現在表示しているページ
ホーム > 組織から探す >建築住宅課 >耐震トップページ > 地震・あんしん・まちづくりナビ>阪神・淡路大震災による被害状況

県土整備部都市住宅局建築住宅課

地震あんしん・まちづくりナビトップページ
スペース
絵  
地震関連
点地震についての基礎知識 点阪神・淡路大震災による被害状況 点和歌山県における地震
点ワンポイントアドバイス


阪神淡路大震災における木造住宅等の被害

 木造住宅等震災調査委員会で調査した範囲での被害状況と被害の要因をご紹介致します。


■木造住宅等の被害

<被害の特徴>
  古い在来工法住宅において被害が著しく、現行の耐震基準より適切に設計、施行された在来軸組工法住宅や枠組壁工法住宅、プレハブ住宅、構造計算により安全性が確かめられた3階建て住宅等は震度7の地域でも大きな被害を受けたものは少なかったと報告されています。

 
スペース

■被害の要因
1.倒壊、または大きな被害を受けた古い在来工法住宅は重い葺土のある瓦屋根で筋かいが極めて少なく、老朽化していたことから耐震性がほとんどなかったと言われています。

2.比較的新しい木造住宅において被害が生じているものの主な被害要因は次のとおりで、これは主に不適切な設計、施工、維持管理が原因で発生したものと思われます。

   ①耐力壁の不足
     ・耐力壁の絶対量が不足
     ・2階、または3階の増築において下階の補強がないもの、または不十分なもの。

   ②不均衡な耐力壁の配置(バランスの悪い耐力壁の配置)・店舗併用住宅で、道路側が全面開口であるもの。
     ・2階建ての集合住宅やミニ開発の戸建住宅で開口方向に壁がほとんどないもの。
     ・車庫の上に2階を設け、1階に大きな開口部が偏つて存在するもの。
     ・南面に掃き出し窓が多く入っているもの。
     ・重いベランダが2階に跳ね出しになっているもの。

   ③柱・土台の結合力の不足
     ・短ほぞ差しのみで金物による補強がないため柱脚が抜け出したもの。
     ・金物による止め付けが施工不良のもの。

   ④不適切な筋かいの設置と端部の緊結不良。
     ・筋かいの断面寸法が不足しているもの。
     ・間柱で切っているもの。
     ・筋かい端部の止め付けが、突き付け釘止め程度の簡易なもので、踏み外しを生じたもの。

   ⑤木材の腐食・蟻害
     ・腐食・蟻害により、部材、または柱端部・筋違端部の所要の耐力が発揮されなかったもの。

   ⑥不適切な基礎構造
     ・基礎の断面や鉄筋の入れ方が不十分なもの。

   ⑦その他
     ・接合部における断面欠損部分で破損したもの。
     ・隣家の衝突を受けたもの。
     ・木造と他の構造を併用(混構造)で、振動性状の違い等に対し十分な配慮をしなかったもの。
     ・傾斜地において地盤の変状の影響を受けたもの。

3.その他の被害

   ①外壁のモルタルのはくりが極めて多い。
   ②屋根が葺土で、瓦の止め付け方が不十分なものは、落下・ずれなどの被害を受けたものが極めて多い。
   ③埋立地の新興住宅街では、地盤の液状化のためわずかに傾斜したものが多い。

 

スペース
上へ スペース 戻る
スペース
スペース