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おたくのねこは大丈夫?

 ねこに庭や畑をあらされた、鳴き声がうるさい、糞尿をされる等の苦情や相談が増加しています。無責任な飼育は近隣の方々に迷惑をかけるだけでなく、ねこにとっても不幸なことです。
 これらは、飼い主のちょっとした気配りと責任ある飼育で改善できるものです。
 人と動物が共生できるやさしい町づくりをするために自覚をもって飼ってください。


ねこはどんな動物?

 皆さんがよく見かけるねこ(イエネコ)は、
ほ乳類・食肉目・ネコ科・ネコ属に属し、先
祖はリビアネコなどの小型のヤマネコから家畜化されたものだといわれています。
 人と暮らすようになったのは5000年々前くらいからだといわれています。農業が発達した頃で、収穫した穀物を食べたり、ペストなどの疫病を運んでくるネズミを始末したりする動物としてねこが飼われるようになったといわれています。
 一方ねこは人に食糧を与え、世話をしてくれる母ねこのように頼るようになりました。母ねこは、子ねこが大きくなるとなわばりから追い出しますが、人はしませんのでいつまでも母ねこのように甘えているのです。ねこが人にするしぐさを見てもらえば、子ねこが母ねこにする仕草と同じであることがよくわかってもらえると思います。



ねこはどんな動物?その2

 ねこはどんな習性を持っている動物なのでしょうか。
 最初にいっておかなければならないことは、容姿についても習性についても祖先から比較的変化が少ないということです。そのため野生で生きる知恵や方法を持っています。
 二つ目はなわばり意識が強い。自分のなわばりと決めたとき、特にオスねこは毎日そのなわばりをパトロールします。よそのねこの臭いがついてないか常に気になります。
もともと単独生活をしていた動物ですから、なわばりをとられるということは食糧が減る=死につながるわけです。
 最後にむだなエネルギーをつかわないということです。言いかえれば個人主義ということでしょうか。



ねこは今

ねこ写真

 現在、保健所や動物愛護センターで引き取られるねこは横ばいの状況です。
これらのねこは和歌山県内で2,300匹(平成23年度)にものぼり、
全国でも16万匹のねこが殺処分されています。センターでも全てのねこを飼育することは不可能ですのでほとんどが殺処分となっています。このうちほとんどが拾得によるもの、つまり捨てられているねこなのです。
 これらのねこはほとんどが子ねこで、飼いねこが子供を産んで捨てられたり、エサをやっていたねこに子どもができたりしたものだと思います。



野良ねこの実情…生きること

 「誰かが拾って飼ってくれる」「野良ねことして生きていく」と思い、捨てられたねこは本当に生きているのでしょうか?
 センターでねこを譲渡していますが、年間約50匹前後です。拾って飼ってくれるケースは少ないと思われます。
 ほとんどのねこは子ねこのため、餌を食べられず餓死したり、抵抗力もないため病気なって死んだりするのがほとんどです。運良く野良ねことして育っても、他のねことのなわばり争いや交通事故、感染症といろいろな不安があります。



保健所などに収容される犬は減っているのになぜねこは多いの?

 昭和25年に制定された狂犬病予防法により犬の登録・狂犬病予防注射や野良(徘徊)犬の排除が徹底され、また、動物の愛護及び管理に関する法律により犬を飼うことの責任・自覚がなされてきたためと思われます。和歌山県でも平成12年度に2,753頭収容されていたものが、平成23年度には700頭あまりになっています。
 しかし、ねこに関する法律は動物の愛護及び管理に関する法律のみであり、保護することは困難であり、飼い主のマナーも向上していないのが現状です。



ねこはどのようにして飼ったら良いの?

 お願いしたいことは  @室内飼い 
           A他人に迷惑をかけない
           B不妊手術の3つです。
ねこに家をなわばりと認識させて、家から外に出さないようにすれば他人に迷惑をかけることはありません。家の外に出たがるのは、家の中に魅力がないからなのです。ねこは気持ちのいいことをいつもしていたいと考える個人主義の動物ですから、家の中に満たされるものがあれば、家の中にいるはずなのです。
 外飼いするようになったのは、徳川時代の「生類哀れみの令」によりねこを自由にさせていたのが外へ自由に行くようになりその部分だけが慣例のように残っているのだという説もあります。


室内飼いするにはどうしたらいいの?

ねこのトイレ写真 室内でのねこ
 適度な運動量やストレス発散のために空間の移動ができる。また、飼い主が時間のあるときはねこじゃらしなどで遊んであげる。いつもおいしい餌が家の中にあることを覚えさせるなど家の中が十分に楽しいスペースであることを覚えさせる必要があります。
 また、清潔好きな動物ですからトイレは常に清潔にしておく。トイレの数はねこの数+1にしておくのがよいでしょう。ツメとぎを覚えさせることは、大事な家具などを傷つけられないためにも重要です。



不妊手術はなぜ必要?

 室内飼いをしていても不妊手術をしておく必要があります。
不幸な命をつくらないためということもありますが、オスはオスでいることにメスはメスでいることでかなりのストレスを受けているのです。
 オスはなわばりを守るため常に他のオスがこないよう注意しておく必要があります。
独特な臭いを放つマーキングはなわばりの発情期のメスになわばりを守っているオスが自分であることを示しているのです。
 また、前立腺、卵巣や子宮など生殖器の腫瘍の発生を予防することもできます。

 

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