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医療特集 大切な命を守る医療体制づくり

医師確保

県民の皆さんが安心して医療を受けることのできる体制を維持するため、地域医療に従事する医師の確保に全力を挙げて取り組んでいます。

医師不足の現状

地域偏在・診療科偏在
 全国各地で地域医療の崩壊が社会問題化する中、和歌山県でも、医師の不足が深刻な状況になっています。特に県内の医師の約5割が和歌山市に集中していることから、多くの地域で医師の確保が困難な状況となっています。これに加えて、小児科医や産婦人科医、麻酔科医などの不足も深刻な問題となっており、これらの診療科を休診・閉鎖する病院も増加しています。

深刻な拠点病院の医師不足
 人手不足などによる厳しい労働環境を敬遠し、開業医志向が強まっていることも地域医療に大きな影響を及ぼしています。特に、救急医療、過疎地域における医療の提供など地域医療の中核的な役割を担う公的病院に勤務する医師数は過去5年間で約1割減少しており、地域に必要な診療体制を堅持する上でも公的病院の勤務医確保が急務となっています。

県の取組

わかやまドクターバンク
 地域医療に従事する意欲のある医師を全国から募集し、医師確保が困難な地域の公立病院に医師を派遣する「わかやまドクターバンク制度」。この制度の第1号として、平成19年4月に赤松功博先生を採用し、国保古座川病院(串本町)に派遣しています。「医師不足の過疎地で役立ちたい」との思いから、この制度に応募した赤松先生。現在、内科医として串本周辺の地域医療を支えています。

県内で働く医師を大募集!
●「わかやまドクターバンク医師」募集中
 5年間の任期付き県職員として採用します。お気軽にお問い合わせください。
●医師募集情報サイト「青洲医師ネット」 http://www.seishuishinet.com

 登録医師には県から求人情報など県内医療機関に関する情報を提供するとともに、ご希望にあわせてきめ細かくサポートします。
 また、医学生・研修医向け情報提供マガジンも配信しています。

 

医師確保修学資金
 小児科医、産科医、麻酔科医として将来県内の公的医療機関で勤務する意欲のある大学生、研修医、大学院生に対し修学資金を貸与しています。
〈貸与額〉月額20万円 *平成19年度貸与額
(貸与期間の2分の3相当期間を指定医療機関で勤務した場合、返還を免除)
*平成19年度は、大学生6名と即戦力として研修医等7名の計13名に貸与しました。

県立医科大学の入学定員25名増員(平成20年度から)
 地域の公的病院における医師不足解消に向けた抜本的対策として、かねてから国に対し強く働きかけてきた県立医科大学の入学定員の増員について、平成20年度学生募集から25名の増員が認められました。
志願枠
定員
卒業後の配置先
県民医療枠
20名
県内公的医療機関
地域医療枠
5名
へき地の医療機関等

緊急臨時的医師派遣
 医師不足により分娩休止の危機にあった新宮市立医療センターに、国の「緊急臨時的医師派遣システム」の第一陣として、9月から産婦人科医中尾愃仁先生が派遣されています。これにより、三重県、奈良県を含めた紀伊半島南部の中核的役割を担っている新宮市立医療センターの分娩予約が再開され、地域の方々が安心して出産できる環境を維持することができました。中尾先生は、診療や分娩など産婦人科医療現場の第一線で活躍されています。

 

小児救急医療

現状
 小児科医が減少傾向にあり、小児科医の不足・地域偏在が生じるなど小児救急医療体制の整備、とりわけ、休日・夜間の診療体制の確保が困難となっています。

小児科医の話
和歌山県でも小児科医が少ない病院が多く、その少ない人数で当直もしているし、小児救急も診ています。また、入院患者も診ます。その結果疲れ切って、どんどんやめていっている現状があります。

現在の救急はコンビニ化といわれるように、気軽な気持ちで受診する人が多くなって、本当に処置が必要な患者さんのケアに支障を来しています。

子どもは親にとって宝であることはもちろんですが、国、社会の宝でもあるし、子どもたちが健全に育っていけるように支援するのが、私たち小児科医の役目だと思います。

新しい小児初期救急体制の取組
 日本小児科学会和歌山地方会が中心となって、和歌山北部の病院勤務医と開業医がローテーションを組んで、和歌山市夜間・休日応急診療センターを拠点に深夜帯を含めた休日・夜間の小児科の救急診療にあたっています。

保護者の方へ
上手なお医者さんのかかり方で大切なことは、かかりつけ医を持つことです。普段から気軽に相談できるかかりつけ医を持ちましょう。
日頃から子どもの状態をよく観察し、スタッフや設備が整っている昼間の診療時間に受診するように心がけることも大切です。

和歌山市夜間・休日応急診療センター
小児科の診療時間 
夜間 平日        午後8時から翌朝午前6時まで
   土・休日・年末年始 午後7時から翌朝午前6時まで
休日 休日・年末年始   午前10時から正午まで
             及び午後1時から午後5時まで
場所 和歌山市吹上5-2-15 電話 073-425-8181




子ども救急相談ダイヤル(#8000)
 休日の夜間、急な子供の病気に、病院へ行った方が良いのか、あるいは、翌日まで様子を見ても大丈夫なのか判断に迷ったときに専門の看護師や小児科医師が電話で相談に応じています。どうぞご利用ください。


受付時間 日曜・祝日の午後7時から午後11時まで

電話番号 #8000(携帯電話、プッシュ回線から)または 073-431-8000

 

看護師確保

現状
 現在県内で約12,000人の看護職員の方が就業されています。「第六次和歌山県看護職員需給見通し」において看護職員の不足が予測され、今後、より一層需要が高まると予想されることから、県では「養成力確保」「就業促進」「離職防止」「資質向上」を4本柱として看護職員の確保に取り組んでいます。

潜在看護職員の再就業支援
 資格を持ちながら看護業務に就いていない潜在看護師の方を対象に、臨床実務研修やトライアル研修などの再就業支援モデル事業を実施しています。

ナースバンク
 就職先を探している看護職と看護職員を求めている雇用主の方に無料で就職の斡旋をしています。ぜひ、登録してください。
連絡先 和歌山県ナースセンター 電話073-446-0121
http://www.wakayama-kangokyokai.or.jp/sub/nurse.html



安心できる和歌山をめざして
 地域医療体制の整備は、県民の皆さんの命と健康を守る上で非常に重要です。国への粘り強い働きかけにより県立医科大学の入学定員25名増が実現し、医師不足解消に向け道筋がつきましたが、これらの抜本的対策の効果が表れるのは8年後となります。この間、医師・看護師等医療従事者の確保による地域医療体制の堅持と県民の皆さんが安心して医療サービスを受けることのできる環境整備を図り、きめの細かい対策を講じていきます。

問い合わせ 県庁医務課 電話073-441-2603


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