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和歌山県知事指定郷土伝統工芸品
根来寺根来塗 (ねごろじねごろぬり)
平成19年指定/指定された地域(岩出市)
根来寺椀 曙山作

蘇る堅牢さと歴史を刻む用の美

 大阪府との県境、東西にのびる和泉山脈の山裾に、豊かな緑の丘陵地帯が広がります。その一帯でかつて、僧兵を率いて巨大勢力を誇った根来寺。覚鑁(かくばん)上人によって開かれました。その名に由来する工芸品が「根来寺根来塗」。根来物や根来塗とも呼ばれ、使うほど“用の美”が増す漆器として知られています。

天下統一のために途絶え、400年以上の時を超え蘇る根来塗

 収集家の間で幻と呼ばれる根来塗。数が少ない希少性ゆえのことですが、それには理由があります。根来寺は、覚鑁上人が高野山に学問探究の伝法院と修禅の道場を建立したことに始まり、正応元年(1288)に今の地にやってきました。室町時代から戦国時代にかけて最盛期を迎え、境内には堂塔や伽藍のほか、強力な僧兵を有する巨大勢力を築いていました。この勢力が天下統一のための大きな障害となって、天正13年(1585)に秀吉の根来攻めに遭い、2から3の堂塔を残してすべて消失していまいました。同時に膨大な数の漆器類やそれに関する文書、記録も消滅し、根来塗の制作が途絶えてしまいました。それから400年以上も経った平成12年「根来寺根来塗」は、昔ながらの技法により、産地としての根来塗が復活しました。

製作工程(一部) 【根来寺根来塗の製作工程(一部)】

 道具(ほとんどが職人の手作り)
 水に浸けても変形しにくいキソヒノキのヘラをはじめ、ほとんどの道具が職人の手作り。手に馴染む道具で強固な下地を制作します。


 布着せ
 素材は漆と相性のいいケヤキ。角など、弱い部分に麻布を張り付け強度を上げる布着せ。堅牢さには地道な下地づくりが欠かせません。


 工程の大部分は下地に
 生漆に地の粉を混ぜ、布着せの部分を覆いながら下地を強化。さらに砥の粉と混ぜた漆で錆づけ。工程の大部分を下地に費やします。


 塗り
 下塗りの黒漆は3回。塗って乾かし、研いで塗る、を繰り返します。朱漆は高台から底まですべてに。朱塗りの漆器は高級品の代名詞。


根来塗曙山会
 〒649-6202 岩出市根来2306-1(岩出市民族資料館内)
 TEL・FAX 0736(62)3557 
 (根来寺根来塗紹介ページ)http://www.negoronuri.com/

本ページは パンフレット(根来寺根来塗のページ) から作成しています。    パンフレット(全体) はこちら
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