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漆という言葉は、麗(うるお)し、美(うるわ)しが、転訛したものと言われる。漆器の光沢、深みある色、滑らかでぬくもりのある手触りは、まさに麗しくも美しいものだ。 発祥の地は根来寺 |
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出土品を復元したら… 「根来の特徴は、色だとほとんどの人が言うけど、木地の形が美しく、使いやすいのが、何よりの特徴だと思う」と、沖見さんは言う。
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| [根来塗の基本行程]1つの椀にも多くの時間と労力が費やされる。また、工程の大部分が下地に掛けられ、塗は最後の仕上げ。 | ||||||
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| 1−素地作り。 素材は、最も変形しにくく、美しい欅(ケヤキ)の木が使われることが多い。丸太で1年寝かせて乾燥させ、荒ぐりをしてから、「一気にくると割れるので」、さらに半年〜1年置いて、素地の形に仕上げる。 |
2−布着せ・布目ずり。 素地の角など、弱い部分の強度を上げるために麻布を張る。次の工程、錆下地のために、漆などで布の目をつぶす。 |
3−錆下地。 生漆と、とのこ(土の粉)、水を混ぜて、ヘラでつけ、砥石で研ぐ。2つの作業を繰り返し、2〜3回行う。ここで使われる木製のヘラを始めほとんどの道具も手作りだ。 |
4−下塗・上塗。 漆が塵や埃を嫌うので、塗り場は他の作業場とは別の小部屋で行われる。黒漆を塗り、炭で研ぐ。サンドペーパーなどより表面が平らになるので、炭が使われる。これを1〜2回行う。ここまで、何度も、よく乾かしては作業するため、約3カ月かかる。最後に、朱漆を塗る。朱色を作るための原料シンシャは、昔は金と同等の価値があり、朱塗の漆器は高級なものの代名詞だった。この後、杉張りの乾燥室、漆風呂に入れて乾燥させれば品のいい艶が出て、完成となる。 |
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