県議会の沿革


本県の議会は、明治12年5月5日に和歌山師範学校講堂で開かれた第1回通常会に始まります。時の県令は神山郡廉(こうやま くにきよ)で、初代議長には濱口儀兵衛(はまぐち ぎへえ)が選任されました。議員は、明治11年7月太政官布告の府県会規則に基づいて明治12年3月に1区8郡から選ばれた43人であり、その任期は4年で、2年ごとに半数改選の制度がとられていました。


明治23年5月に府県制が公布され複選制が採用されましたが、本県では郡制の施行がおくれているという理由で、明治31年9月にようやく施行されました。しかし、翌明治32年には府県制の全面改正があり、わずか1年で同年9月に一般選挙が執行され、議員の定数は30人となり、また半数改選制も廃止されました。府県制は、その後も数回にわたって部分的な改正が行われ、昭和2年から新制度による普通選挙が実現し、議会の権限も逐次強化されました。


議会の創始当時は、議場がなかったので暫定的に師範学校の講堂を使用しましたが、明治15年に和歌山市六番丁の集産場跡を議事堂に充用しました。その後、明治29年に至って付近の敷地を拡張し、3万4200円余を投じて議事堂を新築しました。この議事堂は、当時、市内でも有数の建物として伏虎城下にその威容を誇り、昭和13年に完成した新県庁舎内の現議場に移るまで40年の長きにわたって県政の殿堂として使われました。


その旧議事堂の建物は、昭和16年に和歌山県農協中央会に委譲・移築され、さらに昭和37年、岩出市の根来寺本坊南側境内に移築されて、大講堂・客殿「一乗閣」と命名されました。その後、県はこの由緒ある建物を貴重な文化遺産として保存するため、再利用に向けての移築と整備を行い、平成28年に岩出市根来において復元整備が完成しました。この建物は我が国に現存する木造和風の議会議事堂としては最古のものです。


旧県議会議事堂
(旧県議会議事堂)

なお、本県の議会は、昭和22年4月、新憲法の施行を前にして一般選挙が執行され、選ばれた44人の議員によって地方自治法に基づく名実ともに新しい民主議会の第一歩を踏み出してから今日まで17回の選挙が執行され、現在は議員定数42人となっています。


近年、地方への権限移譲や議会改革といった議論が進む中、個性ある自立した地方自治の確立が求められており、議会は議決機関としての使命を果たすだけでなく、執行機関に対しての監視機能強化や議員の積極的な政策立案等、これまで以上に活発な議会活動が求められています。


◎和歌山県議会議員定数の変遷

選挙の回数選挙年月議員定数
第1回県議会議員選挙昭和22年4月44人
第2回県議会議員選挙昭和26年4月※45人
第3回県議会議員選挙昭和30年4月45人
第4回県議会議員選挙昭和34年4月※46人
第5回県議会議員選挙昭和38年4月46人
第6回県議会議員選挙昭和42年4月46人
第7回県議会議員選挙昭和46年4月46人
第8回県議会議員選挙昭和50年4月46人
第9回県議会議員選挙昭和54年4月※47人
第10回県議会議員選挙昭和58年4月47人
第11回県議会議員選挙昭和62年4月47人
第12回県議会議員選挙平成3年4月47人
第13回県議会議員選挙平成7年4月47人
第14回県議会議員選挙平成11年4月47人
第15回県議会議員選挙平成15年4月※46人
第16回県議会議員選挙平成19年4月46人
第17回県議会議員選挙平成23年4月※42人
第18回県議会議員選挙平成27年4月42人

議員定数欄の※印は、議員定数に変更があったことを表しています。

 


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