現在表示しているページ
ホーム > 組織から探す > 監察査察課 > 職員への知事訓辞

監察査察課

平成22年度 新規採用職員への知事訓話

平成22年4月1日 県庁4階正庁

 

 皆さん、ようこそ和歌山県庁へ。こうやって皆さんの顔を拝見していると、「この方々が和歌山県を背負ってくれるんだ」ということを思いまして、大変頼もしく感じております。皆さんの方からすると、「そんなに頼もしく感じてもらっても困るなあ」というような戸惑いもちょっと心の中にあるのではないかと思います。しかし何も心配はいりません。皆さんが普通に仕事をしていると、たまには上司に叱られ、たまにはうまくいったと快感を味わい、「ちょっと残業が辛いなあ」と思ったり、それから周りの人がにっこり笑ってくれて嬉しかったり、そういうことの積み重ねによって、皆さんが立派に成長していく。そしてその成長した結果として、皆さんが和歌山県を背負ってくれるということになるわけであります。したがって何も心配することはない。私も含めて、周りに立っているおじさんのように見える人達もみんなそうやって一年生から出発して今日に至るわけであります。皆さんに心から期待を申し上げたいと思います。

 皆さんに三つだけ申し上げたいと思います。

 一つは、皆さんは若いけれども、いつもそれぞれ考えて、そして「県政はこうしたらいいんじゃないかなあ」というようなことを常に思いながら、暮らしてもらいたいと思うことであります。黙って上司の言うことを聞いてやっているばかりだと、自分がどんどん上に行ったときに、今度は自分で色々なことが企画できなくなるということになると思います。全て皆さんは修行でありますから、模擬体験をしていくことも大事です。それに県民のためを思えば、そういうことが自然と出てくるんじゃないかと思います。県庁の中でそういう提案をしたら生意気だと思うような雰囲気が仮にあるとすると、私が対処したいと思いますから、皆さんは是非こういうふうにしたらどうかということをどんどん提案するようにされたらいいんじゃないかと思います。

 それから、二つ目は、「全ての行動の規範は県民のために」ということを考えてもらいたいと思います。「県民のために」ということは今自分に与えられた仕事が「まあそれでいいや」ということでは十分ではないことが結構あります。県民のために仕事をするためには、もしかしたら自分の仕事の方を変えていく必要があるかもしれない。ただそれを勝手に変えると、組織として無茶苦茶になりますから、先ほど一点目に申し上げたように、「県民のことを考えると、こういうふうに仕事をしていった方がいいと思うから」ということで、変えていくということも必要かもしれません。常に自分が仕事をしていればいいんだというのではなくて、県民の方々が幸せになれるように、それを常に一心に追い求めて暮らしていこうではありませんか。

 三つ目は、皆さんは戦力ですから、大切な県民の資産です。したがって皆さんが壊れてしまっては困るわけであります。仕事を一生懸命するというのは当然ですけれども、どこか故障が起こりそうになったら休むということもまた大事であります。例えば「ちょっと調子が悪い」とか、あるいは「ものすごく疲労が溜まってきた」というときには、遠慮なく周りの人に言って、それで少し休むようにしないといけない。私は「倒れそうになったら倒れてしまおう」といつも申し上げておりますが、倒れそうになっても、一人じっと心に秘めて我慢していると、いつか本当に倒れてしまうことになります。辛いときはお互い様ですから、その代わり他の職員が体調を崩したというときは、他の職員の分もカバーしてあげるということで、組織の中で助け合いながら、やっていったらいいんじゃないかと思います。したがって健康には十分気をつけて、自分が「これはアカン」というふうになったら、誰もそれをとがめ立てはしませんから、遠慮なくそれを訴えてもらえばいい。長い目で皆さんが成長し、県庁を支える立派な人材になってもらえばいいと私は思っております。県庁のみんなもそう思っていると思います。

 三つだけいつも心において、県民のためにしっかり頑張ってください。新人の方々を迎えての私の言葉とさせていただきます。皆さんよろしくお願いします。