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経済産業大臣指定伝統的工芸品・和歌山県知事指定郷土伝統工芸品
紀 州 へ ら 竿 (きしゅうへらざお)
平成25年経済産業大臣指定/指定された地域(橋本市、九度山町)
紀州へら竿

日本の粋を集結した究極の道具

 和歌山県の最北端に位置する橋本市。かつて紀の川を使った木材の運搬が盛んで、高野山の宿場町としても栄えました。隣接する奈良の大和街道との交わりもあり、県境を越えた文化交流も特徴のひとつ。長い歴史の中でゆっくりと交り合い、独自の文化を育んできました。その中で日本一を極める「紀州へら竿」は技術を高め、技法を継承してきました。天然竹を使ったへら竿は、そのほとんどがこの地で生産されています。

職人の高度な技術が生む釣り味の妙

 紀州へら竿は真竹(まだけ)、高野竹(こうやちく)、矢竹(やたけ)の3種類の竹を主に使用し、それらを組み合わせて1本の釣り竿を制作します。原竹の切り出しから生地組(きじくみ)、漆塗り、完成までほぼすべてが手作業。ひとりの職人が約1年がかりで仕上げます。最大の特徴は、紀伊山地の標高700~900mに自生する強靭な高野竹を中心にした原竹の使い方と、職人の高度な技術。紀州へら竿は、細くしなやかに仕上げられた竹の良さを最大限に生かし、水中にいるへらぶなの動きを釣り人の手元に伝えます。匠の技と良質の竹で作られた紀州へら竿は、自然の中で魚との駆け引きを楽しむ究極の遊び。手のひらに伝わる感覚が魅力です。

制作工程 【紀州へら竿の制作工程(一部)】

 生地組み

「穂先(竿先)」は真竹、「穂持ち(二番目)」は高野竹、「三番」や「元」は矢竹を使うのが定石。竹の長さや太さ、粘りやしなりなどを見極めて生地を組みます。
 火入れ

原竹を炭火であぶって、竹のクセを直す火入れの作業。「ため木」と呼ばれる専用の道具を使って矯正し、竹のもつ反発力を高めます。
 漆塗り

玉口は絹糸で補強し、漆塗りと研ぎ出しを繰り返します。芽には仕上げ目という漆を塗り入れます。
 穂先削り

穂先は刃とヤスリを使って、最適なバランスが出るまで削り込みます。 握りには籐や乾漆、螺鈿(らでん)などの伝統的手法を取り入れ、意匠を凝らします。
 胴漆塗り(胴拭き)→仕上げ

最後に竿全体に胴漆を重ね(胴漆塗り)、仕上げの火入れをして完成します。
紀州製竿組合
 〒648-0041 和歌山県橋本市清水109-1
 TEL・FAX 0736(32)1392 
   (メ ー ル)  herazao@violin.ocn.ne.jp

本ページは パンフレット(紀州へら竿のページ) から作成しています。    パンフレット(全体) はこちら
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