水道関係お知らせ

安全な水道水を安定してお使いいただくために

水道の普及率は和歌山県下で97.2%(平成28年3月31日現在)となっており、日常生活、社会活動を行っていくうえで、安全な水道水が安定して供給されることが不可欠となっています。

鉛製の給水管について

鉛は健康に悪影響を及ぼします。便等から鉛は排泄されますが、1日当たりの摂取量が0.5ミリグラムから0.1ミリグラムを超えると、排泄量を上回り体内に蓄積されると言われています。中毒症状としては、血中濃度が 100μg/dL から120μg/dL (子供は80μg/dL から100μg/dL)で 嘔吐、腹痛、下痢、血圧降下、乏尿、昏睡等の症状が出ます。

そのため、水道法の水質基準で鉛の含有量が定められています。平成15年4月1日からはより一層安全性を高めるために鉛の基準値を「1リットルにつき0.05ミリグラム」から「1リットルにつき0.01ミリグラム」に引き下げ、WHOのガイドラインにも適合したものとされました。

しかし、水質基準を満たす水道水でも、家庭への引き込み管(給水管)に鉛が使われていれば、給水管から水道水に鉛が溶け出すことが考えられます。特に朝一番の水や旅行などでしばらく水道を使用していなかったりした場合、溶出する可能性が高くなります。

そこで、国が鉛製給水管の使用禁止通知を出した平成元年以前に施工された給水装置には鉛製給水管が使用されている可能性がありますので、朝一番の水や旅行などでしばらく水道を使用していなかったりした場合は、最初のバケツ一杯程度の水は、飲み水として使用しないことをお勧めします。また、できれば給水管を取り替えられることをお勧めします。

節水について

日常生活において1人1日当たり約300リットルの水を使用すると言われています。最近は節水型の洗濯機等の普及等によって使用量はもっと減っていると言われていますが、それでも地域全体、県全体では膨大な量になります。水は人間が生きていくためになくてはならないものであり、安定して供給されなければならないライフラインの1つです。

そこで、各家庭等が水道水の安定した供給を受け、渇水時にも断水ということがないようひとり一人が節水に取り組むことが重要となります。節水は、水道料金や下水道料金の節約になるとともに、水道水として原水を浄化したり、下水を処理したりする際の電気の削減に繋がり、ひいてはCO2の排出量削減に貢献することにもなります。

私たちが出来る節水方法として

  • 歯磨きのときに水を出しっぱなしにしない
  • お風呂の残り湯を洗濯や草木の水やりに利用する
  • トイレのタンクにペットボトルを入れ流れる水の量を少なくする
  • お風呂の水を入れすぎない
  • 車はバケツに汲んだ水で洗う

などいろいろあります。是非、家族みんなで取り組んで下さい。

お問い合わせ先

水道に関するご相談は、各水道事業体(お住まいの市町村の水道担当部局)までお問い合わせ下さい。

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