和歌山県の農業

①和歌山県の農家の数は?

 農家は次のように区分することができます。これらを合わせたのが総農家数です。

販売農家

(はんばいのうか)

専業農家

(せんぎょうのうか)

耕地面積が広く、農産物を販売していて、家族に農業以外の仕事をしている人がいない農家

兼業農家

(けんぎょうのうか)

耕地面積が広く、農産物を販売していて、家族の誰かが農業以外の仕事をしている農家
自給的農家(じきゅうてきのうか) 耕地面積が狭く、農産物を全く又はわずかしか販売していない農家

 農家数の移り変わりを表にすると、このようになります。和歌山県の総農家数は年々減少しており、過去25年間で1万7千戸以上も減り、平成27年の調査では3万戸を下回りました。しかし、専業農家の数をみると、少し増える傾向にありますね。では、この表から2つのグラフを作ってみましょう。

   

   全国と和歌山県の区分別農家の割合をグラフにすると、このようになります。

   数字で見ていると分かりにくいですが、全国、和歌山県のそれぞれの総数を100として割合を示すと、和歌山県では専業農家の割合が多いことがとてもよく分かります。

   

   和歌山県の農家数の推移をグラフにすると、このようになります。

   農家が年々減っていること、その中で専業農家数が少し増えてきていることがわかりますね。

   

②和歌山県には農家が多いの? 少ないの?

 統計データから目安をつけることができます。「人口」のコーナーに、全国と和歌山県の世帯数がのっていますから、その数字を使って計算してみましょう。

   

③和歌山県の農業の特色は?

 

 みなさんは、農業と聞いてどんな仕事をイメージしますか?

 お米や野菜を作る仕事でしょうか?

 ひとくちに農業といっても、生産するものは様々です。実は、全国の農業で産出するものを金額で表すと、最も多いのは牛、鶏、豚などの「畜産」で、全体の3分の1以上を占めています。

 しかし、和歌山県では、みかん、うめ、かき、ももなどをはじめとする様々な種類の「果実」の生産が全体の6割以上を占めているのです。このため、和歌山県は『果樹王国(かじゅおうこく)』とも言われています。

   

    ※ 「花き」とは、観賞用の植物のことです。

    ※ 農業産出額(のうぎょうさんしゅつがく)とは、農家の人たちが作った作物などを、重さではなく、その価値を金額で表したものです。

④和歌山県ではどんな種類の果実がよくとれるの?

 

 和歌山県でとれる果実(くだものなど)を金額で表すと、1年に627億円にもなり、その内訳は、次のようになっています。和歌山県ではみかんの生産が盛んなことは知っていると思うけど、お米(76億円)と野菜(162億円)の全部を合わせたよりも金額が多いんだよ。次にうめ(103億円)、かき(86億円)、もも(49億円)、はっさく(30億円)と続きます。

   

⑤和歌山県では、全国で自慢できるほどくだものがとれているの?

 

 和歌山県でたくさんとれる果実(くだものなど)の収穫量を重さ(トン)で表したのが、次の表です。順位と収穫量、全国でどれだけの割合を占めているかを数字で表しています。

 みかん、うめ、かき、はっさく、セミノール、さんしょう、じゃばらなど、収穫量全国1位の果実がずいぶんたくさんありますから、胸を張ってよいでしょう。
でも、この表には和歌山県が上位のものしか書いていません。りんご、なし、ぶどう、くり、パイナップルなど、他にもいろいろな果実があり、それぞれの生産に適した気候の地域があります。他の地域にはかなわないくだものがたくさんあることも、知っておきましょう。

果実収穫量の全国順位(和歌山県が上位のもの) (単位:トン)

  みかん うめ かき もも
全国
777,800
全国
97,900
全国
242,000
全国
121,900
第1位
和歌山
160,200
和歌山
63,800
和歌山
50,500
山梨
38,600
第2位
愛媛
120,600
群馬
5,380
奈良
30,600
福島
26,600
第3位
静岡
101,200
神奈川
1,770
福岡
20,400
長野
15,900
第4位
熊本
74,800
奈良
1,220
愛知
15,800
和歌山
9,360
第5位
長崎
53,500
福井
1,160
岐阜
15,200
山形
8,190
第6位
佐賀
45,100
徳島
477
新潟
11,000
岡山
6,470
第7位
広島
31,700
 
 
長野
10,500
新潟
2,490
第8位
愛知
26,300
 
 
愛媛
9,370
香川
1,100
第9位
神奈川
22,900
 
 
福島
8,460
岐阜
710
第10位
福岡
22,500
 
 
山梨
7,890
愛媛
308

和歌山

の割合

20.6% 65.2% 20.9% 7.7%
 
  すもも キウイフルーツ びわ
全国 21,300 全国 27,800 全国 3,570
第1位 山梨 6,770 愛媛 6,820 長崎 1,050
第2位 長野 3,270 福岡 4,350 千葉 535
第3位 和歌山 2,350 和歌山 3,740 鹿児島 298
第4位 山形 1,970 神奈川 1,970 香川 291
第5位 青森 1,220 静岡 1,400 和歌山 214
第6位 福島 857 栃木 957 愛媛 181
第7位 福岡 821 山梨 935 兵庫 160
第8位 鹿児島 160 佐賀 755    
第9位     香川 598    
第10位     大分 546    

和歌山

の割合

11.0% 13.5% 6.0%
 

出典:平成27年産・果樹生産出荷統計

  

  はっさく セミノール さんしょう じゃばら
全国 33,723 全国 3,512 全国 1,012 全国 187
第1位
和歌山 24,108 和歌山 1,326 和歌山 606 和歌山 131
第2位
広島 5,886 大分 1,066 高知 312 三重 27
第3位
愛媛 1,206 三重 936 兵庫 24 愛媛 29

和歌山

の割合

71.5% 37.8% 59.8% 70.2%
 
  いちじく きよみ シラヌヒ(不知火)
全国 13,941 全国 16,924 全国 46,819
第1位 愛知 2,479 愛媛 6,959 熊本 13,769
第2位 和歌山 2,207 和歌山 6,542 愛媛 10,182
第3位 兵庫 1,413 広島 853 和歌山 5,279

和歌山

の割合

15.8% 38.7% 11.3%
 

出典:平成26年産・特産果樹生産動態等調査

世界が認めた!「みなべ・田辺の梅システム」

<参考リンク>