「わかやまブランド」の確立

和歌山県知的財産戦略(わかやまブランドの確立)

1 地域団体商標制度

地域団体商標とは、地域名と商品名を組み合わせた商標です。

従来は、全国的な知名度がなければ登録が認められませんでしたが、商標法の改正により、平成18年4月1日より「地域団体商標制度」が導入され、複数の府県で知られていれば認められるようになりました。県では、厳しい地域間競争の中で、他地域との差別化を図る上で重要な「地域ブランド」の保護のため、地域団体商標制度の更なる周知を関係機関・団体と共に進めています。

和歌山県内の組合からの登録件数は12件となっています。(平成25年12月末現在)

特許庁ホームページ(外部リンク)

2 わかやま中小企業元気ファンド

詳細は企業振興課へ
平成19年度から、地域資源を活用した中小企業等の事業に対する支援策として、経済産業省をはじめとする関係6省による「地域資源活用プログラム」の取り組みが始まっています。その一環として、県では、独立行政法人中小企業基盤整備機構、県内金融機関と共に「わかやま中小企業元気ファンド」を創設しました。

このファンドを活用し、地域資源を活用した新商品・新サービスの開発・販路開拓等の事業のほか、地域ブランド育成に関する研究会等への助成を行い、新たな「わかやまブランド」の創出を支援します。

関連ホームページ

3 和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)推奨制度

詳細は企業振興課へ
和歌山県において、悠久の歴史の中で先人が育んできた技術・技能や、それらにより生み出された数々の製品、また、温暖な気候風土と県民の努力が生み出した特産品、これらはすべて県が誇るべき財産であり、大切に未来に引き継いでいかなければなりません。

今、私たちに求められていることは、それらの価値を改めて再認識し、一層の競争力強化のため磨き上げ、県勢発展の戦略的商品として活用していくことです。また、一方では、環境意識や健康志向の高まりを受け、生鮮物から製造品に至るまですべての産物で、安全・安心面での信用の確保が何よりも求められています。

こうした状況を踏まえ、安全・安心を基本に、幅広い分野で優れた県産品を「和歌山らしさ」、「和歌山ならでは」の視点で推奨する「和歌山県優良件産品(プレミア和歌山)推奨制度」を制定しました。

関連ホームページ

4 外国における地名等商標登録への対策

中国等において、外国企業などによる「和歌山」といった日本の地名等の商標登録申請が行われている事例が見受けられ、今後、和歌山県の企業が当該市場で商品や役務を取り扱う場合、商品名や店名に「和歌山」という名称を使えなくなる可能性が考えられるなど、県内企業の海外への市場展開に重大な影響が生じることが予測されます。このようなことから、県としても関連情報の提供を行うなど、県内企業の海外への市場展開に向けた知財への取り組みを支援していきます。

また、特許庁(外部リンク)

商標検索マニュアル 中国版(PDF形式 668キロバイト) 台湾版(PDF 728KB)

  1. 冒認出願対策リーフレット 中国版(PDF形式 762キロバイト) 台湾版(PDF形式 402キロバイト)
  2. 冒認出願対策マニュアル 中国版(PDF形式 2,479キロバイト) 台湾版(PDF形式 763キロバイト)

ジェトロ北京センター(外部リンク)及び交流協会台北事務所では、「冒認商標問題特別相談窓口」を設置し、中国・台湾における商標制度の解釈や、出願・審判・訴訟等の手続きについて、現地法の専門家が対面・電話メールによる個別の相談に対応しています。

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