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伊都振興局地域振興部

失われゆく日本の原風景「里山」を守り、次の世代へ

橋本市芋谷の画像

<和歌山県橋本市芋谷の風景> 

 一度失われた里山を再び再生するには、およそ100年かかるといわれています。
 はしもと里山保全アクションチームは平成5年に結成し、橋本市芋谷を拠点に、竹木の侵入や雑草の繁茂した棚田整備などの里山保全活動に取り組んでい ます。
 平成16年に和歌山環境大賞、平成17年に地域環境保全功労賞を受賞し、現在は従来の保全活動に加え、和歌山県環境教科書「里山エコツアー」の受け入れ など、里山を環境教育、食育の 体験学習の場として提供する活動もされてい ます。

 アクションチームは里山を保全するためには、多く の人が 里山に訪れる環境を作る必要があると考え、定期的にビジター参加イベントを開催しています。
イベントに参加した子ども達は、土と泥の環境である里山に好奇心を爆発させ、走り回って遊ぶそうです。
ですから、子ども達を里山へ導く親たちの興味を引くような、知的刺激と感性刺激を兼ね備えたレジャーとして里山の保全体験をしてもらえる魅力的なプログラ ムを提供するように努めているそう です。
 例えば、昼食には里山でとれる食材を使った料理を提供したり、地域の史跡と歴史を尋ねる散策ツアーを組み込んだり、里山の植物図鑑を作ったりと工夫をさ れています。

 また、外部から里山へ人を呼び込むことにより、今まで耕作放棄地に囲まれて農作業をしていた地元農家の方が、にぎやかに作業しているアクションチー ムに興味をもってくれ、コミュニケーションをとってくれるようになり、地域とのつながりがうまれたそうです。
現在では地元住民の理解を得て、1.5haの耕作放棄地を託されています。

今後の目標
今までのアクションチームの保全活動は、景観を守る段階でしたが、本来里山とはそこに人の生活があることであり、今後は、地域振興事業に積極的に取り組 み、文化観光・商工・産業等、里山での生計手段創造に取り組んでいきたいとのことです。

はしもと里山保全アクションチーム
郵便番号 648-0003
和歌山県橋本市隅田町1017
TEL:0736-42-4102
FAX:0736-33-1825
はしもと里山保全アクションチーム のホームページ

保全活動(水路づくり)の様子

保全活動(種まき)の様子

保全活動(昼食)の様子

昼食の内容の画像

里地里山とは・・・
都市域と原生的自然との中間に位置し、様々な人間の働きかけを通じて環境が形成されてきた地域であり、集落をとりまく二次林と、それらと混在する農地、ため池、草原等で構成される地域概念である。
※環境省自然環境局「日本の里地里山の調査・分析について(中間報告)」より