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タイトル 食中毒関連情報
毒キノコによる食中毒に注意

 

食用のキノコと確実に判断できないキノコは

採らない!食べない!売らない!人にあげない!   

 我が国には天然に約5000種類のキノコが存在しており、その内約50種類程度が死亡事故につながるような中毒を起こす毒キノコと言われています。

 最近は、全国で素人判断で毒キノコを喫食し健康被害が発生した食中毒事件が多く発生しています。 

 素人判断で天然のキノコを採取したり、食べたり、売ったり、人にあげたりしないようにしましょう 。

  

キノコの部位 イメージ

 

和歌山県内で見られる食中毒を起こす主なキノコ
■ツキヨタケ(Lampteromyces japonicus)−毒キノコ−
写真 ツキヨタケ  
主として山地(ブナ林等)の倒木に生え、カサの色はシイタケに似ているが、柄を割ると基部に紫黒色のシミがあるので区別できる。また、短い柄がカサの側方につき、ヒダは発光する。シイタケとは臭いが異なる。
 
【発生時期:9〜11月】
【中毒の特徴と症状】
食後30分〜3時間後に、胃腸障害を発症する。
腹痛、下痢、嘔吐などの症状がでる。
     
            ◆よく似ているが食べられるキノコ
写真 シイタケ 写真 ヒラタケ
■シイタケ(Lentinus edodes)
  【発生時期:2〜3月・10〜11月】
  【発生場所:雑木林(枯れ木)】
■ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)
  【発生時期:10〜3月】
  【発生場所:雑木林(枯れ木)】
  
■クサウラベニタケ(Rhodophyllus rhodopolius)−毒キノコ−
写真 クサウラベニタケ  
クサウラベニタケは雑木林の地上に生え、ヒダが始めは白色だが、成熟するとピンク色になる。柄は細く折れやすい。カサは淡褐色で絹糸状の光沢がある。
 
【発生時期:7〜9月】
【中毒の特徴と症状】
食後30分〜3時間後に、胃腸障害を発症する。
腹痛、下痢、嘔吐などの症状がでる。
     
            ◆よく似ているが食べられるキノコ
写真 ウラベニホテイシメジ 写真 ハルシメジ
■ウラベニホテイシメジ
  (Rhodophyllus crassipes)
  【発生時期:8〜10月】
  【発生場所:雑木林(地上)】
■ハルシメジ(Rhodophyllus clypeatus)
  【発生時期:4〜5月】
  【発生場所:サクラ・ウメ林等(地上)】
■カキシメジ(Tricholoma ustale)−毒キノコ−
写真 カキシメジ  
アカ松まじりの雑木林の地上に生え、カサの径は5〜8cm、栗褐色で粘性がある。肉・ヒダは白いが、成長すると茶褐色のシミができる。柄はカサと同色かやや白く、縦によく裂け、根元でややふくらんでいる。
 
【発生時期:9〜11月】
【中毒の特徴と症状】
食後30分〜3時間後に、胃腸障害を発症する。
腹痛、下痢、嘔吐などの症状がでる。
     
            ◆よく似ているが食べられるキノコ
写真 マツタケ 写真 ハタケシメジ
■マツタケ(Tricholoma matsutake)
  【発生時期:9〜10月】
  【発生場所:マツ林(地上)】
■ハタケシメジ(Lyophyllum decastes)
  【発生時期:8〜11月】
  【発生場所:草地、公園(地上)】
    
■ドクササコ(Clitocybe acromelalga)−毒キノコ−
写真 ドクササコ  
ドクササコは主として竹薮や竹のまじる雑木林の地上に生える日本特産のキノコで、カサは漏斗型、カサの表面と柄は茶色、ヒダは白い。
 
【発生時期:9〜11月】
【中毒の特徴と症状】
血管運動神経障害をおこす。
食べて4〜7日後より手足の先が赤く腫れ、激痛が1ヶ月以上も続く。
     
            ◆よく似ているが食べられるキノコ
写真 ハツタケ 写真 アンズタケ
■ハツタケ(Lactarius hatsudake)
  【発生時期:9〜10月】
  【発生場所:マツ林(地上)】
■アンズタケ(Cantharellus cibarius)
  【発生時期:7〜10月】
  【発生場所:雑木林(地上)】
  
■タマゴテングタケモドキ(Amanita longistriata)−毒キノコ−
写真 タマゴテングタケモドキ  
夏〜秋、広葉樹林内、針葉樹や広葉樹の混生林などに発生する。 カサの上部は灰褐色からねずみ色で、長い溝線があり、ヒダは淡いピンク色、柄には膜質のツバと下部には袋状のツボがある。

【発生時期:7〜10月】
【中毒の特徴と症状】
激しい下痢、腹痛、嘔吐がおこり、肝・腎臓障害をおこす。発症までに6時間〜10時間かかる。
     
            ◆よく似ているが食べられるキノコ
写真 カバイロツルタケ 写真 タマゴタケ
■カバイロツルタケ
  (Amanita vaginata var.fulva)
  【発生時期:7〜10月】
  【発生場所:雑木林(地上)】
■タマゴタケ(Amanita hemibapha)
  【発生時期:7〜10月】
  【発生場所:雑木林(地上)】
  
■ドクベニタケ(Russula emetica)−毒キノコ−
写真 ドクベニタケ  
マツ林や雑木林の地上に生え、白い柄に鮮やかな紅色のカサが特徴。表皮はぎやすく、ヒダは密生し白色〜クリーム色。
この仲間には多くのそっくりな種が存在するため、見分けるには慎重を要する。  
  
【発生時期:7〜11月】
【中毒の特徴と症状】
食後30分〜3時間後に、胃腸障害を発症する。
腹痛、下痢、嘔吐などの症状がでる。
       
■ニガクリタケ(Naematoloma fasciculare)−毒キノコ−
写真 ニガクリタケ  
雑木林の切り株や枯れ木に群生する。カサは黄色ではじめ饅頭形から成熟すると扁平になり、中央にやや褐色をおびる。ヒダは黄色から成熟すると紫褐色になる。
 
【発生時期:4〜11月】
【中毒の特徴と症状】
食後30分〜3時間後に、胃腸障害を発症する。
腹痛、下痢、嘔吐などの症状がでる。
      
■テングタケ(Amanita pantherina)−毒キノコ−
写真 テングタケ  
マツ林・雑木林の地上に生え、カサははじめ半球形から成熟すると平らに開き、表面は褐色から灰褐色で、白いイボがついている。柄にはツバとツボを持ち、いずれも白色。
  
【発生時期:7〜11月】
【中毒の特徴と症状】
食後15分〜30分後に発症し、酒に酔ったような興奮状態になり、精神錯乱、幻覚、視力障害の症状がおこる。
   
注 意 ! 昔からの迷信は信じてはいけません!
●縦に裂けるキノコは食べられる。
 縦に裂ける毒キノコの例:クサウラベニタケ・カキシメジ・ニガクリタケなど多数。
●色の鮮明なものは毒で、おとなしい色のものは食べられる。
 おとなしい色の毒キノコの例:カキシメジ・クサウラベニタケはじめ多数。
●ナスと煮れば中毒は起こらない。
 ナスに解毒作用はありません。
キノコ イメージ
●塩漬けにすれば食べられる。
 ドクツルタケ・ツキヨタケなどには全く効果はありません。
●虫に食われていれば食べられる。

 キノコを主食としている虫は、毒キノコも平気で食べています。
●煮汁の中に銀サジを入れて黒変するものは食べられない。
 銀サジを黒変させる毒キノコは1種類もありません。
●油で炒めれば食べられる。
 例えばツキヨタケは油で炒めると、毒成分がよく溶けだし、逆に症状が重くなります。
●乾燥すれば食べられる。
 カキシメジとドクツルタケを乾燥させて食べ、中毒になった事例があります。

(参考)
  厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル