トップページ > 課・室一覧 > 広報課ホームページ > 県民の友
和歌山 県民の友WEB

特集みんなが安心して 出産できるために
問い合わせ:県庁医務課 電話073-441-2604

●現状
 安全で安心して出産できる医療体制を確保することが、全国的にクローズアップされる中で、和歌山県では医療機関や消防機関などが連携・協力しながら、リスクの高い妊婦や新生児を適切に受け入れることができています。
 しかしながら、本県においても、周産期医療に携わる医師は減少傾向にあり、それに伴って、分娩(ぶんべん)を取り扱う医療機関が減少し、総合周産期母子医療センターなどへの負担が大きくなっています。
 また、県内の出生数は減少傾向にありますが、低出生体重児などのリスクが高い新生児の出生割合が増加するなど、周産期における母体・胎児の危険性が高まっていることから、妊婦健康診査の受診など健康管理が重要となっています。
県内の医師も総数は平成8年2236人、平成18年2532人と10年間で296人増えました。婦人科を除く産婦人科医の人数は、平成8年111人、が平成18年には93人と、多少、増減しながら10年間で18人減っています。
分娩を取り扱う医療機関は、平成8年46機関であったのが、平成21年には25機関へとこの13年間で21機関も減少しています。



●県内の連携体制
 総合周産期母子医療センター(県立医科大学附属病院)を中核とし、地域の周産期医療関連施設と連携・協力しながら周産期医療に対応しています。
次に、県内の連携体制について、まず周産期医療における連携は、次のようになっています。地域の病院、診療所、助産所では、正常分娩を中心とする医療を提供します。ここで対応が困難とされた場合は、比較的高度な医療を提供する地域周産期母子医療センターである社会保険紀南病院や、24時間体制で高度な医療を提供する、日本赤十字社和歌山医療センターや総合周産期母子医療センターである県立医科大学付属病院に搬送し対応します。



 身近な地域で安心して出産できることが望ましいのですが、分娩を取り扱う医療機関の減少や高度医療への志向などがあいまって、本来リスクの高い分娩を中心に担うべき総合周産期母子医療センターに分娩が集中しています。

このままでは、緊急時に適切な医療を提供することができなくなるおそれがあります。
妊婦健康診査を必ず受けましょう。妊婦健康診査は安全に出産するために不可欠なものです。

周産期医療とは
妊娠満22週から生後満7日までの期間を周産期といい、この時期の突発的な緊急事態に備え、母体・胎児・新生児を総合的に管理し、母と子の健康を守る医療

総合周産期母子医療センターとは
母体・胎児集中治療管理室(MFICU)と新生児集中治療管理室(NICU)を備え、リスクの高い妊婦や新生児を24時間体制で受け入れ、高度な医療を提供できる施設

地域周産期母子医療センターとは
地域において比較的高度な医療を提供する施設
 



〜安心して出産できる体制づくり〜

Q 妊娠したら、どのような支援が受けられますか?

A
 
 お住まいの市町村では、妊婦健康診査を公費の補助で受けられるほか、保健師などによる相談、母親学級、両親学級の紹介、各種の情報提供などを受けることができます。(詳しくは、お住まいの市町村へお問い合わせください。)
また県の保健所においても、母と子の健康に関する総合的な相談に応じています。

Q 妊婦健康診査って何をするの?

A
 
 妊婦さんの健康具合や、お腹(なか)の赤ちゃんの育ち具合をみるため、身体測定や血液・血圧・尿などの検査をします。
特に、貧血、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの病気は、お腹の赤ちゃんの発育に影響し、母体の健康を損なうことがあります。
妊婦健康診査を受けることで、病気などに早く気づき、早く対応することができます。

Q 産科医療補償制度とは?

A
 
 お産の現場では、予期せぬ出来事が起こってしまうことがあります。お産をしたときに何らかの理由で重度の障害をおった赤ちゃんとそのご家族を支援するための仕組みです。
分娩に関連して発症した重度脳性麻痺(まひ)児に対する補償と脳性麻痺の原因分析・再発防止のために創設された制度です。平成21年1月から始まりました。
補償対象などに関する詳しい情報は、制度の運用を行う(財)日本医療機能評価機構の産科医療補償制度に関するホームページをご覧ください。
http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/index.html

和歌山保健医療圏における取組
分娩を取り扱う医療機関が減少するなどの影響で、総合周産期母子医療センターである県立医科大学附属病院の分娩数が増加しています。
妊婦さんが安心してお産できる受入体制を守るため、和歌山保健医療圏(和歌山市・海南市・紀美野町)では和歌山市が実施する周産期医療ネットワーク事業の一環として、次のような取組を行っています。
・地域の分娩施設の紹介
平成20年3月から、県立医科大学の「和歌山周産期情報センター」で、県外からの里帰り分娩を希望する妊婦さんを地域の病院、診療所、助産所(和歌山市、海南市、紀美野町内の分娩施設)へ紹介しています。また、分娩可能な医療機関の予約空き状況などの情報も提供しています。
・セミオープンシステム
平成20年7月から“妊婦健診は近くの診療所で、お産は総合病院で”のセミオープンシステムを導入しています。(和歌山市・海南市内の施設に限る)
診療所では、平日の午後や土曜日も診察を行っていますので、妊婦さんも受診しやすくなります。また、これにより、病院勤務医の負担を軽減することにもなります。
このシステムに対応している健診施設や分娩施設は、「和歌山周産期情報センター」へお問い合わせください。

問い合わせ:和歌山周産期情報センター  電話073-441-0823  時間 月〜金 9時〜16時(年末年始・祝日を除く)


このページのトップに戻る