高野山の総称である金剛峯寺は、奥の院弘法大師御廟を信仰の中心にして結成された、高野山真言宗3,600ヵ寺、信徒1000万の総本山です。
高野山は、根本大塔、西塔、多宝塔、瑜祗宝塔を基本にした道場であることから、瑜祗経の具名「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祗経」の名にちなんで弘法大師が高野山の寺号を金剛峯寺と名付けました。
もとは、1593年に豊臣秀吉が母堂の菩提のために寄進したものです。青巌寺と呼ばれ江戸時代には、学侶の本山となり、明治初年に金剛峯寺と改称されました。
座主の住居であり、高野山真言宗団の中心として、すべての宗務、寺務を掌るところです。
本山内には、和歌山県指定の文化財である主殿をはじめ、奥殿、別殿、新別殿、奥書院、新書院、経蔵、鐘楼、茶室などがあります。
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