古座街道

日本の原風景を探して 古座街道を行く

こちらのサイトでは、江戸時代のころより熊野地域の産業や文化を支えた「古座街道」について、東牟婁地域における見どころをご紹介しています。

古座街道とは

上富田町から串本町の主に山間部を通る道で、全長およそ80キロメートルに及びます。
司馬遼太郎の著書「街道をゆく」シリーズの「熊野・古座街道」で知られ、江戸期から明治中期までは田辺から古座間を最短距離で結び、行商人の往来や西国巡礼などに使われた重要な道で、熊野の歴史と文化を育み、生活を支えた街道です。下の地図は、古座街道と大辺路と中辺路の位置を示しています。

古座街道地図の画像

見どころ

古座街道沿線には多くの見どころがあります。古座川町では、清流「古座川」・「佐本渓谷」が流れ、「古座川の一枚岩(いちまいいわ)」・「嶽の森山(だけのもりやま)」に代表される巨岩群や「神水瀑(しんすいばく)」・「福井谷のナ メトコの滝(通称)」などの美しい滝があり、荒々しくも美しい自然の造形に触れることができます。そのほか、この地域の歴史や文化を知ることができる石仏や鉱山跡、旅の疲れを癒す「美女湯温泉(みめゆおんせん)」・「月野瀬温泉」などがあります。
また、街道名称の由来となった串本町古座地区は、古座川の河口に位置し、古座街道と熊野古道大辺路が交わる要所でした。今も残るノスタルジィな佇まいの路地裏を散策することができます。平成28年4月には、古座の祭りである「河内祭りの御舟行事(こうちまつりのみふねぎょうじ)」が、日本遺産「鯨とともに生きる」のストーリーを構成する文化財として認定されました。
また東牟婁地域だけでなく、西牟婁地域(上富田町、白浜町日置川、すさみ町)の街道にも多くの見どころがあります。

うるしがふちの画像
漆が淵(古座川月野瀬)
しんすいばくの画像
神水瀑(古座川町明神)
潤野潜水橋の画像
潜水橋(古座川町潤野)
嶽の森山の画像
嶽の森山 山頂からの眺望
(古座川町相瀬)
十五体石仏の画像
十五体石仏群(古座川町長追)
福井谷のナメトコ滝の画像
福井谷のナメトコの滝

福井谷の坂の画像
福井谷の石畳

(古座川町長追)

河内祭りの舟渡御の画像
河内祭りの御舟行事
(串本町古田)
(補足)日本遺産の構成文化財

古座の路地散策の画像

路地散策(串本町古座)

街道マップ「熊野中道 古座街道めぐり」

配布マップの画像

古座街道全線ルートと見どころを紹介したハンディサイズのマップです。
和歌山県庁観光振興課、東牟婁振興局、西牟婁振興局のほか、街道沿線(上富田町、白浜町日置川、すさみ町、古座川町、串本町)の町役場や観光協会などにて無料で配布されています。

街道を歩くときの注意事項

  • まずは情報収集
    ほとんどが山の中の道です。道標(案内板)が少なく、また、野生動物等に遭遇する可能性が高く、上級者向けのコースです。安全に歩くために、事前に街道沿線の町役場や観光協会などで情報を十分に収集してください。
  • 無理のない行程を立てましょう。
    歩行距離や所要時間、高低差、トイレの場所、公共交通機関の運行状況について十分調べたうえで、無理のない行程を立ててください。
  • 装備をしっかり
    服装や持ち物などは、ハイキングや登山に適したものをご準備ください。
  • ガイドの御案内
    コースを安全に歩くため、地元ガイドをご利用することをおすすめします。街道沿いの史跡や歴史などを知ることができます。
    ガイド団体 お問い合わせ先:大辺路刈り開き隊(上野)090-7042-3418

このサイトのお問い合わせ先

〒647-8551 和歌山県新宮市緑ヶ丘2-4-8 東牟婁振興局 地域振興部 企画産業課
TEL:0735-21-9604
FAX:0735-21-9640
メールアドレス:e1307161@pref.wakayama.lg.jp

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