わかやま農産物安心プラス強化事業の取組④
コラム
安心プラスの取組や農薬に関するお話を紹介しています。
- 安心プラスの取組
vol.4生産履歴の記帳 -現場から-
生産履歴の記帳は植える前から始まります。植え付け前の防除、畑での防除、ポイント毎に生産者は記録を行い出荷1週間前までに生産履歴を提出します。
病害虫が発生しないよう栽培指針を基に防除をおこなっていて、場合によっては、生産者と営農指導員が相談しながら、使用する農薬を変えたりもします。
営農指導員は生産者に栽培指針を見せながら「いつどんな農薬を使用しましたか?栽培でお困りの事はありませんか?」と声をかけ、生産の記録や援助をおこなっています
生産者の上田さんは「几帳面で野菜とむきあって考える方。出荷される野菜も良い」と定評のある人物。
上田さんは、栽培指針に基づいて、営農指導員と相談しながら、農薬を使用します。使用量や日付を正確に提出書類に記録。 自身のカレンダーにも同様に書き込み、振り返れるように記録を残し続け、もう10年以上になるといいます。
農薬を使用するときには、計量カップやはかりできっちり量を計ります。
上田さんは「営農指導員さんに病害虫の流行りなども教えてもらえる。農薬を与えるタイミングなどアドバイスをもらえるから良いものが作れる。ありがたい」と話します。