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監察査察課

           平成20年仕事納めに際しての知事訓辞

 

                                                                      平成20年12月26日  県庁4階正庁

 

  皆さま、2008年、平成20年大変ご苦労さまでございました。おかげさまでこの一年を振り返ってみますといろんなものが姿を見せてきたなあとそんなふうに思います。

 例えば今後和歌山県のあり方を規定する長期計画ができました。それから行革プランができまして、これを守っている限り和歌山県は破産しないだろうというような目処が付きました。それから新政策プロセスが軌道にのってまいりまして、特に今年は政府要望なんかでもうまく政府にいろんな我々の意向を反映させることができたと思います。これからその仕上げが来年また待っているわけですけれども、それをうまく仕上げてまた次のサイクルに入っていくことができるんじゃないかと思っています。それから県民に奉仕する県庁というような、そういう我々の心の持ち方というのも大変できてきたような気がします。もちろん今までも皆さん県庁の人々は県民に奉仕してきたわけですけれども、その奉仕の仕方が任務で考えよう、柔らかく考えようというような心の持ちようが段々と実現してきたのではないかなとそんなふうに思います。

 

 それからたくさんの行政領域について一斉に皆さんが走り出してくれて、それで大変多くの成果も出てきたし、これからの動きも出てきたと考えております。その成果も着々と実現してきたと考えます。例えば企業誘致、これは私も一所懸命でありましたけれど、全体としてこの2年間、50くらいの企業立地の意志決定がなされた。その設備投資額を全部足すと3千億円ぐらいになって、これはかなり和歌山経済を上向きに押し上げたはずだと考えられます。それから農産物の拡販とかあるいは水産物の拡販とか、そういうことについてもみんなで一所懸命がんばりました。おかげさまで今年は特に果樹の値段が例年になくうまくいったなあということもありました。加工品があちこちで売れ輸出の動きが出てきた。そういうことも今年の話だと思います。いい話もいっぱいありました。紀州うめどりが、あるいはなんば焼きが全国一の栄誉を得たというような話とか、たくさん個々にあげると枚挙に遑(いとま)が無いくらいでした。とくにうれしいのは、県庁の我々だけではなくて特に産業界の方々あるいは第一線で農業なども含めていろんな仕事をしておられる方々が前向きに取り組もう、積極的にやろうじゃないかというような、気分になってくださったのをよく拝見することであります。そういう意味で成果も着々と出てきたな。あるいは福祉、医療そういう点についても、例えば医療崩壊をなんとか食い止めながらがんばっている数少ない県。あるいは昨日ラジオに出ましたけれど、音の出る信号が普及している率が全国一だそうです。人々の心が弱い者に向けられて、そういう方々のために配慮するという伝統が守られているというふうにも思います。

 

 そうやって少しずつ少しずつ成果が出てきたと私は思っていますけれど、天下大乱であります。世界大不況にもう既に大いに巻き込まれている。それから国政を見るとなんとなくどうなっちゃうんだろうというような気持ちもいたします。ただそういう心配は多数あるものの嵐の中でも次の時代に備えて蒔(ま)くべき種は蒔いておかないといけない。

 それが100万人の県民の負託を受けた我々県庁の使命ではないかというふうに思います。また状況は刻々と変わっていくと思います。変わっていくならば変わっていくなりに我々の頭も柔らかくして対応に遺漏なきようにしていかないといけない。そういう時期に今あるのではないかというふうに思います。

 その中で職員の方々は本当によくやってくださったと思います。私はいろいろああしようこうしよう、時には厳しいこともいいました。そういう意味でああしようこうしようということを言い過ぎるから、職員が萎縮(いしゅく)するぞというような議論もありました。ただ私は県庁全体が県民のために働くということであるとすれば誰が言おうともそれは萎縮などになるはずがないと思います。知事がまずアイデアを出すのならばそれでもいいじゃないか。それから職員、若い人たちがアイデアを出すのならそれもいいじゃないか。わざとアイデアがあるのに黙っていてそれで職員の人がなんか言ってくるのを待つ、というのは、ひょっとしたら時間との関係で県民の皆さんに対するサービスが不十分であるということにもなりかねない。だから遠慮なく言わせてもらいまし た。

 ただその中で多くの方々から積極的な提案も得られるようになりました。これはもう大変なものであると最近は思っています。例えば今県民に大変評判のいい県の資金繰りの融資、これは私が言い出したのではなくて、担当の課からこういう制度でどうだ、やらないとだめだということであがってきた話であります。それからもうじき出てくると思いますが、私がほとほと感心しましたのは、文化振興条例の案です。皆さんわかってない人も多いと思いますけれども、実は第一回目の審査の時に私は結構激詰めをいたしました。激詰めをしましてそれにしたがってきちんとやってきてくれるかなあと思ったら、実はその激詰めをはるかに超えるような立派な内容の案がやってきました。これは大変立派なものだと思っています。こうやって私がどんどんと脱帽するようなそういう県庁になってきたかな。これからももっともっとなるといいなとそんなふうに考えている次第です。

 

 オバマさんはチェンジだと言いました。それからイエス・ウィー・キャンと言いました。非常にいい言葉だというふうに思います。ただ我々はもっと前からチェンジを始めている。和歌山県は既にチェンジ、変革の過程にあるというふうに思います。したがってもし英語を使わしていただけるならば我々はコンティニュー・トゥー・チェンジだとそういうふうに思います。そしてイエス・ウィー・キャンだと。コンティニュー・トゥー・チェンジ、イエス・ウィー・キャン。そういう気持ちで今年一年やってきたし、来年もまた一年そうやっていきたいと考えております。

 

 実は一つだけ皆さんに、ちょっと長くなるんですけれど、投書がありまして、その投書で私は大変うれしくなりました。投書に対する私の答えの方から申し上げますと、「いいことを聞いて本当にうれしく思います。おっしゃること誠にごもっとも。皆で更にがんばります。」短い返事しか出しておりませんが、どんな投書が来たかということを申し上げます。これは県外から来ました。「こんにちは、本日はうれしいことがありましたのでメールをさせていただきました。普段官公庁に対してはいいイメージを抱いていない人間です。失礼ですが和歌山県というより私も含めて一般的な感覚だと思います。しかしながら和歌山県庁の職員さんの対応については頭が下がりました。金曜日の18時過ぎにある課に電話したところ、ある人が出てこられてその対応について非常に素晴らしいものでありました。内容については省略させていただきますが、その夜、友人と飲み会をした際にその話をすると素晴らしいということで、その上司の方に報告するつもりだと話すと、そうすべきだと意見が一致したものです。私の母親が和歌山出身であり私自身も一時期ですが和歌山市に住んでいた時期もあり、和歌山県については人一倍愛着を持っています。残念ながら一昨年の12月に母親が亡くなり、ますます和歌山が遠くなってきましたが20年ぶりに和歌山を訪れたくなりました。県知事様にメールするほどの重要な内容ではありませんが、なんとかさんみたいな方が勤務されていることを知って欲しくメールしました。多額なお金を使うことも重要ですがコツコツと勤務されている職員さんが本当の県のPRだと感じました。本当にありがとうございました。今後の和歌山県のご発展をお祈りします。」以上であります。

 

 それから本当に最後に、そうはいっても健康が大事であります。これから、勤務のある方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと長めの正月のお休みがあります。したがってこの正月のお休みに大いにリフレッシュされて疲れたお体やあるいは頭脳なども休めて、そしてまた新年みんなで集まって一緒に仕事をしようじゃないか。コンティニュー・トゥー・チェンジ、イエス・ウィー・キャン、ということでやっていきたいと思います。本年はどうもありがとうございました。

 

 

 

 

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