現在の位置:トップページ > 県議会からのお知らせ > 県議会だより > 9月定例会号> 活動する常任委員会!

 

活動する常任委員会!
広川明神山風力発電所
(支柱の高さ約70メートル 回転羽根直径約60メートル 風速3メートルで発電開始)


県議会では、議員で構成する6つの常任委員会を設置し、提案された議案を専門的な見地から審査をしたり、今後の政策形成のため様々な調査を行っています。
今回、3つの委員会の活動を紹介します。

福祉環境委員会
 福祉環境委員会では、10月に2カ所で調査を行いました。
 まず、民間企業が広川町と由良町にまたがる明神山付近の尾根に建設した発電容量1万6000キロワット(1000キロワットの風力発電設備16基)の広川明神山風力発電所を訪問し、風力発電の事業化の課題、採算性、国の支援のあり方等について意見を聞くとともに、景観や低周波問題等への対応を依頼しました。
 次に、県福祉事業団(県指定管理者)が管理する由良あかつき園、由良みのり園を訪問し、障害者支援施設の現状を調査しました。
 今回の調査で得た経営基盤を安定化したいという県福祉事業団の意見については、新行財政改革推進プランを考慮しつつ、今後、県政に反映していきたいと考えています。

 


総務委員会
第二阪和国道(紀の国大橋)


 総務委員会では、10月に国土交通省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所において、阪和開発連絡協議会の重点事項である阪和間の道路整備のうち、県都和歌山市と大阪府をつなぐ第二阪和国道の進捗状況等について調査を行いました。
 第二阪和国道の大阪府阪南市から和歌山市に至る延長約20キロメートルの区間については、現在、大阪府側は阪南市箱ノ浦ランプまでと和歌山県側は和歌山北バイパスが開通し、一定の渋滞緩和が図られました。全線開通時には、慢性的な渋滞の更なる緩和や移動時間の大幅な短縮が期待されます。
 和歌山県の発展にこの道路は大変重要であり、遅くとも、平成27年の和歌山国体開催までの開通を強く要望しました。


建設委員会
7月12日に開通した四瀧トンネル


(注)
国道(県管理)
全国84.4%
県 57.9%
県道
全国66.7%、
県41.2%
(H18.4.1現在)


 建設委員会では、8月に、阪和自動車道和歌山北IC(直川)、京奈和自動車道側道中島高架橋、那智勝浦道路、国道169号宮井バイパス(四瀧トンネル)・奥瀞道路(瀞峡トンネル)、国道42号田辺西バイパスの建設工事の進捗状況及び紀の川流域下水道伊都浄化センターの現状等について調査を行いました。
 和歌山県の国道・県道の改良率は、全国ワースト2位と大きく立ち後れています(注)。
 特に、宮井バイパス、奧瀞道路は、全国唯一の飛び地村である北山村の「安全で安心な暮らし」を支える「命の道」と言えるものであり、奧瀞道路の残りの区間や、都市部における渋滞緩和策としての田辺西バイパスの早期完成を要望しました。

 

県議会が要請

県立高校入学者選抜来年度から新制度導入へ!

 高校入試の前期後期制は、すべての生徒に複数の受験機会を与え、主体的に進路を選択できる制度として平成19年度から導入され、その結果を議会としても注視してきましたが、初年度から改善を求める意見がたくさん寄せられました。
 中でも、前期試験において多くの不合格者を出すなど、受験する生徒や保護者に予想以上の重圧を与え、精神的に追い込むような状況を作り出している現実は、議会として見過ごすことができなくなってきました。
 このことから、教育委員会に対し前期後期制の早期の廃止を強く求めてきた結果、予定より1年早く現行制度が見直され、平成21年度の入学者を選抜する試験から新制度が導入されることになりました。

↑ページの先頭に戻る