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平成27年9月 和歌山県議会定例会会議録

第4号(秋月史成議員の質疑及び一般質問)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

 9番秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕(拍手)
○秋月史成君 親愛なる花田先輩に引き続き、議長のお許しをいただきましたが、質問に先立ちまして、一言御挨拶させていただきます。
 本年4月の和歌山県議会議員選挙において、西牟婁郡選挙区より選出されました秋月史成でございます。この歴史と伝統ある和歌山県議会に登壇の機会を与えていただきましたことを、心から深く感謝申し上げます。また、県議会の壇上に押し上げていただきましたふるさと西牟婁郡の皆様に、改めて感謝する次第であります。
 私は、活気に満ち、笑顔あふれるふるさと和歌山をつくりたい、私同様、市井の皆様の声を県政に届け形にしたいという思いを持ち、昨年11月上旬、出馬の意思を固め、西牟婁郡3町を歩き、住民の皆様の声を聞いてまいりました。
 日本人は、古来より勤勉で秩序正しく、伝統を重んじ、利他の心を持ち合わせるすばらしい国民性を兼ね備えた優秀な民族です。明治維新以降、この国や地域を支えてきたのは、歴史に名を残した偉人だけではなく、地元に根づいて頑張ってきた名もなき人々一人一人であり、そんな人たちが力を合わせて幾多の困難な時代を乗り越え、未来を切り開いてきたのです。
 私は、この郷里和歌山、祖国日本をこよなく愛し、和歌山の未来、日本の未来をともに考える志ある人々一人一人の思いを県政に届け、声を形にしたいと考えております。歩けばわかります。現在の西牟婁郡、いえ、和歌山の現状が。
 空き家や荒れ果てた耕作放棄地をよく目にいたします。出会う人は高齢者が多く、福祉車両を多く目にいたします。子供や若者より高齢者が多い。私たちのころは豊かさを求めて都会に行きましたが、現在は違います。豊かさと仕事を求めて都会に行きます。雇用創出のため、新たな企業誘致、今まで地域に根づいてきた企業、産業にさらなる活力を与えなくてはなりませんが、4年前の東北大震災から大きな大きな政治課題がさらに急務となりました。
 防災対策、減災対策です。津波や家屋の倒壊から命を守れるだろうか。国民、県民が英知を出し、克服しなくてはなりません。その1つとして国土強靱化法があります。防災インフラ、減災インフラの構築は急務ではありますが、しかし、1年、2年の短期で達成できるものではありません。いつ起こるともわからない巨大地震に備え、救出システム、減災システムの構築が急務と考えます。
 ここ和歌山では、仁坂知事を先頭に県当局の皆様もその重要性を認識し、日々御尽力いただいていることではありますが、今後は、仁坂知事、県当局の皆様、先輩・同僚議員の皆様と協調し、時には激論を交わしながら、県民の生命、財産、生活を守るという視点に立って、和歌山県政初の国防族県議会議員として、また零細企業の経営者として培ってきた商人の知恵を生かし、全身全霊、政治活動に取り組んでまいりたいと考えております。何とぞよろしくお願いいたします。
 それでは、通告に従い、一般質問に入らせていただきます。何分、政治経験の浅い私ですので、ふなれな点も多々あろうかと思いますが、精いっぱい頑張りますので、よろしくお願いいたします。
 南紀白浜空港の利用者の取り組みについてお尋ねいたします。
 南紀白浜空港は、県内唯一の空港として1968年に初代南紀白浜空港が開港し、1996年には、ジェット化に伴い、現在の新空港が開港されました。2000年には、滑走路も2000メートルに延長され、供用を開始しております。先人の方々の御努力に敬意をあらわす次第であります。
 現在では、首都東京と紀南地方をつなぐ重要な交通手段として活躍しております。観光や商業目的でさまざまな人々が利用しております。また、それだけではなく、災害時には重要な防災拠点空港になることは、皆様も承知のことかと思います。
 標高約90メートルの高台に位置し、ほぼ日本列島の中心付近に位置する空港でもあります。近隣の空港では、中部国際空港や関西国際空港、徳島空港など、さまざまな空港がありますが、いずれも標高の低い沿岸部に、その多くは位置する傾向にあります。
 巨大地震が起こったときに発生する津波の影響を受けることも想定されます。宮城県中南部の海岸線に近い場所に位置する仙台空港が津波により冠水し、使用不可能になったことは、皆様の記憶にも新しいことと思います。
 しかしながら、南紀白浜空港は、先ほども申し上げましたとおり、標高約90メートルの高台に位置し、巨大地震発生時に起こる津波の影響を直接受けない絶好の場所に位置しています。災害が発生した際、救出・救援活動、物資輸送の観点から見ても、非常に好条件の場所に位置いたします。
 しかし、よいことばかりではありません。標高が高い場所に位置するということは、それだけ雲に近く、航空機の離発着時に悪影響を及ぼすということにもなります。特に着陸時には、滑走路の視程が悪いと着陸困難となります。
 私の調べましたところ、欠航率は約2%から3%と、離島空港を除いた地方管理空港の中では決して高い欠航率と言えませんが、雲や霧が滑走路にかかり、視程が悪く、視程回復を待つために上空旋回を繰り返し、上空待機を余儀なくされたり、着陸復行を何度も行ったりと、乗客として私も幾度となく経験したことがあります。
 さらなる利用率向上、安定・安全運航のために、また防災という視点から、空港整備、計器着陸装置ILSのさらなる向上をあわせて望みたいと思っておりますし、最新鋭の機材就航も望むところではあります。
 前振りは長くなったんですけども、本題に入ります。
 現在、南紀白浜空港は、首都圏と紀南地方をつなぐ空港として、主に観光、商業目的の利用者を乗せた民間旅客機が運航しております。お盆休みも過ぎ、学生の夏休みも終わりを迎えようとはしていますが、南紀白浜空港は、まだまだ観光最盛期を終えてはいません。
 本年1月から7月までのデータでは、搭乗者数も前年と比べると8704人ふえている状況でもあります。現在、3往復6便就航中のうち、2往復4便の機材が大型化した7月だけでも、対前年度、搭乗者数は2155人ふえております。また、大型機材が就航していない6月も、対前年度搭乗者数2113人がふえております。利用者の増加が顕著にあらわれております。景気回復、アジア、欧米からの観光客増加、首都圏におけるPR活動、パンダ効果、世界遺産効果が功を奏したと思われますが、それ以上に関係者の並々ならぬ努力の成果、地道な努力の成果、機材が大きくなった効果が出たと私は考えております。
 日本航空は、需要対応及び国の地方航空路線活性化プログラムなどによる利用増を背景に、本年7月、8月の2カ月62日間、2往復4便に使用機材もエンブラエル170、76席から機材変更をし、ボーイング737─800、165席を導入しております。その結果、期間中の座席は2万2000席余り増加しております。
 先日も、東京での要望活動のため、私も737に搭乗いたしましたが、エンブラエル170と比べると座席も広く、たった1時間のフライトでしたが、快適に過ごすことができました。御一緒させていただいた前芝議長も御満悦の様子でした。
 しかし、今のところ、本年7月、8月の2カ月間限定の就航となっております。9月26日から紀の国わかやま国体も始まり、紀南地方にも選手や観戦者が多く来県されることになります。そんなやさきに機材を変更し、小型化されることは残念でなりません。また、エンブラエル170機材では、座席数も76席と、修学旅行等の団体利用者も使用しづらく、何とか座席数の多き機材を継続的に就航していただきたく思っております。今後の継続的大型機材就航常態化について、企画部長のお考えをお伺いいたします。
 引き続き、もう1つの質問に入ります。
 現在、南紀白浜空港は、日本航空ジェイエア、1日3往復6便の東京国際空港・羽田路線のみの定期就航となっております。東京国際空港・羽田は、2010年10月に国際ターミナルが開業され、国際定期便が復活し、現在多く運航され、新たな世界との窓口となっております。また、引き続き国内線のハブ空港として活躍し、日本国内と海外をつなぐ国際空港として進化しております。
 東京国際空港・羽田から約1時間のフライトで南紀白浜空港まで到着いたします。以前は、旧空港から数えますと大阪便、名古屋便、福岡便、広島西空港便など定期就航路線もありましたが、利用者が少なく、残念ながら廃止路線となりました。
 しかし、東京国際空港・羽田が、日本国内、海外をつなぐハブ空港に再び進化した現在、南紀白浜空港が世界、国内各地と紀南地方をつなぐ空港に進化したと言っても過言ではありません。観光目的、商業目的等での利用を考えますと、以前に比べ随分利用しやすい時刻表となってはおりますが、さらに利便性を高めるためにも、世界、国内各地と紀南地方をつなぐ南紀白浜空港─羽田便の増便に向けた取り組みについて、企画部長にお尋ねいたします。
○議長(前芝雅嗣君) ただいまの秋月史成君の質問に対する答弁を求めます。
 企画部長高瀬一郎君。
  〔高瀬一郎君、登壇〕
○企画部長(高瀬一郎君) 南紀白浜空港の利用者数向上の2項目の御質問に一括してお答えします。
 まず、機材の大型化についてでございますが、議員お話しのように、昨年度から国の地方航空路線活性化プログラムを活用して首都圏からの誘客に取り組んでおり、本年1月からの搭乗者数は昨年を大きく上回っております。
 こうしたことから、夏季の需要増に向けて、日本航空に対して機材の大型化や特便割引期間の拡大を積極的に働きかけた結果、本年7月及び8月、朝夕2往復の機材が大型化されるとともに、これにあわせて特便割引7や特便割引3を利用できる特便割引適用期間が拡大され、運賃の低減が図られたところでございます。
 引き続き、南紀白浜空港の利用促進に向けて、日本航空に対し、機材の大型化や運賃低減に向けた特便割引適用期間の拡大などを働きかけ、利用しやすい環境づくりに取り組んでまいります。
 次に、白浜─羽田便の増便についてですが、議員お話しのように、南紀白浜空港には、日本航空がエンブラエル170、76人乗りで1日3往復就航しています。昨年度の搭乗者数は約10万8000人で、搭乗率は65.8%でした。また、機材が大型化された本年7月の搭乗者数は、昨年に比べ2100人余り増加しておりますが、搭乗率は51.6%にとどまっています。
 このような状況の中、直ちに増便を要望することは難しいものと考えます。まずは、利用者数の向上のために、年間を通した機材の大型化や運賃低減に向けた特便割引適用期間の拡大などを日本航空に働きかけてまいります。
○議長(前芝雅嗣君) 秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕
○秋月史成君 企画部長、御答弁ありがとうございます。
 先日、要望活動のために東京に出向きまして、自由民主党の総務会長室に御訪問させていただきました。そのときに、南紀白浜空港─羽田便が1日3便では少ないのではないかと言われまして、総務会長にともに頑張ろうと言われまして、確かに1日3便では少ないかなとは思いますが、何せ相手は民間企業のことですので、企画部長の御答弁でもありましたように、かなり難しいのかなと思うんですけども、昨年の搭乗率が65.8%、大型機材就航の7月搭乗率が51%とお聞きしましたが、では、何%なら大型機材就航が継続的に、また常態化するのか、搭乗率が何%なら増便の可能性があるのかに向けて庁内でも再検討していただき、大型機材の就航に向け、また増便していただけるようになるかを前向きにお考えいただけるように切にお願いいたします。
 南紀白浜空港は、和歌山県の宝だと私は思っています。現状維持は衰退だと思いますので、私も微力ながら、さらなる南紀白浜空港の進化のために額に汗して頑張っていきたいと思いますんで、そちらのほうも、当局のほうもよろしくお願いいたします。
 次の質問に入ります。
 次に、西牟婁郡内の道路問題についての質問に移りたいと思います。
 上富田町における問題点を住民の方々の声を聞きながら歩いておりましたが、道路問題では、その中で一番住民が語気を強めていたのは県道220号線、岩田保呂線のことでございます。
 岩田保呂線は、県道219号線から上富田町岩田橋付近から継ぎ、富田川左岸を走り、国道42号線郵便橋南詰に至る路線延長約4.3キロ、富田川右岸を走る国道311号線の対岸道路です。毎年2月に行われる上富田町最大のイベント、紀州口熊野マラソンのコースにもなり、多くのランナーが走る道路でもあります。長年、交通の支障になっていた生馬─保呂間の300メートルも現道拡幅が終わりましたが、あと少しの区間が残されております。
 また、岩田橋から生馬橋に続く区間1.5キロメートルは未改良区間であり、幅員が狭く、車両の対向にも困難を来している状況でもあります。富田川左岸は右岸側同様、近年、多くの住宅地が建ち並ぶ地域となっております。ふだんの生活用道路としてはもちろんのことながら、隣接する食品加工会社の荷物を運ぶ産業道路としても現在活用しております。また、災害時における重要な迂回路として整備を、上富田町民だけではなく、隣接地域の住民も待ち望んでおります。
 平成10年ごろに計画があり、測量設計も既に終了しておりましたが、用地取得に難航し、残念した経緯もありますし、地籍調査も一部は済んでいない区間もありますが、未改良区間がまだまだ残る県道岩田保呂線についてどのようなお考えをお持ちか、県当局にお尋ねいたします。
○議長(前芝雅嗣君) 県土整備部長野尻邦彦君。
  〔野尻邦彦君、登壇〕
○県土整備部長(野尻邦彦君) 本県では、近畿自動車道紀勢線や京奈和自動車道といった高速道路を初め、これらを補完するX軸や川筋ネットワーク道路などの幹線道路の整備に重点的に取り組むとともに、日常生活に欠かせない生活道路については、防災や交通安全などに配慮して、交通の支障となる箇所を着実に整備しているところでございます。
 県道岩田保呂線につきましては、1日の交通量が約1500台と少なく、また富田川対岸に幹線道路である国道311号が整備されていることから、現道対策として生馬橋から郵便橋の間で逐次整備を進めているところです。
 今後は、この事業中区間の整備を進めた上で、議員御指摘の岩田橋から生馬橋間の未整備区間につきましても、地籍調査が進展し、用地の協力が得られるのであれば、事業化について検討してまいります。
○議長(前芝雅嗣君) 秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕
○秋月史成君 御答弁、ありがとうございます。
 生馬橋から保呂までの区間が若干未整備の区間が残っております。地域に住む住民といたしましては、もう少しなのになと思うところでもあります。その箇所におきましては、改良を加速いただきますようお願いいたします。
 それと、御答弁の中で1日の交通量が約1500台と少ないとありましたが、上富田の住民としては改良ができてないから少ないんです。本当は通りたいんだけど、通りにくいから1500台と少ないのではないかなと私は考えております。発想の転換をして、まずは現道対策を迅速にお願いいたしますし、また、私も上富田町当局、地域住民の方々と連携を密にして、微力ながら事業化に向けて奔走したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 次の質問に移ります。
 県道日置川大塔線についてお尋ねいたします。
 待ちに待った紀の国わかやま国体が、もう間もなく開催されます。8月30日に開通する紀勢自動車道南紀白浜─すさみ南間24キロ、県道白浜温泉線、フラワーラインも国体開催までの9月18日に2.4キロ、一部の区間を除き供用開始となります。
 また、長年、先人の方々が夢見ていました県道白浜久木線も事業化が決まり、工事開始を待つばかりとなりました。紀勢自動車道の開通並びに県道建設に際し御尽力なされました仁坂知事を初めとする県当局の皆様、全ての皆様に、西牟婁郡に住む者として深く感謝申し上げます。
 また、仁坂知事が強く推し進めております紀勢自動車道のさらなる延伸、X軸、川筋ネットワークなど、道路行政に際し、私も微力ながら精いっぱい頑張ってまいりたいと思っております。
 紀勢自動車道南紀白浜─すさみ南間が開通し、県道日置川大塔線に日置川インターでつながります。日置川大塔線は、日置川大橋から田辺市合川までの約32.5キロの、ほぼ日置川に沿った県道です。日置大橋─日置駅─田野井の区間や安居─向平は2車線整備がされておりますが、その他の区間は1車線で狭隘な道路が続き、見通しの悪いカーブを持つ区間が多いのが現状です。
 現在まで多くの箇所で補修、改良工事が行われましたが、現在も日置─大古工区では歩道の設置、矢田工区では200メートルの現道拡幅工事に着手され、用地買収が進められております。口ケ谷区間では、300メートルの現道拡幅改良が、一部工事も着手されております。しかし、まだまだ集落と集落の間では、路肩から落石が路面に散らばりやすい箇所が多く、実質的迂回路が存在しないことから、たびたび時限的、長期的通行どめともなります。過疎化が進む地域ではありますが、日置川筋に住む住民にとりましては重要な生活道路でもあります。特に宇津木橋から玉伝橋までの間は狭隘な道路が続き、以前は崖から転落し、死者も出たと聞いております。
 また、樹木の枝が道路に垂れ下がり、観光客を乗せた大型観光バスが運行しにくい区間が多く存在し、日置川筋の観光に支障を来しているのが現状です。将来、白浜久木線が開通し、主要な集落をつなぐ生活道路である日置川に沿った日置川大塔線について、将来どのようなビジョンをお持ちか、また、改修に対するお考えを県当局にお尋ねいたします。
○議長(前芝雅嗣君) 県土整備部長。
  〔野尻邦彦君、登壇〕
○県土整備部長(野尻邦彦君) 県道日置川大塔線につきましては、これまで沿道の主な集落から田辺市方面へ直接アクセスする県道市鹿野鮎川線や上富田すさみ線を重点的に整備してきたため、その整備が相対的におくれてきた経緯があります。
 当該路線につきましては、現在、白浜町内の矢田地区及び口ケ谷地区において現道拡幅を、また、紀勢自動車道の日置川インターチェンジ周辺において、現道拡幅とあわせて歩道整備を実施しているところです。
 残る未改良区間につきましては、今後、紀勢自動車道の供用により交通の流れが変化し、当該路線の果たす役割も変化することが予想されるため、狭隘箇所の現状や周辺道路の整備状況などを十分勘案した上で、その整備のあり方について検討してまいります。
○議長(前芝雅嗣君) 秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕
○秋月史成君 県道整備部長、御答弁ありがとうございます。
 県道日置川大塔線におきましては、優先順位が低かったため整備がおくれたとの御答弁と私は理解してるんですが、物事には優先順位があるのは理解はしたいと思いますが、整備がおくれたから日置川筋が過疎化を加速させてしまったのではないかなと思います。紀勢自動車道の供用により人と物の流れが変化を生じます。
 私にとりましては、日置川は産湯をつかった町でもありますので、墳墓のまち、日置川のために、また地域住民の悲願達成のために、さらなる御尽力を当局としてよろしくお願いいたします。
 次の質問に移ります。
 次に、南紀支援学校の老朽化に伴う建てかえ問題についてお尋ねいたします。
 南紀支援学校は、私が住む上富田町は岩田地域に所在する、主に紀南地方に住む肢体不自由の児童や生徒が勉強し、一人一人の障害に応じた自立に向けた活動を行う学校です。昭和42年に建てられ、ことしで48年となります。私より1つ年上となります。
 静かで自然あふれる上富田町岩田地域に建つ学校で、小学部、中学部、高等部の3学部を設置し、寄宿舎も設置され、児童生徒はスクールバスを利用し通学するほか、寄宿舎や隣接する福祉施設からも通学しております。しかしながら、現在、かなりの問題を抱えた学校施設となっております。
 私も、この9月で47歳となります。私は、今のところ幸い大きなけがや病気もせず健康でいますが、私の同級生の話を聞きますと、ここが悪いとか、どこが悪いとか、健康診断を行うと悪い数値が出たとか、また、病気で亡くなった者さえいます。そろそろ体の痛みや衰えが発生する年ごろとなりました。現在議場におられる諸先輩を初めとする皆様も、同じ状況ではないでしょうか。
 実は、私より1つ年上の南紀支援学校も同じ状況です。私は、保護者や学校関係者の方々から御相談を受け、何度か施設に訪れ、その現状を細かく見てまいりました。校地面積5268坪、建物面積1609坪の広大な敷地に、主に平家の建物が建ち並ぶ学校ですが、建物と建物をつなぐ渡り廊下があり、雨の日は学生がずぶぬれになりながら渡り廊下を渡らなくてはならず、肢体不自由の学生にとってはかなりの負担がかかり、問題のある構造となっております。
 また、冬場などは建物内部と渡り廊下の寒暖の差が激しく、心身に悪影響を来す可能性もあります。地盤沈下で教室、職員室の戸のたてつけも悪く、戸の開閉に支障も来しております。水道設備も老朽化が進み、夕方近くになると水圧が下がり、トイレの使用にも支障を来してる現状もあります。建物内部も老朽化が進み、剥がれかけた壁や薄暗い廊下、教室等々、数えれば切りがないほど老朽化が進んでおります。まさに劣悪な教育環境としか言いようがありません。
 6月議会の開催中に県当局の方々と相談し、現在の南紀支援学校の状況をお伝えしたところ、平成20年ころから現在の状況を掌握してる。入学式、卒業式等の行事でその劣悪な環境を教育長を初めとする職員の皆様も掌握しているそうでございます。なのに、なぜ改修が進まないのでしょうか。
 簡単な補修改修で済む施設ではなく、全面建てかえが必要な施設であるという認識もお示しいただいています。また、幾多の議論を重ねているそうでございます。幾多の議論を重ねていながら一向に問題が前に進まず、建てかえのめどをお示しいただけないのか、本当に不思議でなりません。問題を先送りにして放置してると、保護者や学校関係者から、また県民から思われても仕方ないのかもしれません。私も我が子を持つ親の端くれです。全ての親の共通する思いは、我が子をよい環境に置きたい。保護者も学校関係者もまた皆同じ思いです。
 県当局の方々も、子を持つ親の方が多いと思います。我が子が劣悪な環境に置かれたらどう思いますか。自分の子供だったらどう思いますか。児童生徒、保護者、学校関係者も皆、建てかえのめどを、一寸の光を待ち望んでおります。我が子の時代は難しくても、次代の子供に何とかよい環境で学んでもらいたいと切実な思いを持っておられます。今後の南紀支援学校の建てかえに対するお考えを、まためどについて教育長にお尋ねいたします。
○議長(前芝雅嗣君) 教育長宮下和己君。
  〔宮下和己君、登壇〕
○教育長(宮下和己君) 南紀支援学校は、昭和42年に県内最初の養護学校として開校以来、県内の肢体不自由教育を牽引してまいりました。
 議員御指摘のとおり、これまで施設の耐震化や修繕等を行ってきましたが、建設から50年近くが経過し、老朽化が進んできている現状にあることは認識してございます。
 これまで、県教育委員会では、障害のある児童生徒の県内支援体制の構築とともに、課題となっていた紀北地域における県立特別支援学校の過大規模化の解消等に取り組んでまいりました。
 教育長就任後、大きな課題として田辺・西牟婁地方の特別支援教育のあり方、南紀支援学校の障害特性に対応した施設整備を実現することが必要であると考え、新たに庁内ワーキンググループ会議を設け、具体的な検討に着手するよう指示し、平成27年度内に一定の方向性を取りまとめる予定にしてございます。その後、学校関係者や保護者、地域の皆様方から御意見をいただくとともに、関係部局との協議を順次進め、できる限り早く具体的なプランとしてまいります。
○議長(前芝雅嗣君) 秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕
○秋月史成君 教育長、まずは御答弁ありがとうございます。
 しかし、私といたしましては、決して満足したお答えではありません。7年も問題を認識していながら、紀北地域における県立支援学校整備とどうして並行して南紀支援学校の建てかえ計画が進まなかったのか、かなり残念です。それと、やっと庁内にワーキンググループ会議の設置。当局といたしましては協議が遅過ぎたのではなかったのかなと思わざるを得ません。
 今回の質問に際し、私は本当は知事答弁を求めたかったのですが、保護者も学校関係者も県民も仁坂知事の声を聞きたかったのですが、━━━━━━━━━━━━、知事の答弁はかなうことができませんでした。私も政治経験が浅いですし、人生初の一般質問ということもありまして、父母の教えのとおり、年長者の意見にはできるだけ添うようにと言い聞かされましたので、今回は断念いたしました。
 また、27年度に整備にかかわる一定の方向をまとめていただけるということ、私や県民の感覚では、2〜3年以内に建てかえができるのではないかなという少し明るい光が見えてきましたが、できない理由を考えるのでなく、できるにはどうしたらよいのかという発想に転換していただき、仕事に納期があるように、いつも期限つきという発想で計画を迅速に推し進めていただきますようお願いいたします。
 こうして議論を重ねているうちにも、刻一刻と時間が過ぎております。劣悪な環境で子供たちが過ごしております。県当局としては、問題を掌握し、看過できない施設であるということを認識し、早期建てかえを目指して今後努力いただけることとは思います。仁坂知事も、私の質問で問題を認識していただけたと思います。心温かき仁坂知事の御英断を早くいただき、早期問題解決について強く要望いたします。
 次に参ります。
 県当局の方々のお話では、将来建てかえる際には、紀南地方における複合的な障害者施設のモデル施設にしたいという希望を持っておられるようですが、具体的にどのような施設をお考えか。また、どういった理念の施設かをお示しいただきたく思います。
 また、上富田町岩田地域の本来災害時における避難場所となる公民館等の施設が9カ所と、十分とは言えない状況です。岩田地域、隣接の岡地域は地区人口3720人の地域ですが、災害時における避難場所は多ければ多いほどよいと思われます。災害時の避難場所機能を備えた施設をお考えかを、あわせて教育長にお尋ねいたします。
○議長(前芝雅嗣君) 教育長。
  〔宮下和己君、登壇〕
○教育長(宮下和己君) 南紀支援学校の施設整備については、先ほどお答え申し上げましたとおり、田辺・西牟婁地方における特別支援教育のあり方をまずしっかりと見据えていきたいと思ってございます。また、障害のある児童生徒のさまざまなニーズに応えることをしっかりと念頭に置きまして、現在、検討を進めさせてございます。
 議員御要望の観点等も含めまして、地元地域の皆さん方とも協議しながら、施設の整備構想を取りまとめていきたいというふうに考えてございます。
○議長(前芝雅嗣君) 秋月史成君。
  〔秋月史成君、登壇〕
○秋月史成君 御答弁ありがとうございます。
 今回の私の質問では、南紀支援学校の児童生徒、保護者、学校関係者の視点に立った質問だったのですが、南紀支援学校の建てかえについては、今後、上富田町内におけるまちづくりにもかかわる問題だと思います。答弁にもありましたように、保護者や学校関係者、地域自治体、地元地域と、時間はありませんが、できるだけ丁寧に協議し、最大公約数の方々に喜ばれるような整備構想作成をお願いいたします。
 これで、私の人生初の一般質問を終わります。最後までおつき合いいただきましたことを深く御礼申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 以上で、秋月史成君の質問が終了いたしました。
 これで、午前中の質疑及び一般質問を終わります。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時37分休憩
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