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監察査察課

                  平成21年度 新規採用職員への知事訓話

                                                    平成21年4月1日 県庁4階正庁

 

   みなさん、辞令をお受け取りになって感慨一入かなあ、というふうに思います。これから何十年も和歌山県で県民のために働いていただくということについて、私から大変な期待を申し上げたいと思っております。たぶんこれは百万人の県民の方々も等しい気持ちだろうと思っております。今日は非常に緊張しておられると思いますし、それからまた色んな表情の方がいらっしゃって、これはなかなか楽しみだ、というふうに思っておるんでございますけれども、今日のこの感慨を忘れないでずっと頑張っていただきたいと考えております。今日は職員に三つ申し上げたいと思っております。

 

 第一は、百万人の県民の気持ちということを申し上げましたけれども、みなさんは百万人の県民に奉仕する者として選ばれた人達であります。したがって、この百万人の県民に奉仕する、どうしたら県民が幸せになれるかということを一生懸命考えるというのがみなさんの任務ではないかと思います。今任務という言葉を使いましたけれども、このことが大変重い意味があると思っております。ともすれば、県庁の職員そのものが目的であったり、あるいは逆に特権であったりするということがあってはいかんと思います。そういう次元の低い話ではなくて、たとえば、自分が与えられた仕事を常に任務との関係で100%自分の力を出しているかということをいつも考えておくということが大事ではないかと思います。たとえば、縦割り行政の弊害とか色んな事が言われます。 そのときに、自分はこの仕事なんだからあとは知らん、というふうに言ったら、誰のところにその話を持って行ったらいいんだろうかというふうに県民の方は困ってしまうのではないかと思います。その時は、たとえ自分のところに与えられた権限がなくても、色んな方と相談をしたり情報を収集したりして、県民のためにどうしたらいいのか、たとえば、今相談を受けた人がいたら、その人のためにできることはないか、ということを色々考えて行動できるということがみなさんに求められた使命というふうに考えています。

 

 第二は、そういう意味で、みなさんはぜひ考えて仕事をしてもらいたい、そして考えて本当に実行してもらいたい、そんなふうに考えています。考えるのは教えられるよりは難しい、それから考えて、更にそれを実行するのはもっと難しい。だけど県民の幸せのためにはそれをしなければいけないというのが我々の使命であるというふうに思います。和歌山弁風に申し上げますと、それはほんまかいなとか、そんなことをしてええんかなあとか、それよりもっとなんかないかなあとか、そういうことを常に考えて、そして上司の方にも遠慮なくそれをぶつけて大いに議論をしてもらいたい。上司の方々も何十年も県庁にいて常にそういうことを考えてやってきた人達です。したがって、なかなか一筋縄では、みなさんの物の考えが正しかった、というふうにはいかないかもしれません。だけど常にそういうことをしながら、みなさんは何十年も経って、本当に尊敬される今度は上司に成長してもらいたいと思うわけであります。したがって、考えて、常に議論をして、そして行動するということを常に心がけてもらいたいと思います。

 

 最後に、みなさんは今とても元気そうな顔をしておられます。だけど健康を害したらどうしようもないと思います。百万人の県民は、みなさんにしっかり働いてもらいたいので、体を壊してもらいたいとは思っていないと思います。使命感があるがゆえに、仕事をやりすぎて体を壊すというのはいかんと思います。倒れかけたら倒れてしまえ、と私は言っております。というのは、体調が悪いというのは自分では分かるわけですから、その時は遠慮なく周りの方に相談をして、それで少し休ませてもらう。その期間は他の人がカバーをする。また他の人がそういうことになることも多いわけですから、その時は、少しカバーをするように頑張ってあげる。そうやって助け合いをしていったらいいんじゃないかと思います。それから肉体的な健康だけではなくて、心の健康についても、やっぱり我々は常に注意をしておかなければいけないと思います。それはいつも我慢をしたりしていると、そういうことになります。したがって、先程言いましたように、大いに自分の考えを述べたらいい、それで相手の意見を聞いて、それで自由闊達な雰囲気を作っていくということをしていけばいいんじゃないかと思います。

 それと、一つだけ私はいつも困ったときに考えることがあります。それはなにかと言うと、物事はいつか終わる、ということであります。したがって、ずっと一生これを追い続けて、苦しい、苦しい、と思うような仕事はめったにありません。したがって、仕事が苦しいなあ、と思っても、これはいつか終わるぞ、と思っておれば、そんなに心の負担にならないんじゃないか、それで元気がある限り頑張って、体の調子が悪くなったら、ちょっと調子が悪いんです、と言って、交代で休ませてもらう。そういうことで、何十年もずっと健康で県民のために働いてもらいたい、そんなふうに思っております。

 

 ちょっと長くなりましたけれども、私が抱いている心の内を一言で申し上げますと、「期待」であります。みなさんに心から大変な期待を最後に申し上げまして、みなさんのご健闘をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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