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平成19年1月号[No.821]

NPO特集ふるさと和歌山で活躍する人々 ふるさとづくり特集和歌山をふるさとにする人々
あけましておめでとうございます。

県民の友1月号では新しいとし、新しい和歌山にむけ県内各地でさまざまな活動を展開しているみなさんを紹介します。

澄み渡る空、深い緑、透きとおる川のせせらぎ、あたたかなにんじょう、そんなふるさとを求めて、和歌山県に移ってこられる人がいます。

いっぽう、ふるさとをもっと活力と魅力あるものにしたいと、さまざまな思いをもって地域で活動している人もいます。

県では、こうしたみなさんとともに働き、地域の活性化と和歌山県の発展にとりくんでいきます。

それではまず、わかやまいなか暮らし支援事業等の概要をお伝えします。
あけましておめでとうございます。
県民の友1月号では新しい年、新しい和歌山に向け県内各地で様々な活動を展開しているみなさんを紹介します。
澄み渡る空、深い緑、透きとおる川のせせらぎ、温かな人情、そんなふるさとを求めて、和歌山県に移って来られる人がいます。
一方、ふるさとをもっと活力と魅力あるものにしたいと様々な思いを持って、地域で活動している人もいます。
県では、こうしたみなさんと協働し、地域の活性化と和歌山県の発展に取んでいきます。

ふるさと暮らしをもとめて
 県では、過疎化や高齢化が進む地域に活力を取り戻すために、都市部の人々に和歌山で自分らしく生きるライフスタイルを提案するふるさとづくりを進めています。
 ふるさと暮らしに関する情報の発信(UJIターンwakayama)や自然・田舎体験(ほんまもん体験)、田舎での定住に向けた短期滞在研修(山村体験研修)等様々な方面から事業を展開しています。
 今月号では、こうしたわかやまふるさと暮らしの受け入れを推進しているモデル5町(紀美野町、有田川町、白浜町、那智勝浦町、古座川町)の取り組みを紹介します。
※Uターン・・・出身地から地域外へ進学や就職のため都会に出た後、出身地に戻ること。 
 Jターン・・・出身地から地域外へ進学や就職のため都会に出た後、出身地の近隣地域に戻ること。
 Iターン・・・出身地にかかわらず、住みたい地域を選択し移り住むこと。

問い合わせ:県庁新ふるさと推進課 電話073-441-2930
モデル市町村は地域情報のいちげんてき紹介窓口、ワンストップパーソンで、受け入れ団体である、ていじゅうを促進する協議会と、情報のきょうゆうをはかっています。ていじゅうを促進する協議会は住まいのためのきじゅう支援、仕事のための起業支援などの支援や、
いなか暮らし情報、ゆうきゅう農地情報、市民農園、空き屋情報などの情報を発進しています。
ワンストップパーソン情報紹介窓口は、これらの情報を個人やNPO、企業、労働組合、だんかい世代などの、都市住民に発進し、
おたがいに情報をかんりゅうしあっています。また、県もモデル市町村に対し、地域支援もおこない、情報のきょうゆうをはかるとともに、
都市住民に対しても情報の発進をおこなっています。都市住民はこのように、県やモデル市町村から、
いなか暮らしの情報を得ることによって、Uターン、Jターン、Iターンにやくだてることができます。




古民家を利用した民宿

「もっと早く来ていたらよかったな」という子どものひと言がとてもうれしかった
きみの定住を支援する会 会長 平井 二嗣さん

 大阪圏にも近く田舎暮らし相談が急増。昨年8月には協議会を立ち上げる。町をはじめ定住受け入れに熱心なUIターン者や地元住民等で構成され、定住希望者の現地案内等を行っている。紀美野町役場ワンストップ窓口で積極的に対応。
 私も、平成10年3月にIターンしてきました。築60年の民家を利用して民宿を経営し、懐かしい雰囲気の中で、お客さんに農村体験をしてもらっています。田舎には、子どもからお年寄り、近所のばあちゃんまでそれぞれに地域や生活に密着した役割がありますね。学校でもクラス5〜6人みんなが重要な役割を持っていて、だれも落ちこぼれられないです。こういったことが家族の絆や地域の絆を深めているように思います。あたりまえのことですが、道で会った時のあいさつや物をもらいっぱなしにしないといったことは大切ですね。




あらぎ島

活性化をめざして、地域全体で取り組む
安諦(あで)地区田舎暮らし支援協議会 会長 柴崎 孝男さん

 安諦地区は、全国棚田百選に選ばれた「あらぎ島」から有田川を上流へ約10キロメートル遡ったところにあります。有田川町のいちばん東に位置し農業が盛んな地域で、旧清水町では、農林業の担い手の育成を図るため独自の事業を実施し、Iターン者を受け入れてきました。安諦地区でも過疎化や高齢化が進み、国指定無形文化財「御田の舞」などの伝統芸能や風習を受け継いでいく地域の担い手も減少してきています。地域をなんとか活性化しようと町や安諦5地区の区長も入り、定住支援の協議会を立ち上げ、田舎暮らし体験など受け入れにかかる取り組みを行っています。


色川地域振興推進委員会 会長 原 和男さん
 色川地区は、住民の3分の1がIターン者。約30年前から移住者を受け入れており、全国各地から見学に来るほど有名。新規就農者の受け入れや山村留学、滞在施設(籠ふるさと塾)もあり、定住希望者には現地案内も行っています。

山あいの小さな診療所の裏は棚田が広がる
大好きなこの地で診療し、みんなの笑顔をいただいています
色川診療所 医師 安江 満悟さん

 「柿ありがとうね。」診療所に来たおばあさんにお礼をいう安江先生。古い診療所で週1回地域の人たちを診察する。先生の冗談に笑いが診療所に響く。名古屋で現代医療の最前線にいた先生は、永年の夢であった田舎暮らしのため色川にIターンしてきました。
 ここの魅力は何と言っても空気がきれいで水がおいしいことです。月2回程度名古屋にも行くのですが、この小屋(住居)へ戻ってくると、水を飲んで深呼吸し、帰ってきたぞと叫びたくなります。私は、『現役時代にもう十分働いた。これからは、自分のやりたいことをやって、そして、この地で最後を迎えたい。』と周りの人に言っています。田舎暮らしをするためには、それなりの覚悟が必要で、色々なことを捨てて、これだけは譲れないということを優先することが大切だと思います。それが私にとってはここでの生活です。




「藍は生き物」と説明する会員

夢中で体験する非日常は、“百聞は一見にしかず”です
大好き日置川の会 会長 奥山 沢美さん

 大好き日置川の会は体験型観光や田舎暮らしのお手伝いをしています。オリジナル作品をつくる藍染めや陶芸体験、真っ赤な炎に感動する紀州備長炭の釜出し、緑深い日置川峡を満喫できるカヌー体験、四季折々の農作業に汗を流す農業体験、大海原での漁業体験。修学旅行生や都会からの観光客、地元の仲間で体験を通し、交流人口の拡大に努め、若年層のUターンを迎え入れる土壌を築きたいと思っています。何度も来るうちにこの地に魅せられ移住を決意して、現在は体験リーダーとして活躍しつつ田舎暮らしを楽しんでいる方もいます。自然がそのまま素材となる日置川地域は田舎暮らしの里として豊かに暮らす事のできるモデル地域を目指します。




農作業体験の説明風景

人を受け入れるのは委員会でなく地域です
地域の人々の理解と協力が大切です

古座川町産業振興委員会 会長 日下 恵夫さん

 定住者の受け入れを支援する産業振興委員会は10人のU・Iターン者、地元の農業者などで構成されています。増加している移住希望者の定住相談や、町内の案内、移住物件の調査、受入全般についての話し合いなどをしています。その一環として、住民対象の定住に関するアンケートも行いました。8割近くが集落の人口減少に対策が必要で、転入者を受け入れていくべきだと回答しています。地元の人の理解と協力を得ながら地域を元気にしてくれる人を受け入れて、町の活性化を図っていきたいと思います。

芋掘りを体験し、ふかし芋をほおばる

広がる活動の輪
 和歌山県内のNPO法人も238団体(平成18年12月1日現在)を数え、それぞれの団体で住民の視点から自主的に目的を定め、活発に取り組みが行われています。また、その活動も福祉やまちづくり、地震や豪雨などの大規模災害対策をはじめ、専門的な知識や技能を生かした活動など、幅広い分野に広がっています。
 県では、県民と一緒になってさまざまな問題を解決し、県民主体の地域社会を構築するため、NPOとの協働を推進しています。
問い合わせ:県庁NPO協働推進課 電話073-441-2053
花を咲かそう、街に、心に〜街の花人(はなびと)を目指して〜


NPO法人 花つぼみ(田辺市)
理事長 古守 一晶さん

 「今週、月曜から金曜まで、毎日、中学生の職場体験学習の一環で道路沿いの花壇の花植えや手入れを行いました。みんな一生懸命やってくれるのでスムーズに作業が進みました。」と話してくれたのは古守さん。
 花つぼみは、まちの緑化に関する活動を中心に、花を育てることを通じ「子どものボランティアの芽」を育てる活動、地域づくりやボランティア活動活性化のためのイベントやフォーラム、ガーデニングの指導などさまざまな活動を行っています。また、国道や県道の植栽とその管理、学校や地域との連携による通学路花いっぱい事業など、国や県、地域と協働した事業も実施しています。
 古守さんは、「日頃、車でも、花を植えるいい場所がないかと考えながら走っています。“花を咲かそう、街に、心に”を合言葉に花のことなら、何でも引き受けます。」と自身の日頃の活動について、笑顔で語ってくれました。

ITを活用、人と人、地域と地域をつなぎ、地域の活性化を


NPO法人 市民の力わかやま(和歌山市)
理事長 坂口 總之輔さん 理事 糀谷 昭治さん 事務局 津村 雅枝さん

 市民の力わかやまは、インターネットを使った各種講座(わかやまインターネット市民塾)の開講やさまざまなグループや団体、自治体が開催するイベントなどを紹介する掲示板(イベントボード)の運営などを行っている団体です。
 「インターネット市民塾は、誰でも受講でき、また、誰でも講師になれる双方向性が特徴です。現在、受講登録者は約300人ですが、将来、10,000人まで増やすことが目標です。また、平成17年11月からスタートさせたイベントボードは、当初、情報収集に苦労しましたが、徐々にイベントを登録する団体が増え、1年間で約4万件のアクセスがありました。特に、週末はイベントをチェックするためかアクセスが多いですね。」と坂口理事長が語ってくれました。
 また、「今までは、インターネット市民塾とイベントボードの運営を中心に活動してきましたが、今後は、ITを活用し、人の力を取りまとめ、団体の活動をつなげていくような役割を果たしていきたいと考えています。」と今後の活動の抱負を話してくれました。
※わかやまインターネット市民塾 http://wakayama.shiminjuku.jp/
※イベントボードは、主催者がイベントをインターネットで自ら入力し、PRできる、みんなで作るサイトです。http://wakayama.shiminjuku.jp/eventboard/
QRコード(イベントボード)

知識・経験・技術を生かして、ものづくりと環境保全を
〜団塊の世代中心の技術者集団〜


NPO法人アタック・メイト和歌山(和歌山市)
代表理事 前岡 秀幸さん 副代表理事 奥津 尚宏さん 会員 保田 延幸さん

 アタック・メイト和歌山は、いろいろな資格や技術を持った企業OBを会員に持ち、環境保全活動と中小企業の活性化支援を中心に活動する団体です。
 これまで、経済産業省のコーディネイト活動支援事業に採択され、中小企業の支援を行ったり、県のSTOP地球温暖化防止調査研究普及啓発事業を受託するなど行政とも積極的に協働し事業を実施しています。
 また、「子どもたちにものをつくる喜びと感動を知ってもらいたいという気持ちから、技術者集団としての特性を生かし、夢(アイデア)を形に作る体験事業(18年度わかやまNPO協働モデル事業に採択)で『針金アート教室』を主に小学生を対象に実施しています。」と活動の概要について、話してくれました。
 「今年は、中小企業の省エネルギー対策の支援に力を入れたいと考えています。一線は退いても、地域社会の中で企業立国和歌山と呼ばれる県になるよう中小企業を支援していきたいですね。」と話してくれました。

福祉ボランティアの拠点から市民活動の拠点へ


新宮市ボランティア・市民活動センター(新宮市)
会長 品田 顕二郎さん

 もともとは、ボランティア連絡協議会として福祉ボランティアを中心に活動していたのですが、新宮地方には、市民活動の拠点がなく、いろいろな活動をしている団体の情報交換の場がありませんでした。このセンターができたことにより、異業種の交流・情報交換ができ、横のつながり・連携が深まりました。現在、登録団体は93ですが、今後、さらにたくさんの団体、いろいろな団体に参加いただき、協働することにより、もっともっと活力あるセンターにしていきたいですね。
 また、1月21日に“しんぐう元気フェスタ’07”を開催します。震災をテーマに企業・ボランティア・団体・住民・関係機関等がそれぞれの取り組みを紹介します。模擬店や体験コーナー、ステージイベントなどの楽しい催しもあります。ぜひ、参加してください。
しんぐう元気フェスタ’07
日 時:1月21日(日)11:00〜15:00
場 所:新宮地域職業訓練センター
問い合わせ:新宮市社会福祉協議会 電話0735-21-2760

ご利用ください
和歌山県NPOサポートセンター

和歌山県NPOサポートセンターは、県内のNPOをサポートするための施設で、会議・交流スペース、相談スペースなどがあり、貸し出し用の書籍や印刷機、紙折り機などの事務機器も用意しています。また専任のスタッフが団体設立や運営の方法などの相談に応じます。

〒640-8319 和歌山市手平2-1-2 和歌山ビッグ愛6階
電話073-435-5424 ファックス073-435-5425
地域活性化の重要な担い手であるNPOが活躍できる県に
県では、全庁的にNPOとの協働を実践する環境づくり、また、多くの県民のみなさんに活動を理解され、参加・支援が得られる環境づくりを進めています。
地域活性化の重要な、にないてであるNPOが活躍できる県に

和歌山県では県庁全体で、NPOとの協働実践する環境づくり、また、多くの県民のみなさんに活動を理解され、
参加、支援がえられる環境づくりを進めています。NPOと行政との協働のしくみは、つぎのとおりです。

NPOがわは、活動を活性化させ、自立促進にとりくみます。行政のがわは、業務をみなおすことで、協働推進させます。
NPOと行政が、それぞれのとりくみをとおして力を合わせ、県民のさまざまなニーズにあったじゅうなんな公共サービスを提供することにより、
NPOが活躍する県民が主体となった和歌山県が実現します。


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