左から第一殿と第二殿をあわせた相殿。本宮大社の中心となる第三殿、証誠殿。
そして第四殿が並んでいます。御祭神は三山ともに同じ「熊野三所権現」と、五所王子の筆頭である若宮です。その中の家津美御子大神が本宮大社の主神です。
重要文化財の三棟が東西に並ぶ社殿の中央に鎮座する主神「家津美御子大神」はもともと熊野の神々の霊魂を鎮める神であったことから、平安時代には阿弥陀如来の化身として信仰をあつめ、極楽往生を切に願う人々の心をとらえました。
家津美御子神はまた阿弥陀如来であるとともに、他界を支配する神「スサノオノミコト」と考えられられるようになりました。
熊野三所権現は国生みの男女神「いざなぎ」「いざなみ」とその子「すさのお」としても崇敬され、人々の様々な願いを受け止めてきたのです。
もっと詳しく