキャラクター性を高め、ゲームファンや歴女を惹きつけている。「元々“雑賀”とは、ほぼ現在の和歌山市に匹敵する地域名で、雑賀に住む孫一だから雑賀孫一」と語るのは和歌山市立博物館総括学芸員の太田さん。「諸説あるが、薩摩・種子島とのコネクションもあり3,000丁もの火縄銃を所有し、織田信長でさえ恐れる程の存在。その経済力や戦闘力は絶大だったそうです」謎のベールに包まれた孫一は、昔も今も和歌山を代表するヒーローである。

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