「憩楽クラブかつらぎ」設立のきっかけ
近年、地域コミュニティ機能の低下や地域の教育力の低下が指摘されています。また、スポーツをしない子供たちが増加し、それに伴い、子供の体力低下も社会問題となっています。
そういった社会背景のもと、文部科学省はスポーツ振興法に基づき策定したスポーツ基本計画において、生涯スポーツ社会実現のための環境づくりと、地域コミュニティがかつて有していた機能を再構築するため、総合型地域スポーツクラブ育成に取り組んでいます。
その取り組みに賛同した藤井幹雄氏(現憩楽クラブかつらぎ理事長)が発起人となり、スポーツを通じた「地域づくり」を目的に掲げ、笠田総合型クラブ設立準備委員会を立ち上げました。
地域づくりとスポーツへの情熱をもった多様な人材が集まり、平成21年6月1日に正式に総合型スポーツクラブとして「憩楽クラブ」を設立、現在(H21.9)クラブ会員160名、理事30名で運営しています。
スポーツをする「門」の役割を担いたい!
文部科学省「体力・運動能力調査(H16年度調べ)」によると、30年前に比べて現在の子供は体格は向上していますが、体力は低下しています。また、スポーツ少年団等で定期的にスポーツをしている子供の体力は高いのですが、していない子供の体力は極端に低いといった「体力の2極化」も生じています。
しかし、スポーツをしない子供たちは、単に体を動かすことが嫌いという理由だ
けでなく、スポーツの正しい知識不足による不安や地域のスポーツ少年団への垣根が高いといったいくつかの理由が上げられます。
そこで、憩楽クラブかつらぎは子供たちに、スポーツの楽しさや正しい運動の基礎知識を教えることで、気軽にスポーツを始める機会を設ける「門」の役割を担います。
そして、憩楽クラブかつらぎでスポーツに興味を持ち、本格的に学びたいという子供たちには、地域のスポーツ少年団にて技術の向上をしてもらいたいと考えています。
もちろん、この門は子どもだけでなく、地域住民の皆さん「誰にでも」「いつでも」「世代を超えて」開いています。
今後の展開
現在、かつらぎ町から事務局の場所提供や会場確保等の支援、(財)日本体育協会から補助金支援(H20年度から2年間)を受けていますが、将来的には受益者負担による自主運営を目指しています。
そのためにも、地域のニーズにあった形で、スポーツはもちろん文化活動も含めた地域づくり活動を積極的に実施し、地域コミュニティにとって必要不可欠な存在になっていきたいと思っています。
取材後記
運動することの大切さと地域のつながりについて、改めて考えさせられました。
現在定期的に運動をされていらっしゃらない方、お住まいの地域で住民向けスポーツ教室等が開催されていれば、健康のためにも、一度参加されてみてはいかがでしょうか。スポーツと地域交流の楽しさに出会えるかもしれません。
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