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広い中庭のまわりに、伝統様式の酒蔵などを配した低層の建物群である。地ビール工場も黒い瓦屋根と丸太壁で、和風建築と調子を合わせてあり、違和感がない。池や祠のある中庭も石組みや植栽が工夫され、道路沿いには広い駐車場や、日本瓦を積んだ塀や水路も整えられている。地域の風土によく合致し、それを生かした施設として評価された。
大公園の中の谷をひとつ利用し、ステージと客席を設けた施設である。一歩中へ入ると、まわりの公園などからも離れた別世界の感である。ステージや客席など、よく工夫された設計であり、石造、煉瓦造のイメージも細部まで整っている。青石を敷き詰めた客席中央の滝も郷土の味である。イベントの折に一度来たいなどと評価が高かった。
緑の岡を背に、多目的広場を前にし、ちょっと背をかがめて後へ一歩さがったような建物である。 ゆるい勾配の屋根と木質系の壁面が柔らかい。正面ピロティから中庭が見え、来訪者を中へ呼び込むかのようである。展示、研修、管理業務、食堂など、センター機能を含みながら、建物全体はのびやかに公園の景観と一体になっている点などが評価された。
煙樹の森の量感のある緑に応えるような、どっしりとした校舎である。本館と体育館がどちらも、むくりのあるたっぷりとした黒い切妻の大屋根を持ち、小屋根を付けて破風を見せたり、二段葺きとしたりする変化を与えている。黒い大屋根と白壁の均整がとれたふたつの建物で、校舎全般をひきしめ、植栽も配されて、すぐれた景観となっていると評価された。
白の縁取りと濃い黄色の対照がきわだった、南国というイメージを持った海浜ホテルである。陸側もさることながら、海側から見る遠景も近景も変化があって、配慮がされている。まっ白なチャペルと鐘楼、低層と高層の建物、その前の広場や芝生、桟橋や船溜まり、さまざまに水に映える施設である。植栽がやヽさびしいが、海岸のひとつの景観として評価された。
建物を道路から、ぐっと後退させて緑を配し、屋根や、庇、窓、壁、塀、生垣、看板あるいは電気メーターなどの形や素材、色合いや配置に、隅々まで工夫がされ、あわせてまち中の事務所兼住宅として程よくプライバシーへの目くばりもされている点などが評価された。
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