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統計グラフを作ってみよう

■統計グラフのしくみ

 統計グラフには、決まり事や注意しなければならない点があります。はかる君の学校の6年生の生徒の血液型をクラス別に表した「棒グラフ」で説明します。

各部の名称

注意点

①表題(タイトル)

何を表しているグラフなのかがすぐわかる表題をつけましょう

②ゼロ基点

目盛りの出発点は、必ずゼロにします。

③縦の基線(数値軸)

グラフの基準線です。縦棒グラフでは、縦に数値をとります。

④横の基線(項目軸)

グラフの基準線です。目盛りゼロに合わせて引きます。

⑤目盛りと目盛り数字

縦軸の左に書き、棒グラフの大きさを数値で示します。

⑥軸ラベル

目盛りの数値が何を表しているかを示します。

⑦目盛り単位

目盛りの数値の単位(人、個、%、Kgなど)を書きます。

⑧項目名

そのグラフが何について示しているかを書きます。

⑨目盛り線

目盛りに合わせて線を引くと、数値を読み取りやすくなります。

⑩凡例(はんれい)

その色の棒グラフが何を示しているかを説明します。

⑪脚注(きゃくちゅう)

元のデータの出所や調査方法などを説明します。

 

↓グラフのイラストをクリックすると、それぞれの詳しい説明が見れるよ!↓

      

■棒グラフ

 棒グラフは、数字の大小を示す同じ幅の棒を並べ、棒の長さを比べることで全体の様子がひと目でわかります。次の表は、和歌山県のおおよその人口を調べたものです。この表から棒グラフを作ってみましょう。
グラフを作ることにより、以前は人口が増えていたけれど、1985年(昭和60年)を最後に逆転し、今は人口が減っている様子が手に取るように分かりやすくなります。

和歌山県の人口推移(すいい)

人口(万人)

1925年

78.8

1935年

86.4

1947年

96.0

1955年

100.7

1965年

102.7

1975年

107.2

1985年

108.7

1995年

108.0

2005年

103.6

2015年

96.4

出典:総務省「国勢調査」

<注意点>

  1.  必ずゼロ基線を引きましょう。
  2.  棒は同じ幅にします。棒と棒の間隔(かんかく)は、棒の幅よりも少し狭いほうが見やすいでしょう。
  3.  2種類以上の棒があるときは、その種類によって棒の色を変えましょう。
  4.  グラフの中に人口の数値データを書き込むことで、より正確にとらえることができます。
  5.  数値幅と項目幅を入れ替え、棒を横長に書いても構いません。(横棒グラフ)

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■折れ線グラフ

 折れ線グラフは、縦軸(たてじく)にデータ量を、横軸(よこじく)に時間(月、日など)をとり、ひとつひとつのデータを線で結んだもので、時間の経過による数値の変化をみるのに適したグラフです。次の表は、和歌山市の平成27年の平均気温を月別に調べたものです。この表から折れ線グラフを作ってみましょう。

 グラフを作ることにより、冬と夏の気温の差がはっきりと分かるようになります。

和歌山市の月別平均気温(平成27年)

平均気温(℃)

平均気温(℃)

1月

6.6

7月

26.6

2月

7.1

8月

28.2

3月

10.1

9月

23.4

4月

16.2

10月

19.0

5月

21.1

11月

15.2

6月

22.7

12月

10.4

出典:気象庁ホームページより

<注意点>

  1.  必ずゼロ基線を引きましょう。
  2.  直線を引くときは、定規などを使って、データの値を正確に結びましょう。
  3.  ひとつのグラフに2種類以上の異なるデータを示すときは、線の色や太さなどを変えましょう。
  4.  グラフの中に気温の数値データを書き込むことで、より正確にとらえることができます。

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■円グラフ

 円グラフは、全体をひとつの円で表し、各項目の数量が占める割合を扇型(おうぎがた)で表したグラフです。扇形の面積によって、全体に占める割合がひと目で分かります。

 次の表は、はかる君のクラス(合計35人)のある日の昼休みの過ごし方を調べたものです。この表から円グラフを作ってみましょう。グラフを作ることにより、はかる君のクラスメイトの多くがどんな過ごし方をしているかがひと目で分かるようになります。

昼休みの過ごし方

ドッジボール

12人

鬼ごっこ

7人

おしゃべり

5人

読書

4人

鉄棒

2人

その他

5人

合計

35人

 ドッジボールをして遊んだ人が一番多いこと、鬼ごっこをしている人や鉄棒をした人を合わせると半数以上の生徒が運動場に出て元気に遊んだということなどがひと目で分かります。

 右のグラフのように、円グラフの中心にひとまわり小さな円を作って全体の人数を書き込んだり、それぞれの項目が全体に占める割合(%)を書き込むと、より詳しくとらえることができます。右のようなグラフを、ドーナツの形に似ていることから「ドーナツ型の円グラフ」といいます。

<注意点>

  1.  円の中心から時計の12時の位置へ真上に引いた直線が、円グラフの「基線」となります。
  2.  基線から時計回りに、全体に占める割合の大きい項目から順に書き、割合の小さい項目を「その他」としてひとまとめにしたものは、一番あとにします。ただし、賛成か反対かを問うアンケート結果の「賛成(さんせい)」と「どちらかといえば賛成」など、たとえ割合が小さくても同じ傾向のものをかためて書く方が適切な場合もあります。
  3.  円グラフは、全体を100としてそれぞれの項目の割合(内訳)を示すものですから、同じ人を2回数える必要があったり、答えが不明だったりして全体の数と内訳の合計数が一致していない調査結果は、円グラフに表すことができません。

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■帯グラフ

 帯グラフは、同じ長さの棒を並べ、棒ごとに各項目が全体に占める割合を示すことによって、その割合の比較をするためのグラフです。ひとつの棒を100として割合を示すという点では円グラフと同じですが、異なる時点や別のグループ同士で割合を比較する必要があるときは、円グラフよりも帯グラフの方が適しています。

 次の表は、和歌山県の産業別就業者の移り変わりを調べたものです。この表から帯グラフを作ってみましょう。

産業別就業者数の割合(和歌山県)

第1次産業

第2次産業

第3次産業

合計

1960年

34.5%

27.9%

37.6%

100.0%

1985年

15.0%

28.3%

56.7%

100.0%

2015年

9.0%

22.3%

68.7%

100.0%

出典:総務省統計局「国勢調査」

<注意点>

  1.  年別に各産業の従事者割合を比べることが目的なので、棒の長さを同じにします。
  2.  棒の幅も同じにします。棒と棒の間隔(かんかく)は、棒の幅よりも少し狭い方が見やすいでしょう。
  3.  割合の大きい項目から順に、左から書くのが基本ですが、異なる棒同士を比べるときは、見やすいようにするため、項目を並べる順番を変えてはいけません。
  4.  項目の区分線(点線)はなくてもかまいませんが、書き入れると割合の移り変わりがなおよく分かるでしょう。

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■ヒストグラム(度数分布図)

 ヒストグラムは、横軸に階級(クラス)を、縦軸にそのクラスに含まれるデータ数(人数、回数、個数など)をとったグラフで、データの散らばり具合をみるためのものです。ヒストグラムという名前はギリシャ語のヒストス(直立にする)ということばから来ており、「度数分布図」とも呼ばれます。ヒストグラムの形は棒グラフにとてもよく似ていますが、次の点で棒グラフと異なります。

  •  棒グラフの横軸となる「項目」は、基本的にそれぞれ独立しているものですが、ヒストグラムの横軸は等間隔で区分された「連続する階級」です。このため、棒グラフは棒と棒との間に間隔を空けますが、ヒストグラムの柱と柱の間には間隔を空けません。
  • 棒グラフの棒が表す数値は、そのうちのひとつだけを取り出して意味を持ちますが、ヒストグラムは、連続した量を表す全部の柱を比較することが目的であり、ひとつの柱のみでは意味がありません。例えば、人口の年齢別分布を示す「人口ピラミッド」と呼ばれるものがあり、これもひとつのヒストグラムです。人口ピラミッドは全体の形をみるためのものであり、柱ひとつを取り出しても意味がないのです。

 次の表は、はかる君のクラスメイトの走り高跳びの記録を調べ、階級ごとに示したものです。この表からヒストグラムを作ってみましょう。

走り高跳びの記録の分布

跳べた高さ

人数

60cmまで

2

70cmまで

4

80cmまで

5

90cmまで

7

100cmまで

10

110cmまで

4

120cmまで

2

130cmまで

1

合計

35

 

<注意点>

  1. ヒストグラムを作る上で大切なのは、階級の幅をどのように決めるかということです。幅が広すぎるとひとつの階級に多くのデータが入りすぎますし、反対に狭すぎるとデータがひとつも入らない階級がたくさんできてしまい、どちらも分布の広がりを見るのに適切とは言えません。
  2. 横軸は「連続する階級」なので、棒の順序を入れ替えることはできません。
  3. ヒストグラムは、棒グラフと違い、度数を棒の「高さ」ではなく「面積」で比較します。このため、階級の幅が異なるときは、棒の幅を変えてそれを表します。

 

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■絵グラフ

 絵グラフは、見るひとの興味をひくために、そのデータに関係のある楽しい図柄を使ったグラフです。次の表は、我が国で飼育されているパンダの頭数を県別に示したものです。この表を元に、和歌山県の観光マスコット「わかぱん」で絵グラフを作ってみましょう。

パンダの飼育数

都県名

和歌山県

東京都

兵庫県

パンダの飼育数

5頭

3頭

1頭

 

 

<注意点>

  1. 図柄に決まりはありませんが、何を表しているのかひと目でわかるものにしましょう。
  2. 図柄ひとつでどれだけの量を表しているのかを書き入れましょう。
  3. 図柄ひとつに満たない数は、図柄を小さくするか、半分に切った絵にして表します。

 

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