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和歌山の人、もの、地域 和 nagomi わかやま癒しのローカル線 2011 vol.14

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南海電鉄<高野線>

南海電鉄<高野線>

 標高約900mに位置する弘法大師空海が開いた真言密教の聖地、高野山。清浄な空気で満たされている神聖な山上都市へと人々を導くのが、南海電鉄の展望列車「天空」である。
 急勾配の斜面に張り付くように、蛇行しながら進んでいく線路。曲線半径100mの急カーブを曲がるために、一般的な車両より全長が3m短く、50‰(パーミル)と言う急勾配を上るために、各車両に駆動モーターを搭載している特別な車両だ。それでも急カーブにさしかかると、スピードを極端に落とす。レールと車輪の擦れ合う甲高い金属音が、静寂な山間に鳴り響く。高野山は今なお容易に辿り着けない聖地だ。 
 「こうや花鉄道」プロジェクトは、世界遺産・高野山への道中を魅力的にするための様々な取り組みの総称で、駅のバリアフリー化や美化活動など南海電鉄と地域の住民が協働で行い、そのシンボル的存在が「天空」である。
 極楽橋駅まで導くと、「天空」はその役目をケーブルカーに引き継ぐ。俗界の喧噪から離れ、きらめく緑の中約30度の急勾配を一気に駆け上る。山上で迎え入れてくれるのは、優しい光に包まれた天空の聖地、高野山だ。


天空の座席   高野山の山間と橋梁を渡る急勾配を上る天空   極楽橋駅のホームとケーブルカー車両
車窓を思う存分楽しめるように天空の座席は窓側を向いている。明るく開放感溢れる車内ではお弁当を食べる人も。座席のシートには高野山に棲息するモリアオガエルのイラスト。車内が木目で穏やかな雰囲気。※天空の乗車には座席指定料金(500円)別途必要。   春になると沿線に植えられた桜が観光客の目を楽しませる。高野山の山間、橋梁を渡る急勾配を上る天空。最急勾配50‰(パーミル)とは、1000m進む毎に50m上ることを指す。普通の鉄道で越えられる勾配は35‰と言われ、これを上回ると特別な車両が必要となる。   極楽橋駅でケーブルカーに乗り換える。車両も駅のホームも傾斜に合わせて階段状になっている。井戸の釣瓶のように上り車両と下り車両が直径5センチのケーブルで繋がれている。


高野山駅
南海電鉄 高野線
電話/0120-151519(フリーダイヤル)
運行区間/橋本駅〜極楽橋駅
(極楽橋駅〜高野山駅=ケーブルカー)
http://www.nankaikoya.jp/
高野山駅、待合室・屋根・表札 屋根の頂上に擬宝珠がある高野山駅は平成17年に登録有形文化財に指定された。昭和ロマン溢れる2階の待合室は誰でも利用でき、ソファーに腰掛けゆったりとした空気感を味わいたい。

(右下)レトロ感たっぷりな駅長室の表札。


 
南海電鉄<高野線>   起点慈尊院   丹生官省符神社   丹生都比売神社
    町石道の起点慈尊院と丹生官省符神社   慈尊院と高野山の中程にある丹生都比売神社

 
高野山真言宗総本山金剛峯寺   高野山町石道(ちょういしみち)は慈尊院から伸びる信仰の道である。
高野山町石道は、慈尊院から高野山奥之院へと続く参道である。高野山開山時には物資を運ぶ道として、開山してからは信仰の道として1200年もの間、大切にされてきた。当初町石は木製の卒塔婆で、鎌倉時代に石造に立て替えられたと言われている。かつての巡礼者は町石のひとつひとつに手を合わせ、頭を下げて奥之院を目指した。町石とは1町(約109m)ごとに立てられている高野山への道標である。2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録された。
高野山真言宗総本山金剛峯寺
住所/高野町高野山132
電話番号/0736-56-2011
     

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