現在表示しているページ
ホーム > 組織から探す > 和歌山県東京事務所 > きのくにUターンセンター > U・Iターン事例集 > 東原史朗さんの場合:美浜町にIターン

東原史朗さんの場合:美浜町にIターン

東原史朗さんの場合
平成2年12月美浜町にIターン。
ご夫妻で悠々自適の生活。
仲間とともに海水から自然塩を作っている。
海水を焚いている東原さん。
海水を焚いている東原さん。
1 U・Iターンを考えたきっかけは?
 定年退職を期に、大阪を離れて全く新しい生活をしたいと思っていたら、たまたまパチンコ店で不動産屋と知り合いになり、大阪堺の自宅が思った以上に高く売れることがわかったこと。
2 和歌山県あるいはその地域を選んだ理由は?
 田辺の工務店の物件が安かった。自然公園内なので地目変更や建ぺい率とか色々問題はあったけれど。
3 事前の情報収集はどんな情報をどのように集めたか?
 情報誌は参考にしたが、とにかく大阪から離れて全く新しい生活をしたいという気持ちが強かったので、主に物件探しだった。
4 これからIターンを考えている人が、事前に情報収集しておいた方がいいと思う情報は?
 特にはないが・・・最寄りの病院がどこかとか。
5 家族や親戚の反対は?どうやって説得し、今はどうですか?
 子供たちは成人していたし、好き放題させてもらうということで。奥様の説得は、現在のご自宅裏の海岸に連れていき「プライーベートビーチはここや」と(笑)
6 子供の教育問題について?
 既に成人していたので教育問題は特に・・・。子供たちは、田舎暮らしは敬遠しているが、何かあった時には田舎へ来てゆっくりする等、彼らにも役に立っていると思う。
7 仕事の問題っていかがでしたか?
 年金生活なので特に不安はなかった。それより、隣の家に手が届くような都会から、住宅ローンからも開放され、悠々自適、好きなことをやれるのは楽しい。
8 実際に移り住んでみて、一番困ったことは?
 特になし。スズメバチが巣を作ったことぐらい。でも、スズメバチにとっては、そんなところに家を造った我々の方が迷惑な話だと・・・。タヌキや小鳥もでて来ますよ。
9 また、よかったことは?
 みんな。ウグイスが目覚まし代わりなんて贅沢でしょう。
10 その土地になじむため特に留意していること。
 3年間はおとなしくしてた。(笑)
 近所に新築があった時、もちまきがあって、子供に「おっちゃん、おっきな家建てたのにもちまきせんかった。」と言われた。楽しみにしてたんだ・・・と。そういうのは大事にすべきかな。
 また、家に門は作らず、誰でも家の脇の道を通って海に出られるようにしている。
11 和歌山県にU・Iターンを考える人に対するアドバイス。
 子供は自然の中で育てた方がいい。
 根を生やすための土づくりからするつもりでこないと失敗する。1回や2回は人生を変えるチャンスがあるもの。そのチャンスをとらえる決断力が必要。
12 また、受け入れる行政や住民の人へのアドバイス。
 行政や周りの人には、特になにもない。まず、自分たちが行動していこうと・・。
 例えば、移住者たちで煙樹ヶ浜の掃除を続けてきた。きれいなところにはゴミも捨てにくいだろうと。それが、今は町の人たちに徐々に広がってきている。 
13 これからどんなことをやっていきたいと思ってますか?
 今まで、例えば台風で流れ着いた流木を拾ってきて水車や机を作ったり、彫刻をやったり、篆刻や炭焼きをしたり、色んなことに挑戦してやってきた。
 そして今は、縁あって和歌山高齢者生活協同組合の設立に参加、その仲間とともに、釜焚き自然塩「逢母の天塩」(200グラム300円)を作っている。福祉施設と同組合と収益を分け、商売にはとうていならないが、元気な老人たちの生き甲斐づくりも兼ねてこんなボランティアがあってもいいのではと思っている。
 また、塩を作るときにできる「にがり」も体によいらしいので、商品にできないかと考えているところ。
 それから今は海水を炊いて塩を作っているが、天日でできるようになれば、もっと楽にたくさん塩が作れる。そのためには日当たりのよい広い土地が必要なので、なかなか実現が難しい。近くの休校中の小学校など活用できればいいのだが・・・。自分としては、できれば早く塩づくりを誰か後継に引き継いで、また新しい「遊び」に取り組みたいと思っている。
14 その他なんでも。
 海も和歌山の財産の一つ。もっと海を大事にし、活用できる方法を考えては?
 また、高齢者のノウハウや経験も生かしていけるような社会をつくっていくべきだと思う。

東原さんの御自宅の庭(というより庭園でしょうか?)にある、塩づくりの手製の釜
東原さんの御自宅の庭(というより庭園でしょうか?)にある、塩づくりの手製の釜。
仲間の皆さんとともに、少しづつ拡張し整備されてきたそうです。