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和歌山の人、もの、地域 和 nagomi 紀の国、和の国 和歌山のこと 2015 vol.27

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知事対談/プレミア和歌山推奨品審査委員会委員長プロデューサー 残間里江子と和歌山県知事 仁坂吉伸

和歌山の魅力再発見!?/プレミア和歌山が生まれて8年。プロデューサー残間里江子氏を委員長に迎え、和歌山の“夢”と更なる“魅力”の発掘に挑む。

■DATA/わかやま紀州館
東京都千代田区有楽町2-10-1
東京交通会館地下1階
営業時間: 10:00〜19:00
(日曜・祝日は10:00〜18:00)
03-6269-9434(物産)
03-3216-8000(観光)
メールアドレス: wtkankou@sepia.ocn.ne.jp
和歌山県の特産品が勢揃い。観光の情報収集と相談にもお気軽にお立ち寄りください。

和歌山の魅力再発見!

仁坂知事(以下仁坂)●残間さんには平成25年度からプレミア和歌山推奨品審査委員会委員長としてご尽力いただき、本当にありがとうございます。残間さんは審査会委員長に就任していただく以前から和歌山とご縁があったと伺っています。

残間里江子(以下残間)●和歌山出身ではなく、そう親しい友人がいた訳でもなかったんですが、以前から人生の中で大きな決意をもって何かをしようとした時には、必ず高野山を訪ねているんです。


残間里江子(ざんまりえこ)
残間里江子(ざんまりえこ)
1950年仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年、株式会社キャンディッド・コミュニケーションズを設立。2009年、新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」(http://www.club-willbe.jp)を設立。内閣府、財務省、国土交通省、総務省など、行政諸機関の委員を数多く歴任。2013年からプレミア和歌山推奨品審査委員会委員長

仁坂そして3月21日のお大師さんのご入定の日にお生まれになったとか。

残間●そうなんです。ですから空海さんと縁みたいものを勝手に感じていました(笑)。そして熊野古道や那智の滝にも度々伺っていますので、決して浅い縁ではないと思います。高野山は素晴らしい場所ですが、何より“空海”という名前も素晴らしいですよね。実は中国の青龍寺にも行きました。

仁坂そうですか。それは素晴らしい。何度も和歌山にお越し頂いているようですが、プレミア和歌山についてはどういう印象をお持ちでしょうか。

残間●和歌山の食については、「みかんや梅が素晴らしい」とか、「美味しい生マグロがある」といった程度でした。地域の物が全国区で売れるためには安定的に供給できることが大事だと言われています。でも一方でインターネットがこれほど発達すると、小さなストーリーでも大きく広がって行く可能性があります。例えば生産者さんのご夫婦が、何度も失敗をし大変な苦労を重ねて開発したという話は、人々の共感を呼ぶ“物語”だと思います。こういう“物語”をどんどん発掘していきたいと考え、プレミア和歌山審査会において、最終段階に残った人たちに“どんな思いで作ったのか聞かせて欲しい”とプレゼンテーションの機会を作っていただきました。



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積極的なストーリーナイズ

仁坂さすが残間さん。これはまさしく“物語性のプロデュース”ですね。和歌山にはいい素材は沢山ありますが、販売する手段やノウハウがなかったんです。それでイタリアのワインの格付け、DOCのような“これは良いモノですよ”と推奨する制度として8年前からプレミア和歌山をはじめました。


平成26年度プレミア和歌山推奨品審査委員特別賞を受賞 幻のはたごんぼ
平成26年度プレミア和歌山推奨品審査委員特別賞を受賞した「幻のはたごんぼ」。長さは1m、直径5〜6cmもあるが柔らかく香りも豊かな伝統野菜。古くから高野山麓で栽培されてきた。

残間●いい制度ですよね。審査会の最終段階のプレゼンで生産者の方々が“凄く大変だった”とか、“二人で頑張ってこうやって作ったんだ”とか、素朴な語り口調で話されるわけです。時にはこちらから“これからの後継者は?”などと質問すると“最近、高校生の息子がやる気になってくれました”とかね。書類審査と試食だけでは知り得ない“とっても素敵な物語”がどんどん出てくるんですね。こうなると特別賞は1人しか選べないものだから、奨励賞を急遽つくりました。やぱり現に作った人と接してみると物語が際立っているんですよ。26年度に特別賞を受賞した“幻のはたごんぼ”は、一度は姿を消したものの地元農家の方々が力を合わせ再生したという物語が、現在の日本人の心の琴線に響きます。そして食べてみると本当に美味しいですよね。こうした感動を受けると今度は色んな人に伝えたくなります。その上、“数に限りがある”。これも大切なストーリーだと思います。まさしく“幻”ですね(笑)。どこにでも売っているものではなくて、そこに行かないと手に入らない希少性だとかをストーリーナイズする。その上で戦略的な流通や販売方法を考えて行かなければなりません。でもその一方で自分たちの良さを、自分自身があまりわかっていないという事が多いですよね。




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感動の連鎖をもっと広げたい

仁坂●自分の価値は自分ではなかなかわからない。ですから残間さんのような方に、その価値について評価やアドバイスをしていただくということは、和歌山にとって本当に有意義な事だと思います。そして今度は残間さんのご発案で、魅力的なご友人の方々に「プレミア和歌山パートナー」として就任いただきました。

残間●友人というにはおこがましい大先輩もいらっしゃいますが、日頃親しくさせていただいている方々に、私が感じた感動を是非味わっていただきたいと思い、パートナーに就任いただきました。皆さんはそれぞれ、自分のエッセイに書いてくれたり、取材を受けた時に話してくれたりと、感動の輪を広げてくれています。色んな所で、小さな点であったのがいつのまにか線になり、感動の連鎖は大きな面となります。こういう仲間たちも増やして行きたいなあって思ってるんですよね。


プレミア和歌山パートナー
プレミア和歌山パートナー
泉麻人さん(コラムニスト)、荻野アンナさん(作家)、クミコさん(歌手)、弘兼憲史さん(漫画家)、山本一力さん(作家)。各界でご活躍中の5人の皆さんに応援団として「プレミア和歌山」の魅力を情報発信していただいています。
プレミア和歌山ロゴ
和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)
推奨制度とは

安全・安心を基本に、幅広い分野で優れた県産品を“和歌山らしさ”、“和歌山ならでは”の視点で推奨する制度です。
プレミア和歌山 検索

仁坂●それはうれしいですね。大変期待しています。

残間●和歌山の人やモノは、底力もポテンシャルもあるんだけど、もう一押し足りないって思うことがあります。これ以上押すと図々しいと思われるんじゃないかと、なんか遠慮しているっていうか…。でもどんどん行けばいいのにって思うんです。

仁坂●よく言われます(笑)。紀州は昔から海山川が近くにあり、農産物や海産物が豊富にあったため、余裕があったんでしょうか。その上、都にも近く文化水準も高かったからかな。

残間●私は高野山には十回近く、熊野古道にもお邪魔しましたが、和歌山は観光面でも魅力的なところがたくさんありますね。

仁坂●道路などのインフラが整っていなかったので、観光面では損をしている部分もあったのですが、今年開催する“紀の国わかやま国体・わかやま大会”の開催までに、頑張って整備してきました。今年の9月には、すさみ町まで近畿自動車道が開通、南進する予定です。また平成28年度には京奈和自動車道の県内全線が開通する見通しで、名古屋まで相当な時間を短縮できるようになります。コンテンツとしても、去年は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録10周年、今年は高野山開創1200年とわかやま国体・大会、そして年末にはお正月映画として日本とトルコの友好の歴史、エルトゥールル号の映画“海難1890”が公開されます。さらに来年はNHKの大河ドラマ“真田丸”の放映も開始されます。

残間●すごい当たり年ですね。






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おもてなし環境のますますの充実を

仁坂そのチャンスを活かすため、去年はデスティネーションキャンペーンなどで大いにPRしてきました。その成果もあってか楽天トラベルの“2014年国内旅行伸び率ランキング”では第2位。JTBの“GW国内宿泊人気ランキング”では第3位になりました。外国人宿泊客も過去最高の30万人台で、日本全体が129・4%に対し和歌山県の伸び率は143・4%と大きく上回っていました。

残間●高野山は外国人にも人気で、特にフランスからの旅行者が多いそうですね。


仁坂それはミシュラングリーンガイドの効果が大きいですね。高野山も熊野も三ツ星ですから。さらに今年は、“ナショナル・ジオ・グラフィック・トラベラー”で、「2015年に訪れるべき世界のベスト20」に日本で唯一、高野山が選ばれました。こういった客観的な高い評価というものは、もの凄く効果がありますよね。

残間●猫のたま駅長で有名な貴志駅も外国人観光客に人気ですよね。

仁坂和歌山電鐵貴志川線です。実は一時廃線の危機を迎えていました。ところがたま駅長の人気で内外の観光客が増え、貴志川線も息を吹き返しました。大恩猫「たまちゃん」は天寿を全うしましたが、たまちゃん人気を何とか持続させたいと思います。また去年白浜では双子のパンダが生まれ、現在7頭のパンダファミリーが住んでいます。


対談後、県産品を購入する残間委員長
対談後、和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」で県産品を購入する残間委員長。和歌山に7頭もいるパンダの形をしたかまぼことめはり寿司などをお土産にと購入いただきました。
和歌山県知事 仁坂吉伸
仁坂吉伸(にさかよしのぶ)
和歌山県知事


残間●去年、熊野三山を詣でた後、アドベンチャーワールドに行き、パンダにも会ってきました。

仁坂和歌山には魅力的なコンテンツが多く、たくさんの方に来て頂いているのですが、今度はその人たちをリピーターにしていかなければ一過性のブームに終わってしまいます。そのためにおもてなし環境の整備にも力を注いでいます。まずはフリーWi-Fi環境の整備、それとこれは日本一だと思うのですが、観光地のトイレの整備。“おもてなしトイレ大作戦”と銘打ち、温水洗浄機能付きの洋式トイレの標準装備を集中的に進めています。

残間●それは素晴らしい。トイレが美しいって本当に大切ですよね。おもてなしの基本です。後世、仁坂知事は“トイレ知事”って呼ばれるかもしれませんね(笑)。和歌山は、食や観光など色んな分野でポテンシャルは結構高いですよ。これからのますますの活躍を期待します。

仁坂こちらこそ残間さんには今後もお力を拝借しなければなりません。本日はありがとうございました。

 

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