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伝統的建造物群保存地区とは?
伝統的建造物群保存地区とは、それまでは建物単体でしか保存出来なかった歴史的 建造物を、
  面的な広がりのある空間として保存するために制定されたの制度で、伝統的な街並みや集落の
   景観を保存するだけでなく、そこに住む人々がそれを活用しながら、地域の歴史や文化を次代
に伝えていこうとする活動を市町村や国が支援するものです。
  湯浅町では町と地域住民の協議により定められ、伝統的建造物の修理や、伝統的な 街並みに
似合う景観づくりのために
建造物の修景(増改築や修繕)などの保存事業を推進しています。
湯浅町では最も古い建物が残る北町・浜町・中町・鍛治町を中心とする地域が保存地区に指定
されています。

  平成18年12月に重要伝統的建造物群保存地区と して文化庁から選定を受けました。
  これは全国で79番目の重伝建の指定であり、和歌山県下では初めての快挙です。

  
湯浅町伝統的建造物群保存地区

    ★ 北町通り
北町通り
 湯浅の伝建地区の中でも見所が最も多い通り。
通り沿いには手作り醤油で有名な角長の醤油醸造所や職人蔵があり、麹屋や加納家に代表されるような湯浅の伝統的な造りの家屋が軒をつらねている。また、吊 り行灯によるライトアップも美しい。
         

  ★ 麹屋(津浦家)
麹屋(津浦家)

湯浅の伝統的建築様式の 商 家で、麹の製造・販売を行っていた。
平入りで、屋根は本瓦葺き(丸瓦と桟瓦が交互に組まれる)。
1階にはかつては取り外し可能だった半格子があり内部には通り土間を設け、天窓がある。

     ★ 鍛冶町
栖原家
かつては鍛冶職人が多く住んでいた地区。 江戸~明治期に建てられた切妻造・本瓦葺 の栖原家や竹林家などがある。 栖原家の半格子(商人の家の正面に多く見 られ、
取り外して 帳簿のやりとりなどをした)は現在 でも着脱可能な状態で残っている。

★ 加納慶弘家

加納家
大正10年の建築された近代和風住居の典型例。木格子は繊細で、黒漆喰の壁の両側には防火対策の袖壁があり、良材を用い、細部までしっかり作り込まれ、80年以 上経過した現在も綺麗な状態。
平入りで、切妻造・本瓦葺に木瓜型の虫籠窓。

  ★ 甚風呂

甚風呂
江戸時代から昭和の終わりまで営業していた小路にあるお風呂屋さん。個性的な外観と建物内部を保存・修復し、住時の生活様式を伝える資料館として公開しています。

開館:日曜日 10:00~16:00

詳細は湯浅町役場まちづくり企画課にお問い合わせください。

(代)0737-63-2525

   ★切妻造・平入り

平入り
頂点に棟の稜線が 1本通り、両側に屋根面が流れる形。切妻造りの雨が流れ落ちる方向(棟と平行な側面)を平(ひら)といい、三角形の切り口の方(長方形平面の短辺)を妻 (つま)という。出入口が平側にあるものを平入り、妻側にあるものを妻入りという。

  ★ 本瓦葺・桟瓦葺

本瓦葺・桟瓦葺
本瓦葺きは、丸瓦と平瓦の2種類の瓦を交互に重 ね並べていく葺き方で、軒の先端には、軒丸瓦と軒平瓦という文様のついた2種類の瓦が取り付けられる。
波を打ったような形の桟瓦を重ね並べていくのが桟葺きで、本瓦葺きと比べ、1種類の瓦で屋根の大部分を葺くことができる画期的な方法。 江戸時代半ばから普及。

  ★ 虫籠窓・出桁

虫籠窓・出桁
虫籠のように格子の目を細かくした窓で、町屋の二階壁面についています。 防火や採光そして通風口としての役割を果す。 湯浅には漆喰で固めた虫籠窓や、木瓜型の虫籠窓などが見られる。 瓦葺屋根の軒を屋根を支える桁がひさし部分に張り出している構造を出桁という。

  ★ 道町通り(伝建地区外)

道町通り

道町の通りは熊野古道が市街地を通る唯一の通り で、通り沿いに建つ立石は熊野古道の中でも最大級の道標である。
かつては人々が行き交う交通の要所で、旅籠などの商家が軒を連ねていたという.。


★ 他の名所

 大仙堀・・・角長の裏手にある堀で、醤油の積み下ろしに利用された。

醤油記念資料館・・・醤油の歴史や製法についての展示や解説がある。

ふれあいギャラリー・・・北町通りの中心にあり、休憩所として整備されている。

土蔵群・・・白壁で覆われた土蔵が並んでいる。

せいろミュージアム・・・かつて使用された古民具を展示している。町中に約100ヶ所点在している。

醤油船・・・モロミを絞り、醤油をつくる時に使用した。

深専寺・・・安政の大地震についての碑文が残る。 かつては熊野詣での皇族も泊まったといわれている。