河内祭の御舟行事こうちまつりのみふねぎょうじ

河内祭の御舟行事

 河内祭は、古座川の川中にある「河内島(こおったま)」を御神体として祭祀を行う、熊野の自然崇拝を基調とする祭礼で、古座川流域の串本町古座・古田、古座川町高池・宇津木・月の瀬の5地区が合同で祭りを行います。
 このうち古座からは、鯨舟を祭礼船に仕立てた「御舟(みふね)」が上中下3隻出て、宵宮の入船式で「河内大明神」の神額を受け、川を遡って上流の河内島に向かいます。その夜は、御舟は1艘ずつ河内島をめぐり、宿老が御舟謡を朗々と歌うなか夜籠り神事を行います。また、高池下部の獅子舞伝馬が十二竿頭を掲げ、笛太鼓で囃しながら古座川を遡り、古田の川原で獅子舞を奉納します。
 翌日の本祭は、古座神社の神職と神のお使いである「ショウロウ」に選ばれた童女1名・童男2名を載せた当舟を先頭に、櫂伝馬3艘、獅子舞伝馬、屋形船が河内島のある上流を目指します。古田の川原に到着すると、河内大明神に御幣を捧げ神事を執り行います。その後、御舟が島を3周するほか、各地区の獅子舞の奉納や、中学生による櫂伝馬競漕が行われ、祭りのクライマックスを迎えます。
 河内祭で奉納される獅子舞は、伊勢太神楽が地域的に展開した独自の獅子で、幣の舞・剣の舞・乱獅子・天狗の舞などを基本にした「古座流獅子」として、熊野一帯の獅子舞に影響を与えています。

河内祭の御舟行事データ
エリア 東牟婁地域
情 報 重要無形民俗文化財(国指定)
日本遺産「鯨とともに生きる」構成文化財
開催日 例年 7月第4土曜(宵宮)7月第4日曜(本祭)
所在地 串本町
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