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監察査察課

平成23年仕事納めに際しての知事訓辞

平成23年12月28日 県庁4階正庁

 

 皆さん、今年のもう仕事納めになってしまいました。
 今年は本当に短い一年であったというふうに思います。
 いろんな事件があって、特に自然の猛威の前に翻弄された一年ではなかったのかなと思います。同時に県庁の諸君がリーダーシップをとって、県民の皆さんと相協力して、その自然の猛威に立ち向かって、ある程度被害を少なく食い止めた。
  それから、被害から一刻も早く立ち直るために、ほとんど獅子奮迅の働きをしてくれた。そういう年だったと思います。同時に、それぞれの部署で皆さんが、若い人も含めて、それから幹部の人も含めて、皆それぞれ少しずつ自分のところの行政を良くするにはどうしたらよいか、そういうことをどんどん考え始めて、そして、高め始めてくれた。そういう年だったんじゃないかと思います。
  そういう意味では、今年はとてもつらい年であったけれども、皆さんが頑張った結果、ある程度の成果が出た。そういう年だったと思います。

 年を締めくくるに当たって、この間、「坂の上の雲」の放送がありました。最後に秋山真之が筆をとって書いた「連合艦隊解散の辞」、何も県庁解散するわけではありませんが「連合艦隊解散の辞」の最後を読ませていただきます。
 「神明は唯平素の鍛錬に力め、戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫(うば)ふ。古人曰く勝て兜の緒を締めよと。」
  特に私は、平素から鍛錬に努め、つまり平素からいろんな準備をしておき、それから、県民のためにどういうふうにすればいいのかということを一生懸命考えている者にこそ、始めからドタバタしなくても栄冠はおのずと授かる。そういうところに非常に惹かれています。
 かつての成功体験、今回の場合で言えば、大水害の前におののきながら、我々は一生懸命頑張った。ある程度の成果は上げた。だけど、その成果をあげたことを今度は忘れてしまって、過去のうまくいった例なんかをどこかに置き忘れ、それから、過去、うまくいかなかったにもかかわらず、それを改善することを怠った者は戦わずして敗れるということだと思います。
 ましてや、これは「勝って兜の緒を締めよ」ということであって、我々は一回も勝っていない。大水害の猛威の前に完全に敗れ去り、大敗北の中から立ち上がった。それにすぎないと思います。
 そういう意味でこの立ち上がった経験を次につなげながら、ぜひ我々の力が発揮できるように団結して来年頑張っていきたい。そんなふうに思う次第です。
 ともあれ、お疲れ様でした。少し年末年始、事件がなければお休みいただいて、先のことをまた考えながら英気を養ってもらいたい、そんなふうに思います。
 本当にご苦労様でございました。