幹腐病

幹腐病
英名:Concave stem canker
病原:Lachnum abnorme(糸状菌)

生態
多湿な環境の園地で多く、病斑は主幹部、枝の分岐部の日当たりの悪い部分に多い。
病斑部はすり鉢状にくぼみ、木質部まで腐り込む。
子のう盤から飛散した子のう胞子が風雨により樹皮の亀裂などから侵入して起こる。
主な感染時期は5~6月(梅雨時期)と9~10月(秋雨時期)である。

防除対策
病斑部を削り取り、その後に癒合剤を塗布する。

病斑部に生じた子のう盤(キノコ)の写真
病斑部に生じた子のう盤(キノコ)
病原菌の子のう及び子のう胞子の写真
病原菌の子のう及び子のう胞子



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